オリーブサイクルなう

香川県飯野町スポーツ自転車店の情報発信ブログです。

初めてのビンディングペダルの選び方(後編)

2017-06-17 21:32:31 | うんちく・小ネタ

こんにちは

前回に引き続き「ロードバイクビンディングペダルの選び方」の後編をお伝えします。
今回はSPD SLタイプの代表的なメーカー4社を比較いたします。


まずは国内で一番流通しているであろう「SHIMANO」のビンディングペダル
「SPD SLのビンディングペダルと言えばコレ」と言うくらいスタンダードな形状です。
グレードによって感触に違いはありますが、ダイレクトな踏み味と国内企業の強みで
リーズナブルなお値段で良い物があります。
どれにするか迷ったら「SHIMANO」を選んでおけばハズレは無いと思います。


そしてビンディングペダルの元祖「LOOK」
お断りをしておくと店長、恥ずかしながらLOOKペダルを使ったことがありません
なのでお客様の感想を参考にご説明いたします。
形状は「SHIMANO」とほぼ同じ
違いは脱着が「SHIMANO」よりしやすい印象です。
上位グレードはカッチリとした装着感で踏み込んだ時のパワーロスが少ないそうです。


そして「LOOK」を追随してビンディングペダルに参入した「TIME」
現行モデルの「XPRESSO」は上記2社がコイルスプリングを採用しているのに対し
カーボンによる板バネでクリートをキャッチしています。
ですので非常に脱着がしやすいです。
脱着に不安がある初心者にお勧めです。
装着感ですが、「TIME」はわざとペダル上で左右2.5度の遊びを設けています。
メリットは完全固定されないので膝に優しいと言えます。
またコーナリング時、自然と遊び部分に荷重移動するのでコーナリングがしやすくなっています。
デメリットは遊びによってパワーロスが生まれる事でしょうか
個人的にはデザインが一番格好良いペダルだと思います


そして特徴的な形状の「SPEEDPLAY」
イメージとしてペダル軸が自転車につき、ペダルの踏み面がクリートと一体化している感じでしょうか
他のメーカーと全く作りが違っており、ペダルの両面でキャッチできます。
それによって素早くはめることが出来るのでレースでもたつくことがありません。
脱着も他メーカーがクリートの先をペダルに差し込んで踏み込むのに対し、
ペダルとクリートの面と面を上から合わせる様に踏み込むようになっています。
この感覚に慣れるまでが初心者には難しいかも知れません
その他の特長としてクリートのシューズ設置可動域がずば抜けて広い事です。
上下左右に大きく動かせるので細かいポジションにこだわる方にお勧め
またペダル形状が円形なのでトゥイン、ヒールアウトなどのセッティングも出来、
クリート可動域も大きくとることが出来るので「緩めにして膝に優しく」「キツメにしてダイレクトなペダリング」と
好みに応じて使い分けることが出来ます。
ちなみに店長は趣味用バイクにスピードプレイを愛用しています

 写真はスピードプレイですが各社グレードに応じてペダルシャフトを「クロモリ」や「ステンレス」と
使い分けています。
「クロモリ」の特長は重い事ですが、それ以外に良くしなる金属なのでロングライド時に
膝に優しいというメリットがあります
それに対して「ステンレス」はクロモリに比べて軽量でシャフトは硬めです。
シャフトが固いと脚へのダメージが増えますが、パワーロスが少なくなるのでより速く走れます

以上がざっくりとしたSPD SLタイプのメーカー別の説明です。
購入を検討の方は参考にしてくださいね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする