こんなん有りました。
SONY TC-D5 通称カセットデンスケです。
1978年発売。その後メタルテープが使えるD5M、
マイク入力がキャノン仕様のD5PROに派生しました。
この頃のアナログの機械は頑丈に作られています。
金属のボディに無垢のつまみ類、物としての存在感が
あります。
現代の合成樹脂でできた機材とはまるで違いますね。
私がこの世界に入って1年か2年の頃、
阿佐ヶ谷の質屋で質流れ品を購入。
当時は新品を買う余裕はなかったので、普段から中古が置いてある
秋葉原の店や、NHKなど放送局の放出品を扱う店などを
探して歩き回っていました。(確か世紀音響とか言う店にもよく行った)
現代のようにオークションなどで、簡単に欲しい中古品を
探せる時代ではなかったのです。イイ時代になったもんだ。
当時、効果音の録音は、ほとんどこの質流れデンスケで
録音していました。
このデンスケのサイズと肩にかけて上面のパネルで
操作するレイアウト、メーターの視認性などが自分の体に
染み付いてしまったので、後のDATレコーダーやメモリーレコーダー
選びの基準となりました。
ケースはボロボロですが革製なので丈夫です。
第三京浜でバイクの録音中にゴムがほどけてシートから
落下した事があるのですが、ケースの裏とボディーが
削れただけで、メカは何ともありませんでした。
やはりバイク乗る時は革ジャンだよね。
メインを退いた後もナグラのバックアップ機材として
DATが出るまでの間活躍してくれた、たのもしい機材です。
当時乗っていたバイク ヤマハRD250の録音サンプルです。
デンスケで録って6mmテープにしたものをCDに焼いて
保存してあった音。(あ~ややっこしい)マイクは何だったか
覚えていないけど、安いマイクだったはず。
自分でバイクに乗って、道にデンスケとマイクを置いて録ったライブラリー。
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koba-p
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