9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <公共貨幣>は世界へ船出する その2

2018年11月13日 | 日記
とあるスナックで

小林
コーさん僕今度、「公共貨幣フォーラムのメーリングリスト」に参加させてもらったんです。


コー
えーそうなの。そこでは何人ぐらいの人が参加しているの。


小林
90人以上の人たちが参加して、「公共貨幣実現」に向けて、活発な討論、意見の交換があるみたいですよ。


コー
最近はどんな話題だったの。


小林
そうですね、ある方からこんな質問が出ていました。


(1) 公共貨幣制度では、銀行は100%準備制度だから企業や個人など借り手は銀行が日銀当座預金にあずけている額を超えてお金を借りることはできず、市場が資金不足になりませんか?


この問にある方が答えていました。はっきり言って何のことか私はわかりませんでした。


その制御はより精緻な取引のデータストック問題になります。
国家、企業、個人はライフログという枠組みで扱うすべてのデータが保存され有効利用する時代になるでしょう。
その一旦は、情報銀行の流れにも表れています。政府も情報銀行認定制度をスタートさせました。
ビッグデータが如何に必要かという国家競争時代突入のスタートでもあります。
情報認定制度に関する説明会  https//www.itrenmei.jp/registration/
は400名以上集まりました。

ビッグデータ・オープンデータ・個人情報のデータベース化は、利便性、プライバシー、セキュリティのトリレンマをうまくトレードオフデザインして実装しなければなりません。
その解は無限にあります。
だからこそ、(真)民主主義の理想を掲げみんなで考えながらデザインしなければならないでしょう。
今はその様な時代だと思っています。


(2) そもそも公共貨幣制度になると信用創造マネーに利息を乗せるのがビジネスの根幹だった銀行業そのものが必要なくなるのではないですか?


個人的には、信用創造と言った過去のアバウトな制御方式は時代遅れと思っています。
バッファが大きすぎて制御工学でいうバンバン制御になります。
(すなわち、景気変動、不況、バブルが起こるということです)
現在企業が取り入れているサプライチェーンマネージメントの様に金融システムも進化すべきです。
その時は利息、もしくはイスラム金融の様な成功報酬型は別管理になると思っています。
その実装デザインはある程度簡単に出来ると思います。
我々で作っていきましょう。


(3) 100%準備制度になって貸出額が激減した銀行家は引き続き貸出金に利率を乗せて利ザヤを取るビジネスモデルを続けますか?


「利ザヤを取り」には本来頭を使うべきです。
アメリカ、中国の様なエコシステム作りです。
日本の銀行は土地担保での融資が今だに大多数で考えていません。
そこは銀行員の情報、融資分析からも明らかです。
なので日本の銀行は危機に陥っている話は昔からあります。
リーマンショックでたまたまリスク投資していなかったため助かっただけでしょう。
今後、日本の銀行系は根本から考え直す時期にきています。


(4) 債務貨幣経済が銀行家に発明される以前の公共貨幣は純粋に金か銀でした。
先生が計画している公共貨幣は金の保有量とある程度リンクさせるのでしょうか?


これは**先生にお任せしますが、すでに金、銀の裏付けはなくなっているのではなかったですか?ニクソンショックがその現実ですよね。
ニクソンショック以来、兌換制は、重視されなくなり、純粋に信用貨幣へと変貌し、貨幣の情報化が起こったことと思います。
そして暗号通貨はマイニングという最も単純な兌換アイデアを出しました。
そこからのブロックチェーン技術に発展していくことになります。
(ある意味現在は電力料金の安さが金の代わりですね)

蛇足ですが、暗号通貨のトラスト面を考えますと、個人的には次のフエーズ「マネーの消失」の状況への移行期間と思っています。
すなわち、債務貨幣から公共貨幣に移行の後に、マネー自体がなくなると考えています。
この考えはAI・ロボットによる自動生産があります。
自動生産になった時、貨幣の価値はそれこそ「価値尺度」そのものになるのではと思っています。
この話がAI系ではメジャーでマネーがなくなる派、なくならない派で盛んに議論されています。
おいおい説明します。


(5) EPMはベースマネー(MO)を担保に発行するといいます。MOには日銀券が含まれていますが、これは順次公共貨幣に10000円ー>11000EPM円に両替価値を持たすことによって将来的に日銀券を全て回収しますか?


これは**先生にわたしも聞きたいです。


(6) 三橋貴明さんや京大の藤井さんは、現行の負債貨幣システムでも日本政府が国債発行して日銀に買い取らせ、そのお金で「財政出動」すれば家庭の金融資産を増えて豊かになる、という現行の負債貨幣制度を維持したまま豊かに発展する道を説いています。
これについてどう思われますか?


この議論は井上智洋先生の

人工知能と経済の未来2030年雇用大崩壊(文春新書)2016/7/21
ヘリコプターマネー 2016/11/25


などで解説されています。
まずこれを読めばスッキリすると思います。



(7) 政府が日銀に支払う金利はすべて政府に戻される、とする人がいますがどうでしょうか?


私は今回金利は別立てで考えました。なぜなら制度設計が楽になるからです。
そもそも金利は公共貨幣も回すものという感覚が昔からあります。
実質貸したお金とは別計算したいです。
イスラム金融はそのようなポリシイでしよう。



コー
小林君、ちょっとここらで一服しようや。あと二つ質問があるんだね。「量子コンピューターができたら、暗号通貨は破られるんではないか」、と「スイスのBISの問題」。

ママ、きょうは「北海道のよよかちゃん」をお願いします。
ママやパパの他に、おっさん達と一緒に演奏しているね。
さすがに「よよかちゃん」、緊張しているね。
これからもみなさん、「よよかちゃん」をよろしくお願いしますね。



ママ
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