アメリカで最も危険な都市は、ニュージャージー州にあるカムデン(Camden)というフィラデルフィア近郊の街で、その街の殺人発生率は国の平均の10倍、強盗発生率は同じく7倍なのだそうです。
これはアメリカのMorgan Quitno Press社が、FBIの公表した統計を元にしながら、凶悪犯罪が発生する割合に基づいてアメリカ国内369の都市を順位付けしたものらしいのですが、割合なんてものは単なる目安にしかならないので、このランキングで1位になったからといって、そのまま「街の治安は最悪」という話にはならないような気はします。
対象の分母が大きければ、分子が多少大きくても、割合的には低くなってしまうし、だいたい「平均」なんてもの自体、あまり意味がありません。
このような調査の場合、どういう計算方法を用いるのかは知りませんが、基本的に自分は「確率」とか「割合」というものを、ほとんど信用していません。
まるで意味がないとまではいいませんが、それを基準にして重大な何かを考えることは危ないと思っています。
単純な話、たとえばひとつの郡の中に五つの町があったとして、そのうち、ひとつの町で年間百件の殺人事件が発生し、他の町ではそれぞれ五件だったとしても、郡として各町の平均を割り出そうとすれば、120件を5で割ることになるので、「その郡の各町では年間平均24件の殺人事件が起きている」という結果となり、結局どの町の実態ともかけ離れてしまい、数字だけが独り歩きを始めてしまいかねません。
ちなみに最も安全な都市は、マサチューセッツ州ボストン郊外のニュートンという街で、殺人事件は一件も起きていないのだそうです。
参照記事:Yahoo!ニュース
カムデン市のウェブサイト:City of Camden New Jersey
これはアメリカのMorgan Quitno Press社が、FBIの公表した統計を元にしながら、凶悪犯罪が発生する割合に基づいてアメリカ国内369の都市を順位付けしたものらしいのですが、割合なんてものは単なる目安にしかならないので、このランキングで1位になったからといって、そのまま「街の治安は最悪」という話にはならないような気はします。
対象の分母が大きければ、分子が多少大きくても、割合的には低くなってしまうし、だいたい「平均」なんてもの自体、あまり意味がありません。
このような調査の場合、どういう計算方法を用いるのかは知りませんが、基本的に自分は「確率」とか「割合」というものを、ほとんど信用していません。
まるで意味がないとまではいいませんが、それを基準にして重大な何かを考えることは危ないと思っています。
単純な話、たとえばひとつの郡の中に五つの町があったとして、そのうち、ひとつの町で年間百件の殺人事件が発生し、他の町ではそれぞれ五件だったとしても、郡として各町の平均を割り出そうとすれば、120件を5で割ることになるので、「その郡の各町では年間平均24件の殺人事件が起きている」という結果となり、結局どの町の実態ともかけ離れてしまい、数字だけが独り歩きを始めてしまいかねません。
ちなみに最も安全な都市は、マサチューセッツ州ボストン郊外のニュートンという街で、殺人事件は一件も起きていないのだそうです。
参照記事:Yahoo!ニュース
カムデン市のウェブサイト:City of Camden New Jersey