麦は放浪癖

旅好き麦雄のプログ
出張は 寄道 買い食い 遠回り
腰椎椎間板ヘルニアの手術についても掲載しています。

秋田内陸縦貫鉄道

2011-12-31 14:16:04 | 旅行

10:45 角館駅に到着。近くの駐車場に車を停め、駅に向かった。

角館駅。と思ったらこれはJRの駅舎だった。秋田内陸縦貫鉄道の駅舎は…

JR駅舎の写真左端のこれだった。

11:12発、鷹巣行き急行もりよし号はクリスマス仕様に飾り付けされた車両で、運転士はサンタクロースのお兄さんだった。
しかし、車掌はサンタクロースのおばさんで、こてこての秋田弁。サンタクロースは秋田弁をしゃべるのか。今まで知らなかった。

積雪は地面の全てを隠し、まるで人跡未踏の地を思わせる雪原を走ること2時間。終点の鷹巣駅もJR駅の隅に間借りしたような駅だったが、こちらの駅舎はログハウス風で角館駅より立派。

JRは「鷹ノ巣」だが秋田内陸縦貫鉄道は「鷹巣」。

帰りの便も急行もりよし号。途中の阿仁合駅ですれ違いのために10分以上停車。この駅は北緯40度付近にあるので4をデザインした駅舎になっている。

ところで、サンタのおばさんの案内放送では「かくのだて」の発音が「かくフンだて」だった。秋田弁ではナ行の発音に特徴があるのだろうか??

地吹雪の中を列車は進み、…

マタギの里、比立内で下車。車掌の衣装に注目。

とんでもない地吹雪の中を500mほど歩いて、道の駅「あに」を目指す。目的は熊肉。東海市のいつもの居酒屋に持ち込み、忘年会か新年会は熊鍋だ。

道の駅に到着し、足元を見るとこんな状態。雪質は粉雪、気温は氷点下。
地吹雪の雪は服の目地に入り込み、払っても落ちず、しかも溶けない。
結果、小麦粉を服にぶちまけたような状態になる。そして暖かい室内に入ると一気に溶けて濡れ雑巾に…。

めでたく熊肉1kgを入手し、駅に戻ったのだが…。

駅の手前40mで猛烈な地吹雪に遭遇。完全ホワイトアウトで視界ゼロ。方向感覚も狂ってしまう。
東北では、夜に母屋から離れた納屋に薪を取りに出たまま遭難死する人がたまに発生する、と言う話を思い出し恐ろしかった。
20秒程度で視界は回復したが、風上側の顔面の感覚がなくなっていた。

角館行き普通列車に乗り込み、角館に到着したのは17時過ぎ。すっかり陽は落ちていた。

この路線は、限界集落の寄り合いである北秋田市を南北に縦貫する超ローカル線。10年後は…。いや、ひょっとすると3年後には走っていないこともありうる路線だ。早く乗っておかなければと思いつつ、仙台在住時には乗る機会がなかった。ようやく念願叶い、ホッとした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。