olive日記

膠原病(SLE)のことや、同居中の保護猫・インコ・島で暮らしていた時の話し・・・日々の感じたことを日記として書いています

学びたい。という欲

2019-08-23 20:16:22 | 自分のこと

まだ私が仕事を始めて数年目の頃に

駆け出しの嘱託医として時々、来所していた先生。

優しい笑顔と 物腰の柔らかさで、評判がとても良かった先生。

それから もう30年近く過ぎ、職場を違う場へ移し

講演会や出版された本もたくさん。

本を読む限りでは、子どもたちの言いたいことを 

私達へ橋渡しをしてくれている先生にも思えました。

 

でも先生の拠点は信州。

追っかけて講演会を聞きたい。と思うにも日帰りでは無理。

全国行脚があっても、なかなか近くまで来ることもなくて。

いつかは 聞きたい遠い存在の先生でした。

ところが、ほんの数週間前に先生の投稿で私の住む県で

教師を対象とした講義の一部を、県民に限り公開講座を開催することを知り

大急ぎで申し込みをし、そして今日。聞きに行きました。

 

不登校になってしまう子どもたちを 未然に防ぎたい。

心の中で言えずに困っていることに 幼児期から目を向けて欲しい。

現場の先生方を相手に、後半は子どもたちに代わって

子どもたちに対し『指示に対しての応答』ではなく

『提案に対して合意』をしながら授業をすすめて欲しいと。

指示された事柄に対し、子どもたちは・・・

どうしたら良いのか言えずに困っているよ。

指示されたから応えようと一生懸命がんばり過ぎてしまうよ。

だから 合意をしながら授業を進めて欲しいと。

 

後半は先生の視線が鋭くなり、子どもたちを守る為に先生相手に

身体を張り 言い辛い事柄を はっきりと述べていました。

先生が次第に侍のように見えたのは・・・私だけでしょうか。

今は信州を拠点としていますが、最初に関わった子どもたちと

現在も関わる機会があると・・・。嬉しかった。

先生にとっても はじめの一歩だったのかな。

 

地域講座で高齢者の話しを、聞く機会が多かった数日間。

あ。私は子ども達の分野を まだまだ学びたい。

痛切に感じた3時間でもありました。

何に活かせるのか?すぐに活かせる場所は?

答えることは できませんが、でも自分らしく 居られる時間でもあります。

 

 

写っていませんでしたが 空には うろこ雲が。

秋が また 近づきました。

 

 

 

 

 

 

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