2年ぶりの先発で今季初登板となった阪神の小嶋が2011年10月13日の横浜戦(現DeNA)以来の白星を手にした。
「長い間勝てていなかったんで、きょうダメだったら次はないという気持ちで臨んだ」。
27歳の左腕はチームに今季初めての貯金2をもたらす好投を笑顔で振り返った。
石川・遊学館高から大阪ガスを経て希望枠で入団しながら、昨季までの6年間で通算3勝と伸び悩んだ。
今回は岩田が2軍落ちして巡ってきた先発マウンド。
最速142キロの直球に110キロを切るカーブやチェンジアップを交えた緩急でヤクルト打線を翻弄。
六回まで無安打で流れを相手に譲り渡さなかった。
踏ん張ったのは七回。
先頭のバレンティンに初安打を許し、四球絡みで2死一、二塁とされたが、代打の岩村に対して3ボール1ストライクと不利なカウントから、外角いっぱいをつくスライダーを3球続け、一ゴロに仕留めた。
7回で4四球も、1安打無失点。
和田監督は「大きな経験になる」と目を細めた。
中西投手コーチは「(調子の)いい者を使っていく」と、さらなるアピールを求めた。
初勝利の余韻に浸る暇なく、次回の登板で首脳陣の信用を、さらに強いものにしたい。
(上阪正人)
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