遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

大きな葬儀の湯灌

2006-05-22 07:42:36 | 湯灌の儀式
今日の業務は・・・都内某所。
元大物○○議員さんの湯灌と聞かされ、緊張の中、向かいました。
ご依頼いただいた葬儀社さんもかなり神経を使っているらしく、「くれぐれも失礼がないように・・・」「ご遺族の要望はすべて聞いてあげるように・・・」
いつもより細かい指示です。
(常に失礼がないように、一生懸命やっているつもりですが・・・)

雨の振る中、クルマを走らせ、ご葬家に到着しました。
立派な門の奥に大きな家があります。(大豪邸ってやつです。)

いつものようにお線香をあげ、ご遺族様にご挨拶。
(お部屋の広さと中にある装飾品にビックリ!和室で30畳くらいありました。お部屋には著名人からの御花がたくさん届いてました。)
一緒に組んだ先輩は、ベテランだけあって、物怖じせず、ご遺族の方と打ち合わせしながら進行していきます。

私たちがおこなう湯灌サービスは、寝たきりのご老人をお風呂に入れて差し上げる訪問入浴サービスのようなスタイルで行います。
改造した特殊なクルマでお湯を沸かし、使い終わったお湯を吸い取り、持ち帰れるようになっています。

門の前にクルマを着け、クルマからお部屋までホースを引いていきます。
距離にしてお部屋まで50Mくらいあり、しかも雨が降っているから なお大変です。


私たちが準備をしていると・・・葬儀社の方がトラックでやってきました。
到着するなり、トラックの荷台から棺を次々とお部屋に運びいれ、ご遺族の方に選んでいただいてました。
棺はすべて高級品(布張りの棺や漆を塗ったもの、樅や檜の棺)らしく、5本ならべてみていただいてました。
結局、ヒノキの彫刻入りを選ばれました。(聞いた話によると数百万円だそうです!)
その他の棺は、雨の降る中、葬儀社さんが撤収。

・・・準備と棺が決まり、湯灌がはじまりました。


スミマセン。続きは明日。






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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-05-22 16:50:16
この方はひょっとしてR.M.さんですね?

政界の生き字引的なかたでしたね。

惜しまれます。
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私の知らない世界でした (ゆりり)
2006-05-22 20:55:52
絶対だれかがどこかでやってくれている仕事なのでけれど,今まであまり考えないで生きてきました

死を知ることで生きることのすばらしさに気付くのかもしれません
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こんばんは。 ()
2006-05-22 21:57:19
私のブログに書き込みをしていただき、ありがとうございます。

            今日も湯灌を2件してきました。

移動距離があり、少し疲れましたが、みなさんの肯定的なメーセージを読むと元気になれます。

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