9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11にについて <債務貨幣システムについて> その38

2017年11月10日 | 日記
とあるスナックで
コー
ママ、だいぶ分かってきたでしょ、債務貨幣システムが。


ママ
それがね、ここにいつも来てくれるお客さんで、銀行に勤めている人がいるのよ、その人に聞いたのよ。

コー
なんて聞いたの。

ママ
銀行は貸出するときには、人の預金を貸し出すんではなくて、何もないところからお金を創って貸し出すんでしょって。そしたら、そんなことはありませんよ、て言うのよ。何もないところからお金を創って貸し出すんではないんですよって。


コー
予想された答えだね。でも銀行の帳簿を見れば、はっきりすることなんだと思う。帳簿には嘘は書けないからね。もし嘘を記入していたとしたら、罪になると思うよ。


小林
そのことを、天野統康の本、<世界を騙しつ続けた(詐欺)経済学原論>は詳しく書いてありますね。  <第三章 人類史上最強の経済システム、資本主義の操作方法を解き明かす> ここに詳しく書かれていますね。複式簿記でも一般の企業とは違うみたいですね。p-160

しかし国民は、民間銀行の通貨の増減のさせ方については、教育で教わっていないために中央銀行以上に理解されていない。それでは、民間銀行の通貨の作り方について説明していく。

この項の図には「銀行業全体の帳簿」と「個人・企業の帳簿」がある。銀行業は企業や個人に融資を行うことによって通貨を作り出す。通貨の作り方は中央銀行と同じで主に2つである。

: 融資

: 資産の購入


まずは、融資による通貨の創造について説明する。

「図(1)の時の銀行業全体の帳簿」
銀行業全体の帳簿の(1)では左の資産側に「資産である現金100兆円」、右の負債側に「負債である預金100兆円」が記帳されている。この事例では、銀行業全体で一般の個人・企業から100兆円の現金を預かっていると仮定する。銀行にとっては、個人や企業から通貨を預かると、左の資産側に「資産である現金」、右の負債側に「負債である預金」を同時記帳する。銀行にとっては、預金は預金者に対して金利をつけなければならないものなので負債となる。

「(1)の時の個人・企業の帳簿」
一方、個人や企業の帳簿には、(1)で左の資産側に「資産である預金100兆円」が記帳されている。個人・企業にとって、自らが銀行に預けている預金は当然ながら資産である。右の負債/資本側には、左の資産と同額の数字が記帳される。(1)の説明は以上である。

次に民間銀行が通貨を作り出す信用創造の営みを図の帳簿の(2)と(3)をもとに説明する。
民間銀行が企業へ融資を行ったとする。その時は帳簿の(2)のように記帳する。

「(2)の時の銀行業全体の帳簿 企業に融資をした時」

原理は前述した中央銀行が貸し出しによって通貨を作り出したのと同じである。例えば、銀行が企業へ融資を50兆円行うとする。そうすると銀行業全体の帳簿には、左の資産側に「資産である貸出金50兆円」、右の負債側に「負債である預金50兆円」と記帳する。

この(2)で記帳された貸出金50兆円と預金50兆円は、(1)の「資産である現金100兆円」や、「負債である預金100兆円」を使用したわけではない。
銀行が帳簿上で無から作り出したものである。
(1)の左の資産側にある現金も、右の負債側にある預金も1円も減少していない。
(2)の貸し出しを行った時に帳簿上で貸出金50兆円と共に、預金50兆円の通貨が無から作られたことになる。

これが民間銀行が行う信用創造である。


コー
どうママ、これではっきりしただろう。


ママ
いやだー、かえってわかんなくなっちゃた。
コメント
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