家を建て直した頃から「何かがオカシク」なってきた事。
お母さんが亡くなった事。
残ったのはお墓や必要以上に立派な仏壇のローン。
お母さんの死からご長男が仕事も辞め引きこもりになった事
ご自身が病気・半身不随になった事。
そして次男の死。
全て淡々と語っていましたが「悪いことばかりだった」これまでの生活に
「自分が何かを判断する時、それが本当に正解なのか?
正しい判断をしているはずなのに、決断が下せなくなってね。」
と胸の内をお話してくれました。
「心配してくれる人がいなくなってしまった」とご次男の事を語ります。
実家を出ていたご次男は“建て直したら戻ってくる”という話でした。
でも戻っては来なかったのですが
お父さんのことを心配し電話をくれ
休み度に実家を訪れ、お父さんの衣類やらを買ってきたり話し相手になったり。
登山から戻り休暇中に皆でお墓参りに行く予定だったそうです。
お兄さんとも仲が良く、引きこもってもご次男には心を開いていました。
引きこもりになって語る
お兄さんの“解けない悩み”を夜通し聞いてあげ
上手く言っていないお父さんとご長男の間を取り持ったり。
離れて住んでいても、ご次男がいたからなんとか保っていた家族。
「自分まで駄目になってしまうかもしれない」
もしかしたらそんな思いから、あえて実家に戻るのをやめたのかもしれません。
メイクが終わり「おヒゲを剃るか?」聞きたくてもご長男は戻りません。
電話でやっと聞いてもらい「全て剃る」と判断されたご長男からの伝言。
それが終わっても最後までご長男は戻ってくる事はなく
葬儀屋さんと2人ご長男を納棺させて頂きました。
「お母さんの所へ行って仲良くな」
お父さんは故人様にそう話しかけました。
私は“千の風になって”じゃないけど
いつでもお二人で
最高級仏壇の中から~
お墓の中から~
家のあらゆるところから~
ふらふらどこにでも居て欲しいと思いました。
うっかり仏壇を買わされちゃう優しいお父さんと
繊細すぎるご長男を守って前を向いて生きる勇気を与えて欲しい。
ここのご葬家に明るい風を吹かせて欲しい。
そう願わずにいられない思いで、ご葬家を後にしました。
遺体処置・エンゼルケア・湯灌サービス
ヒューマンケアでは、最期まで故人の尊厳を守るために死顔を整え、ご本人にもご家族にも、人生の最期にふさわしい最高の「グッドフェイス」でお送りいたします。
お母さんが亡くなった事。
残ったのはお墓や必要以上に立派な仏壇のローン。
お母さんの死からご長男が仕事も辞め引きこもりになった事
ご自身が病気・半身不随になった事。
そして次男の死。
全て淡々と語っていましたが「悪いことばかりだった」これまでの生活に
「自分が何かを判断する時、それが本当に正解なのか?
正しい判断をしているはずなのに、決断が下せなくなってね。」
と胸の内をお話してくれました。
「心配してくれる人がいなくなってしまった」とご次男の事を語ります。
実家を出ていたご次男は“建て直したら戻ってくる”という話でした。
でも戻っては来なかったのですが
お父さんのことを心配し電話をくれ
休み度に実家を訪れ、お父さんの衣類やらを買ってきたり話し相手になったり。
登山から戻り休暇中に皆でお墓参りに行く予定だったそうです。
お兄さんとも仲が良く、引きこもってもご次男には心を開いていました。
引きこもりになって語る
お兄さんの“解けない悩み”を夜通し聞いてあげ
上手く言っていないお父さんとご長男の間を取り持ったり。
離れて住んでいても、ご次男がいたからなんとか保っていた家族。
「自分まで駄目になってしまうかもしれない」
もしかしたらそんな思いから、あえて実家に戻るのをやめたのかもしれません。
メイクが終わり「おヒゲを剃るか?」聞きたくてもご長男は戻りません。
電話でやっと聞いてもらい「全て剃る」と判断されたご長男からの伝言。
それが終わっても最後までご長男は戻ってくる事はなく
葬儀屋さんと2人ご長男を納棺させて頂きました。
「お母さんの所へ行って仲良くな」
お父さんは故人様にそう話しかけました。
私は“千の風になって”じゃないけど
いつでもお二人で
最高級仏壇の中から~
お墓の中から~
家のあらゆるところから~
ふらふらどこにでも居て欲しいと思いました。
うっかり仏壇を買わされちゃう優しいお父さんと
繊細すぎるご長男を守って前を向いて生きる勇気を与えて欲しい。
ここのご葬家に明るい風を吹かせて欲しい。
そう願わずにいられない思いで、ご葬家を後にしました。
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