上海後記
最初に去年12月にhoneydipジュキを通じてプロモーターR氏から中国単独ツアーのオファーがあった。
まずは
え??なんで??
が率直な感想だった。
解散して16年も経っているし4月の下北沢Flowers Loftも10年ぶりの集結だった。
「中国で需要があるとは全く思えないのでツアーは無理です。YUMIちゃんも海の向こうに住んでいるので一ヶ所ならば可能かも」
と返答したと思う。
それから半年間R氏とはお互い翻訳アプリを駆使して毎日10通以上のやり取りを繰り返して上海公演実現へと至った。
R氏による行き届いた配慮、あり得ないVIP待遇。
上海スタッフの皆さん全員温かく最高だった。
きっと年齢的には俺たちの半分くらいだろうけどずっとREDЯUMを好きでいてくれたという気持ちが伝わる。
スケジュール的に最もタイトだったのはYUMIちゃんで上海に着いてホテルにチェックインしたらすぐに会場入り、リハを経て本番、翌朝にはすぐに上海を発つというスケジュールでかなりしんどかったと思うけどさすがのステージだった。
素敵な会場で音も良く、PAの方が日本語を喋れるのは本当に助かった。
日本から自腹で駆けつけてくれたphotographer:sentaro、そしてLOFT大塚くんも観に来てくれて心強かったし日本語で話せることもとても嬉しかった。
SOLD OUTの会場。
歌ってくれてる人もたくさんいる。
曲が終わるごとにビックリするくらいの歓声。
終演後にはグッズを買ってくれた方へのサイン会。
会場の外まで列が伸びている。
カタコトの日本語で泣きながら感想を言ってくれたり、過去の音源を持参してくれた方もたくさんいた。
このサイン会は1時間半にも及んだ。
これだけたくさんの中国の方々がREDЯUMの音楽をずっと愛してくれてたことに驚きと感動と感謝の気持ちでいっぱいの1日だった。
一旦活動はまた白紙。
みんなが生きてるうちにまたやれればいいね。
上海REDЯUM
CINEMATIC SOUND FOUNDATION2025
に関わってくれた上海スタッフのみなさん、
そして観にきてくれた全ての皆さんに心から感謝です。
photo:sentaro