9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について 「天皇の陰謀」 ディヴィッド・バーガミニ著 1983年4月 現代書林

2019年11月01日 | 日記

とあるスナックで

小林

コーさん、いよいよこの本を読みだしたんですね。

コー

そうなんだ。まったく憂鬱になっちゃうよ。読む前から内容は、大体予想は付いたけどね。

しかしこれ程とはね、まったく。題名が「天皇の陰謀」だよ、天皇のことを良く書いてあるわけがないよ。図書館にあったけど、小さな本が7冊になっているんだ。ようやく一冊を読んだところだ。

 

俺は昔、大岡昇平の「野火」という映画を見たんだが、そこではっきりわかったね,大東亜戦争が侵略戦争だったという事が。

だって現地のフィリピン人がアメリカ兵と一緒になって、日本軍と戦っているんだよ、これなんじゃと思ったね。

フィリピン人やベトナム人や、アジア人を解放するために戦争してるんじゃなかったんだと思ったね。そう計画された侵略戦争だったんだよ。

この本はそのことを改めてわからしてくれるんだろう、しかもその最大の計画者は。

 

著者は戦争中、中国やフィリピンで日本軍の残虐行為を何度も目撃しているんだな。

小さいときは日本で過ごしていた時があったみたいだ。父親は日本の聖路加病院の建築で知られた建築技師と書かれているね。

なぜあんなにおとなしい日本人が、戦場であんなにも非人間的な行動ができるのか疑問に思ったんだろう。

 

とにかく読んで行くには、気が重くなるよ。

p-35

著者から読者へ

・・・・・。

天皇裕仁は、1937年、華北に派兵する命令に押印した。彼は不承不承押印したと後にいわれるが、2か月後には華中および華南への部隊急派のための命令に続けざまに玉璽を押したのだ。・・・・。

・・・・・。

それよりも前、1931~32年に裕仁は満州の征服を裁可していた。後日やはり、彼は不本意ながらそうしたのだといわれているが、当時の記録は、彼が代表している玉座の神聖な機構が一役買ったこの冒険的投機に対する全責任を負うことを渋っていたということを、ただ単に示しているだけなのだ。征服がうまく完成されると、またしても彼は征服者たちに栄誉を与え、事に当たった大将(本庄繁)を侍従武官長に取り立てたのである。

 

こうした明白な諸事実から、私は、天皇裕仁の行為と、後年彼についていわれている言葉との間には大きな懸隔がある、という結論を得た。私は、資料の記録を読んで取ったノートを読み返し、考察し直して、第二次世界大戦以降に提示された日本現代史は、戦争末期に、一部は参謀本部の逆情報活動専門家たちによって、一部は高位の侍従たちによってつくられた、巧みに仕組まれた虚構である、と確信するにいたったのである。

・・・・・。

 

小林

この本は、アメリカによって特にライシャワー駐日大使によって出版を妨害されたといっているみたいですね、著者は。

コー

そうだね。戦後間もないころの占領政策もそれからの日本の対日政策も、天皇を利用してきたという事なんだと思う。だからこの本はそのアメリカの政策に反するということなんだろう。国民の信頼を失った天皇は利用できないからね。

 

なにしろ読んでいくうちに気がだんだん落ち込んでいくよ、あと6冊か。うーん。

 

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9.11について 政府が財政赤字になる理由 泉山 光明

2019年11月01日 | 日記

とあるスナックで

小林

この方の本を読んでみると実にわかりやすく「債務貨幣」をなぜ「公共貨幣」に変えなければならないかが、わかりますね。

コー

そうだね、制度上、システム上、もう無理だということだね。

特に日本は。

政府の財政赤字は、「債務貨幣」のシステムから必然に起こると言っていると思う。

はじめに

「財政健全化」ということばがあります。そのことばの裏には、大幅な赤字を抱える日本の国家財政は「不健全」だという認識が暗黙のうちにしめされています。たしかに、一般的に「赤字」そのものは、決して良い状態を指し示すものではありません。しかし、すべての事象には必ず原因があるように、財政赤字にも相応の原因があります。その原因を正しく理解しなければ、それを正しく「健全化」することはできません。

(コー註 その通りである。かれはうまい例えをいっている。たとえば糖尿病の患者に心臓病の人の治療をしたら、かえって悪化して大変なことになる。)

・・・・・・・。

そして、この税収不足と景気対策による国債の増発は、経済的なプロセスの必然的な帰結であって、「財政規律の欠如」とは関係がありません。為政者に財政規律があってもなくても、政府貨幣の発行が禁忌(してはいけないこと)とされていて、貨幣量の調節が信用創造に依存している現状では、国債の増発以外に世の中に必要なお金(貨幣)の総量を維持する手立ては存在しません。・・・・・・。

 

ですから、不況時に増税をしたり財政支出を抑えたりして財政赤字を削減することは、せっかく生み出したお金(貨幣)を消滅させて、不況をさらに悪化させる行為です。

(コー註 デフレだったらますます悪化させるということだ)

本来は、お金の総量を減少させることなく財政赤字を解決するためには、政府部門が自らお金(貨幣)を発行するほかないのですが、これは「節度なくお金(貨幣)を発行する危険がある」という理由から、いわば「禁じ手(禁忌)」とされています。

・・・・・・。

しかも、いったん市中銀行が買った国債を日銀(一応の政府部門)が買い戻す際に、利息の多くが市中銀行に移転しますので、自動的に国家財政を理不尽に圧迫し、国家の(=国民の)不利益となっています。したがって、このリスクと理不尽から抜け出すためには、隠然たる事実上の「財政ファイナンス」を止めて、

信用創造の廃止と政府貨幣の発行しか残された出口がありません。

(コー註 これこそ公共貨幣だ)

これは経済的必然にせまられた不可逆的現象であり、もはや異次元緩和の「入口」に戻ることはできず、「異次元緩和の出口」は「異次元への出口」にならざるをえません。

 

以上が・・・・・。

 

小林

まったくその通りですね。さっそく読んでみましょう。

 

 

 

 

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