10月18日は、期待したとおり楽しい日となりました。まず、息子の幼稚園最後の運動会では、今年もかけっこはダントツ1位でした。息子をタイヤに乗せ私がロープを使って競争する競技も楽しかった。そして、リレー競技は、残念ながら5位に終わってしまいましたが、息子にとっては、初めてのリレーでトラック1周を一生懸命走り、一人追い抜いたことに関しては、「よくやったね!」と褒めてあげました。
そして、映画の話ですが、WOWOWにて「イーグル・アイ」が公開されることを記念して日本未公開作「ディスタービア」を見ました。アメリカで2007年に公開され大ヒットしたとのことでしたが、大ヒットしたことも肯ける期待どおりの出来栄えに大満足でした。
ところで、最初に訂正があります。この作品は、スピルバーグ率いるドリーム・ワークスの製作だが、スピルバーグ自身は、製作総指揮を担当していませんでした。ごめんなさい。
監督は「イーグル・アイ」でも監督を務めているD・J・カルーソ。主演は、「トラスフォーマー」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、そして、最新作「イーグル・アイ」のシャイア・ラブーフ。共演は、キャリー=アン・モス、デヴィッド・モース、サラ・ローマー。
タイトルのディスタービアとは、のぞきの意味。冒頭のシーン。近所の家をのぞき見するシーンから始まるのかと思いきや以外なそれも心温まるシーンから始まります。父と息子が、仲良く楽しげに釣りをしているのです。この映像は、まるで「リバーランズ・スルーイット」を見ているようで綺麗です。その後、釣りを終えた親子は、車に乗り込み帰宅する途中に「激突!」さながらの出来事に会い、父が亡くなります。
父の死をきっかけに息子が、高校で教師を殴り自宅軟禁となります。ここからが、「裏窓」を思わせるようになります。設定は、全然違いますが。退屈でしょうがない毎日の生活。それも外出が許されるのは、自宅の庭まで。毎日、警察が監視して違反に近いことをするとパトカーに乗った警察官が来て注意を促すというしまつ。そんな生活の中で、退屈しのぎに近隣の家をのぞき見したことから恐怖の殺人事件に巻き込まれていきます。ここから最後のラストまでは、「モンスター・ハウス」、「13日の金曜日」を彷彿とさせる設定で楽しみさせてくれます。
殺人鬼を演じた俳優の名前はわかりませんが、まるで「羊たちの沈黙」でレクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスのように怖かったです。この登場人物の他にも出てくる人は、皆、魅力あるキャラクターばかりです。息子の母親。高校のクラスメートで親友の日系アメリカ人。隣に引っ越してきた美人の高校生の女の子。警官。この警官は、主人公に殴られた教師のいとこ。
舞台は、アメリカ郊外の住宅地。シャイア・ラブーフ演じる主人公の家は、レンガ造りでポーチ付の素敵な家。アメリカの輸入住宅の家に憧れている我が家にとっては、とても参考になりました。
それと相反するのが、殺人犯の家。しかし、映画的にはとても興味深いです。家の間取りを始めとした住宅構造。遺体の隠し場所は、どこなのか?これが、映画の見所のひとつになります。
監督のカルーソの演出、シャイアの演技が素晴らしかった。本当に堪能しました。監督のD・J・カルーソもシャイア・ラブーフもスピルバーグ製作作品でブレイクしました。特に監督のカルーソについては、久し振りに過去の作品から次回作を見るのが待ち遠しい若手監督となりました。スケールは、だいぶ違いますがスピルバーグのデビューの頃の衝撃に似たもの感じました。第二のスピルバーグになるよう期待しています。末永くお付き合いできる監督になるように!
一方のシャイア・ラブーフですが、、「トラスフォーマー」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」と彼を見てきましたが、今回の「ディスタービア」の演技が一番良かった。
さあ、今度は、「イーグル・アイ」がとても楽しみになりました!