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腰椎椎間板ヘルニアの手術についても掲載しています。

腰椎椎間板ヘルニア 手術について その15 退院・退院後

2012-06-10 17:24:45 | 腰椎手術

5月17日の抜糸の時点で医師から「来週には退院できますよ」と見通しが示され、週明けの5月21日に「いつ退院します?」
実家に帰っている母が私の退院に合わせて私の家に来ることとなっており、また、病院まで迎えに来て下さる近所の知人のスケジュールを調整して、退院日は5月26日となった。

退院の日10:30頃、近所の知人が車で迎えに来て、私の荷物を抱えて車に運び込んで下さった。退院するとはいえ、荷物を持つことができないのだ。
車はセダンタイプ。というか、メルセデスベンツ。車に乗り込むのは良かったが、降りようとすると、体が座席に沈み込んでいるために動けない。革張りの座席でジタバタと格闘し、何とか降りることができた。
帰宅途中で昼食をとり、自宅には12時頃に到着。自宅マンションは4階建てでエレベーターは付いていない。階段には手摺もない。しかし、リハビリと自主トレの成果もあり、難なく3階の部屋にたどり着けた。

退院時に誤解することがないように述べておくが、体は完全な状態ではない。健常な状態と比較すると、できる動きはあまりに限定的すぎる。

  • ごく軽いものしか持てない。
  • 腰を大きく曲げることができない。靴下などを履くときは相当苦労する。
  • コルセットは3ヶ月から6ヶ月は装着し続けなければならない。
  • リハビリ程度の運動は必要だが、走るなどの激しい動きはできない。
  • 坐骨神経痛は数ヶ月かけて徐々に消えるため、退院時点では痛みがキツイこともある。

退院後も定期検査のため、通院することとなる。
私は6月6日にチョット早めの手術後1ヶ月検査で、レントゲン撮影があった。経過は順調らしく、主治医は「うん! これはきれいな写真だ!」と喜んでいた。
次回の検査は7月4日に予定されており、手術後半年間は月に一度の検査があるようだ。

屋外を歩くとき、医者からは既に必要なしと言われているのだが、杖を突くようにしている。外は病院と違い、自転車が飛び出してきたり人ごみでぶつかったりと危険がいっぱいである。健常者であれば、杖を突いて歩く人を見かけたら自然と道を開けるだろう。杖は露払いの役目を果たしてくれるため、俊敏な動きが戻るまでは杖はあったほうが良い。なお、「杖を突く」と書いたが、体重を杖にあずけているわけではない。数歩に一度コツンと突く程度である。杖に体重をあずけるような歩行方法では、本当に杖が手放せなくなってしまう。

職場には6月1日に復帰、母は6月3日に実家に帰宅し、日常が戻ってきた。

【2012年6月30日追記】
退院してから1ヶ月が過ぎての状態を追記。

現在の体の状態は、コルセットを装着したままの現段階で回復できる上限まで到達したように感じている。
午前中、体はスイスイと動かせる。昼休み中はソファーに横たわり、午前中に上半身の重みでめり込んだ腰を回復させている。
しかし午後になると徐々に腰に疲れがたまってきて体の動きがギクシャクとなってしまう。
仕事の内容はずっと座っての事務仕事なので、重量物を持つことや、動き回っての腰への負担はない。しかし、夕方にはかなりの疲れを感じるので、削げ落ちた背筋を回復させなければならないと感じている。

今後、更なる回復を感じられるのは、コルセットが外れてからだと思っている。

また、本日より背筋トレーニングのため、近所の温水プールで水中歩行を始めることにしている。
毎日通っている接骨医から、「週1回では筋肉痛だけで終わってしまい効果がない。最低週2回は通いなさい」と指導された。

【2012年7月8日追記】
7月4日に手術後2ヶ月検診で大学病院へ行った。レントゲンを4枚撮影し(正面正立、側面前屈、側面正立、側面後屈)、主治医の診断によると、「その日の体調を見つつコルセットを外しましょう。」とのこと。普通3ヶ月から6ヶ月かかるところを2ヶ月で通過できたことになる。上出来!
次回の検診は8月。このときに状態が良ければ、その後の検診は3ヶ月に1度になるそうだ。



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