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スピルバーグと映画大好き人間、この指とまれ!

カフェには、映画が抜群に良く似合います。
大好きなスピルバーグとカフェ、アメリカ映画中心の映画エッセイ、
身辺雑記。

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2017-03-20 19:29:11 | 連載コラム~スピルバーグ~

皆様、お久しぶりです!

スピルバーグ監督の作品、見てますか?

昨年、秋に公開された「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

は、いかがでしたか?

この作品は、「E.T.」、「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」

につぐカンヌ国際映画祭に出品されました。

興行成績は、いまいちでした。ありきたりの古びたストーリーに一般の

観客は、興味が無かったのでしょう。

 だが、スピルバーグファンの私としては、原作が楽しく読めたので、

よくぞその世界を素晴らしい映像マジックで再現してくれたので、

満足しました。

 特に主役のソフィーの演技が、良かった。また、スピルバーグの

カメラワーク演出、ジョン・ウィリアムズの音楽、そして、今は亡き

メリッサ・マシスンの脚本が、映画にパワーを与えていました。

 この3人は、「E.T.」のメンバーです。

ただ、マーク・ライランスのBFGの演技には、特撮なので少し違和感が、

あったのが残念でした!

 

 

 

 

 


「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-09-21 06:52:07 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(1989)は、未来と1985年の現在を往来している面白い作品であるが、あまりにも行き過ぎた未来のシーンが、多くてちょっとついていけない映画。ただ、『ジョーズ』の続編が映画館で上映されているシーンは、大いに笑える。

 夢(1990)は、スピルバーグが尊敬する黒澤 明監督作品。この作品は、スピルバーグが、製作総指揮に携わっているのでないが、ワーナー・ブラザース映画を通して全世界配給を実現させた全面協力作品として記憶に留めておきたい。黒澤の自伝的作品であるところが興味深い。「こんな夢を見た」がキャッチコピー。特に少年時代、戦争、雪女、スコセッシ監督が演じるゴッホ、笠 智衆演じる水車のある村のエピソードが面白くお薦めします。そして、何と言っても黒澤監督の分身を演じた寺尾氏の演技が素晴らしい。詳細に関しては、スピルバーグに影響を与えた監督のコラムを見てください。

 ところで、今は見たいとは思いませんが、いずれスピルバーグにも黒澤のような『夢』と題した映画を自ら脚本も書いて監督して欲しい。

 


「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-09-03 05:52:13 | 連載コラム~スピルバーグ~
 「ロジャー・ラビット」(1988)は、スピルバーグが愛弟子であるロバート・ゼメキス監督と組んだ人間とアニメの合成映画。ボブ・ホプキンス扮する探偵と相棒であるウサギが主人公。

 「リトルフットの大冒険/謎の恐竜大陸」(1988)は、盟友であるジョージ・ルーカス監督も共同でプロデューサーを務めているアニメ作品。スピルバーグのアニメと恐竜好きにより製作された作品で、後の監督作品である「ジュラシック・パーク」や「ロスト・ワールド」の萌芽が見られる。

 「晩秋」(1989)は、家族や老い、死を温かくみつめたヒューマン映画。ビリー・ワイルダー監督とのコンビで有名な喜劇俳優ジャック・レモンが老いた父親を熱演していたのが印象に残る。秋にじっくりと見れるファミリー映画でもある。



「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-08-03 06:09:49 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 「インナースペース」(1987年)は、とにかく面白い。スピルバーグがジョー・ダンテ監督と3度目のタッグを組んだ作品。SF映画の名作「ミクロの決死圏」のコメディ版。

 主演にデニス・クエイド、メグ・ライアン(新婚カップル役)、そして、マーチン・ショート(友人役)の3人の演技が素晴らしい。コメディ、友情、三角関係を絡めた演技がいい。

 ジェリー・ゴールドスミスの音楽がいい。シャープな音楽。マーチン・ショートの口に入ってしまったクエイドをマーチン・ショートとメグ・ライアンが、協力してクエイドを無事に脱出、生還させる。マーチン・ショートは、内向的なスーパーマーケットのアシスタント・マネージャー、デニス・クエイドは、外向的なテスト・パイロット、メグ・ライアンは、ジャーナリスト。

 秘密に進められていたヒューマン・スモール計画。特殊潜航艇である体内探査艇K2のパイロットのクエイドが、船艇ごとミクロ化し実験のため本当は、うさぎに入るはずだったのにショートの体内に間違って入ってしまった。

 ミニチュア化に必要な2枚のマイクロチップをめぐって謎のスパイ団が、マーチン・ショートとデニス・クエイドを追っかける。内向的なマーチンとデニスが、一心同体となって逃げ回る楽しさ。特にサンフランシスコの有名な坂道でのカー・チェイスのシーンが面白い。

 映画のラストにかかるテーマ主題歌であるロッド・スチュワートが歌う「ツイストで踊りあかそう」がとても印象に残る。これは、サム・クックのナンバーをカバーしたもの。

 


「スピバーグ印作品あれこれ」

2008-06-29 08:19:21 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 「グーニーズ」(1985年)は、スピルバーグが原案もてがけている。宝探しにでかける7人の少年・少女の冒険物で、「オーメン」「スーパーマン」のリチャード・ドナーが監督を担当した。シンディー・ローパーの歌う主題歌「グーニーズはグッドインナフ」は話題を呼んだ。 

 また、特に印象に残っているのは、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」のショート・ラウンド役のキィー・フォイ・クアンが主役の少年の一人として出演し熱演していたこと、少年・少女が自転車に乗るシーンのバックにかかる軽快なディーブ・グルーシンの音楽です。

 「マネー・ピット」(1986年)は、家を舞台にしたドタバタコメディでトム・ハンクスとシェリー・ロングが主演している。

 「アメリカ物語」(1986年)は、スピルバーグ念願の初アニメ。ディズニー好きのスピルバーグらしい。ネズミを主人公にしているのは、ディズニーのキャラクターであるミッキーマウスに敬意を表しているのか。ストリーは、ロシア系ユダヤ人一家が、新天地を求めて苦難の末アメリカへやって来る中で、主人公の息子ファイベルが、家族と離れ離れになる。スピルバーグのおじさんやおばさんに捧げた作品でもある。ジェームズ・ホーナー作曲によるリンダ・ロンシュタットが歌う主題歌「サムウェア・アウト・ぜア」は、名曲となった。

 


「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-06-25 05:50:38 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)は、ユニバーサルスタジオのアトラクションにもなるほどの有名な作品で、おそらくスピルバーグがプロデュースした作品の中で一番ヒットしたもの。監督には、ロバート・ゼメキスがあたり、脚本を書いたのはゼメキスとボブ・ゲイル。主演には、博士の手伝いをする高校3年生のマーティー役にマイケル・J・フォックス、マーティーの母親役エレンにリー・トンプソンが演じ、彼女は17歳の少女時代も演じている。科学博士ブラウン役にはクリストファー・ロイドが演じている。ヒューイ・アンド・ルイスが歌う主題歌「パワー・オブ・ラブ」が大ヒット。音楽は、ゼメキス作品が多いアラン・シルベストリー。このシルベスリーが作曲したテーマ曲は、印象に残り作品を忘れがたいものにしている。

 青春コメディーものの映画として代表格的作品。息子が、若き父と母に出会い恋のキューピット役になる。スピルバーグらしくアメリカ郊外が舞台。1985年から1955年へブラウン博士が開発したデロリアンの車に乗ってタイムスリップする。1950年台は、ロックを始めとして若者文化が生まれた年代。

 特に主演のマイケル・J・フォックスは、テレビドラマ「ファミリー・タイズ」とうコメディで人気が沸騰しこの映画に起用された。彼には、小柄だが身のこなしが速、く天性の明るさがある。その持ち味がこの作品で100パーセント生かされた。15歳、16歳のころガレージバンドでギターとロックに夢中な時代を過ごしたため、映画の高校のダンスパーティのシーンで後のチャックベリーの「ジョニー・B・グッド」を自ら歌いギターを弾いているが、とても格好いい。この映画で大ブレークを果たしその後の活躍はめざましいものがあった。「再会の時」「摩天楼はバラ色に」等に出演し、「スチュアート・リトル」ではネズミの声を演じている。しかし、パーキンソン病を患いどうしているか心配していたが、久しぶりにテレビでアクターズ・スタジオの学生を前にして自らを語る番組を私は見たが、病と闘いながもユーモアを忘れないマイケルに感動した。

 また、リー・トンプソンは、可愛さいっぱいに少女時代を演じていて今も忘れられない女優の一人だ。


「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-06-12 06:36:15 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 「グレムリン」(1984年)は、クリスマスに家族で見たい映画の一本。愛くるしさと恐怖が味わえるファンタジーでまさしくスピルバーグタッチ。クリスマスイブの夜、キュートな生き物キズモが、人間が3つの約束を守らないために凶暴化小悪魔的動物グレムリンに変身する。

 監督が「ピラニア」「ハウリング」のジョー・ダンテ。どちらも怖い作品だが、特に「ハウリング」は、狼男映画の代表作としてヒットし、その後、ダンテは、「トワイライトゾーン」でスピルバーグと組む。脚本が、「ホームアローン」や「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を監督したクリス・コロンバス。音楽が、ジェリー・ゴールドスミス。いやあー。今、振返っても豪華です。

 舞台が、アメリカ中西部の小さい町で「素晴らしき哉、人生!」やノーマン・ロックウェルの絵に登場するような町。たった一軒しかない映画館でグリムリンが、「白雪姫」を見ながらハイー・ホーを歌う。20歳の銀行員青年ビリーが、発明家の父親からチャイナタウンで買ってきたペットのモグワイをプレゼントされた。この設定の父が発明家であるというのは、スピルバーグの父親が技術屋の職業に就いていた影響と思われる。また、ちなみに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも博士が出てくる。そのペットをキズモと名付けて可愛がった。

 しかし、3つの約束のうちの一つである水に近ずけてはいけない、けっして水に濡らさない約束を破ったためにペルツア一家と町全体が恐怖のどん底に陥る。

 また、キズモとビリー青年の出会いと友情も描かれている。スピルバーグは、クリス・コロンバスの脚本にほれ込み映画化した。モグワイは、猫と犬の間の子。ところが、グレムリンになると怖くて憎らしいモンスターになる。それも単体ではなく複数に増加する。このシーンは、本当に不気味で怖いですぞ。

 


「スピルバーグ印作品あれこれ」

2008-05-31 06:45:56 | 連載コラム~スピルバーグ~

 スピルバーグ的なものを探し楽しむ。」と橋本 勝 氏が、2000年現代書館から出版している『スピルバーグ』)の中で書いているが、まさしくそのとおりだと思う。それに加えてスピルバーグによって見出された監督や俳優の成長過程を知るのもこの上なく楽しいものだ。

 1980年代に入ると1984年に「アンブリン・エンターティメント」を作り本格的にプロデュサーとなる。

1990年代に入ると「ドリームワーク」を作る。彼は、プロデューサーの時は企画し資金提供をする。

 今回は、特に印象に残っている作品を中心に主なものを簡単に振り返ってみたいと思う。いかにスピルバーグの映画におけるアイデアが膨大であるかわかるにちがいない

 初製作総指揮作品の「抱きしめたい」(1978)は、アメリカにおけるビートルズ人気絶頂時代をファンの目を通して描くコメディで、ロバート・ゼメキス初監督作品。この作品には、まぎれもなくスピルバーグが青春を過ごした時代である1960年代が色濃く反映されている。

 「ユーズド・カー」(1980)は、ロバート・ゼメキスが続いて監督した作品で、中古車販売競争をめぐるコメディ。

 「Oh!ベルーシ絶対絶命」(1981年)は、「1941」にも出演したジョン・ベルーシ主演のコメディで注目するは脚本を書いているのが「レイダース/失われたアーク」の脚本も担当したローレンス・キャスダンである。

 「ポルターガイスト」(1982年)は、スピルバーグの原案・脚本で監督は、B級ホラー映画の鬼才であるトビー・フーパーである。彼は、「悪魔のいけにえ」「ファンハウス惨劇の館」を監督しており、この作品以後、「スペース・バンパイア」を監督して大ヒットをとばしている。音楽は、ホラー映画といえばこの人「オーメン」や「エイリアン」のジェリー・ゴールドスミス。アメリカの郊外が舞台。家族、子ども、ホラー映画、テレビというスピルバーグの好きなアイテムが網羅されている。そして、スピルバーグの少年時代の体験や記憶が色濃く反映されている作品として忘れてはならない。スピルバーグは語っている。「特に私が生まれ育ったアリゾナ州スコッツデールの町をイメージにセットをデザインした。」また、たびたびスピルバーグは撮影現場を訪れ指揮した。

 ポルターガイストとは、死者の霊により心霊現象や超常現象を起こす力のことを言い、実際に起こっている。新興住宅に越してきた一家が、ポルターガイストに襲われる。主人公は、5歳の末娘キャロル・アン。彼女が、ふとしたことから何も映っていないテレビと交信をし始める。その後、数々のポルターガイスト現象が起きる。地震や停電がこの家だけに発生する。ある真夜中に7歳の長男ロビーが、雷鳴と稲妻で目を覚ますと大きな音をたてて窓の外の木が風の中で踊りだし枝が窓ガラスを破ってロビーを襲う。ロビーをつまみあげ窓の外へひきずりだす。そこへ父スティーブがかけつけてロビーを助ける。大木は、強風の中へ姿を消す。そして、とうとうキャロル・アンの部屋から彼女が消える。ここから、母ダイアンを中心にしての娘の救出劇が始まる。ダイアンが娘を助けようとする過程で、死霊の力により自宅の部屋の天井にへばりつけにされるシーンは、特に特撮の素晴らしさが感じられる。手がかりは、テレビから聞こえるキャロル・アンの声。そして、キーワードは、お墓である。「ジョーズ」と同じくホラー映画なのに何度も見たくなる面白さがある。


「スピルバーグ来日の軌跡」

2008-05-30 05:10:51 | 連載コラム~スピルバーグ~

 

 2006年の暮れか2007年正月ごろか?と思われるが、「モンスター・ハウス」の映画のPRが目的で秘かに来日。読売新聞じのインタビューに答えている。

 この時に嬉しいことにインディ・ジョーンズが次回監督作であることも語っていた。

スピルバーグよ!来日を待っているよ。

 次回からは、「スピルバーグ印作品あれこれ」と題してスピルバーグが製作に携った作品のことを書きますので、お楽しみあれ!!
 


 


「スピルバーグ来日の軌跡」

2008-05-29 05:58:35 | 連載コラム~スピルバーグ~

 2005年6月13日来日に「宇宙戦争」のジャパン・プレミアで来日。六本木ヒルズにて開催された。しかし、開催されるまで紆余曲折があった。

このニュースを知ったのは、4月5日(火)フジの目覚ましテレビとスポーツニッポンからだった。「スピルバーグ・トム・ダコタ6月13日武道館でワールドプレミア。」スピルバーグ57才、トム42才。スピルバーグが、大の親日家なのでワールドプレミアという晴れの舞台に日本を指名したとのこと。ハリウッド超大作が日本で初披露されるのは異例。当日の演出は、日米間で煮詰めるが約7000人を招待する予定。海外メディアの取材も殺到しそう。レッドカーペット、2人のファン・サービスも予想されるとのことと報じていた。

 ところが、盗撮防止のため、会場が変更。一般のお客は、映画は観られないが、イベントには参加できるとのことだった。映画は、マスコミ関係者や映画関係者のみ観賞できる。会場は、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズにて開催が決定となる。

 6月12日(日)。ダコタ・ファニングが成田到着へpm3:00に到着。スピルバーグ&トム・クルーズは、プライベートジェット機で来日。成田到着へpm8:00に到着。ファンサービスにサインをした。

 6月13日(月)。スピルバーグは、黒澤 明賞受賞のトロフィーを持参して、小泉首相を訪問。世界に先駆けての試写会(900人のマスコミ関係者が参加)を実施。その後、記者会見、スピルバーグ、六本木ヒルズにてpm5:00からレッドカーペット・セレモニー。来日メンバー全員(プロデューサーのキャスリ-ン・ケネディも来日)で約100メートルのレッドカーペットを約1時間40分かけて歩き、約800人の大声援に応えた。

 舞台挨拶では、「今までのSFに欠落していた人間からの視点を融合させた。かつて、やったことがないことができた。達成感がある」「皆さんが感じたことが映画のメッセージ。まかせるよ」と語っていた。

 その後、トムとスピルバーグは日本に24時間滞在して機上の人になった。もう少しいてくれれば良かったのに。

 次回へ続く!