goo blog サービス終了のお知らせ 

フテイキログ

不定期更新。

ご苦労さま。

2006年07月27日 | ニュース系
日本語の使い方は何かと難しい。
 仕事後、目上の人に「ご苦労さまでした」と言葉を掛ける人の割合が15%に達し、主流を占める「お疲れさまでした」を侵食していることが26日、文化庁の「国語に関する世論調査」で分かった。同庁は「慰労の言葉は、本来は目上の人から掛けるもの」と説明する一方、厳密な使い方は必ずしも定まっていないとしている。

まあ日頃から、気の置けない友人とか家族とか内輪以外には、「上」とか「下」とか、相手によって態度を変えるような事をせず、基本的に丁寧に接するよう心がけて、それなりの言葉をふつうに使っていれば、そんなに問題は起きないと思うのだけれど。
年上だろうと年下だろうと、立場が上だろうと下だろうと、普通に謙虚に人と接していれば、言葉遣いなんてそれほど難しくはないのだし。

というか、言葉は字面だけではなくニュアンスというか雰囲気に左右されるので、「ご苦労さま」でも、後ろに「でした」とつけて丁寧に言えば、それほど違和感はありません。
任侠映画などでも、出所してきた親分に子分が深々と頭を下げて「おつとめ、ご苦労さまでした」という場面などがよくあるし。
しかし、たとえば外から戻ってきた上司に部下が椅子に座ったままふんぞり返って、いくら丁寧に「お疲れさまでした」と言っても、態度でNGです。

ただ厳密な話となれば、「お疲れさま」だろうが「ご苦労さま」だろうが、下の者が上の者を「労う」というのはおかしな話なので、やはり結局のところはその「言い方」のような気がします。
実際、別れ際の挨拶としての「お疲れさまでした」などは、「上」も「下」もなく、ふつうに使われていると思うし。

参照記事:Yahoo!ニュース

最新の画像もっと見る