とあるスナックで
小林
コー
小林
コー
小林
コーさん、天野統康(もとやす)は、いろいろんな本で又は講演で、主流の経済学は共通して間違ったところがあると言っていますが、どういうことですか。
コー
リチャード・A・ベルナーが初めて指摘した所だな。彼の本の、<虚構の終焉>に詳しく書いてある。いろいろ数式が出てきてちょっと難しいけど。
まずこの公式が間違っているということらしい。
(通貨供給量) × (流通速度) = (生産量) × (実体経済の商品価格=物価)
まずこの公式が間違っているということらしい。
(通貨供給量) × (流通速度) = (生産量) × (実体経済の商品価格=物価)
小林
この式のどこが間違っているんですか。
コー
うん、この式は、右辺と左辺は、イコールになる筈がないといっている。
右辺は、(名目GDP)といって、実体経済の取引のみをあらわしている。金融経済の取引は含まない。
ところが、左辺の(通貨供給量=<現金>+<預金>)は実体経済と金融経済に分けられない。
だから、右辺と左辺は イコール ではない
当たり前といえば当たり前だが。そんな難しいことでもないと思う。(流通速度)がどんな値をとろうがとるまいが、その以前に、イコールではないということだ。
右辺は、(名目GDP)といって、実体経済の取引のみをあらわしている。金融経済の取引は含まない。
ところが、左辺の(通貨供給量=<現金>+<預金>)は実体経済と金融経済に分けられない。
だから、右辺と左辺は イコール ではない
当たり前といえば当たり前だが。そんな難しいことでもないと思う。(流通速度)がどんな値をとろうがとるまいが、その以前に、イコールではないということだ。