olive日記

膠原病(SLE)のことや、同居中の保護猫・インコ・島で暮らしていた時の話し・・・日々の感じたことを日記として書いています

挑戦5日目

2020-05-09 18:40:52 | 自分のこと

暴風雨のいち日です。

台風みたいな風が窓を打ち付け、激しい雨が時折降り

外へでるのも面倒な日でした。

その分 時間が経つのもすごく長く

気持ちも苛つくことが多くあります

落ち着こう。こんな時は書いたり読んだりして忘れよう。

 

ブックカバーチャレンジ5日目。

自然とは共存できない。

自然の下では人間は非力である。

痛いほど突きつけられた、西表島での7年間でした。

 

移住した翌日でしょうか。

ヘリコプターの音で空を見上げると島の人が

「ドクターヘリだよ。石垣島へ搬送するためのね」と。

この島には救急車はもちろん、入院施設も手術する施設もありません。

手術を必要とする怪我や、盲腸炎でさえもヘリで搬送することになります。

 

ヘリで搬送すれば良いのでしょ?救急車と同じでしょ?

単純に思ってしまいますが、ここには自然が関与してきます。

ヘリが飛べない風では搬送ができません。しかも飛行できる時間帯が決まってます。

ヘリに来てもらっても、風の強さによっては搬送できなくなります。待機・・・。

治る病気も 自然の前では、どうにもできません。

あ・・・覚悟が必要だ。

自分自身の死に対しての覚悟ができても、

家族に対しても同様に覚悟することできるのだろうか。

 

小さな島です。高齢者も多い。

マラリアで大勢の死者を出した島。

今回のコロナでどれだけ、不安を募らせているでしょうか。

 

島には医者が2名しかいません。東と西に1人ずつ。

24時間365日体制・・・。

任期を終了すると、大概の先生は島を出ていきます。

この本の先生は、珍しく(笑)島に長く滞在し関わってくれました。

 

私が仕事で火傷をし、アロエやら軟膏で治そうとしたら

ひどいことになり・・・(皮膚が弱いので化膿し大事になりました)

軟膏を塗った話しをすると苦笑いをしながら、水で洗い

当時はまだ主流ではなかった「湿潤療法」で治療をしてくれました。

さらに、小指の先を包丁でザックリ切った時は3針 パパっと縫い

「はい 抜糸まで来なくて良いからね」終了。

手際よく淡々と治療してくれた先生でした。

(当時の様子がブログのどこかに書いてあります)

 

あまり話す機会がなく、何を考えているのか正直わからない先生でした

こうして本にして読むと、あ・・・もう少し話しをしてみたかったな。

そう思えたり。思えなかったり。

その後、南極へ医者として同行したそうです。

 

 

 

 

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