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<B級ご当地グルメ> 群馬 焼きまんじゅう

2024-06-16 09:10:12 | B級ご当地グルメ

 「焼きまんじゅう」

 < 郷土料理 > 群馬 焼きまんじゅう

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 小麦粉、味噌

 歴史・由来・関連行事
 小麦が盛んに生産されている群馬では、小麦粉を使った郷土料理が多く親しまれている。特に炭酸まんじゅうやそばまんじゅうなどの「まんじゅう」は種類豊富に作られており、中でも特徴的なのが、串に刺したまんじゅうに甘みのある味噌だれを塗って焼く「焼きまんじゅう」である。江戸時代末期に、前橋の原嶋類蔵と呼ばれる人物が作った 「味噌づけまんじゅう」が発祥とされている。当時はどぶろくを発酵剤にして作るまんじゅうは珍しかったほか、まんじゅうを竹串に刺すという発想も驚きをもって受け入れられたのだという。さらに、当時の味噌は特に甘い味付けではなかったものの、その後の明治時代で黒蜜が輸入されるようになり、現在に近い味付けへと変化したと言われている。

 食習の機会や時季
 お花見や夏祭りなどの際に供される。屋台から焼きまんじゅうの香ばしい香りが漂い、祭りに来る人たちを魅了していた。また、前橋市で商売繁盛を願って行われる「初市」でも焼きまんじゅうを販売する屋台が並んだという。そのほか、まんじゅうと味噌だれ、はけ、竹串などを詰め合わせた焼きまんじゅうのセットが土産用として販売されていた。

 飲食方法
 焼きまんじゅうは、麹を使って発酵させる「酒まんじゅう」の方法で作られる。小麦粉やもち米にどぶろくを加えて発酵させ、蒸してまんじゅうにし、さらに竹串に刺して味噌だれをつけてから焼き上げる。食べる際は串から一つひとつ外して、箸で食べることが一般的。沼田市や利根郡といった北部では、餡の入った甘い焼きまんじゅうも食べられている。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 群馬県のソウルフードとして、群馬県や群馬観光物産国際協会などのホームページで広くPRされている。また、2020年に1月10日東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」では、高崎市が「開運たかさき食堂」のブースを出展。焼きまんじゅうを販売し、全国への知名度を高めている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/32_26_gunma.html より

 

 群馬の焼きまんじゅう特集 更新日:2023/08/07 公開日:2020/03/31
 群馬といえば焼きまんじゅう!
 大好きな人にも、一度も食べたことないって人にも。
 全ての人に贈る、群馬のソウルフード・焼きまんじゅう特集です!(ぐんラボ!)

 原嶋屋総本家(前橋市)、火群庵 本店(沼田市)、三杉屋(高崎市)、元祖呑龍 山田屋本店(太田市)などの有名店の他、地元で大人気のお店、知る人ぞ知る的な隠れた人気店なども掲載中!(編集:ぐんラボ!)

 原嶋屋総本家(前橋市)

 江戸末期の安政4(1857)年の創業以来、焼きまんじゅうひとすじの原嶋屋さん。いつも変わらぬおいしい焼きまんじゅうを提供するため、タネの仕込みからたれづくりまで、すべてがこだわりというご主人。外側はカリッと、中はじんわりとたれがしみ込んだ、王道の焼きまんじゅうがいただけます。

 生地もたれもすべてお店の手作りですが、焼き方にも妥協は一切なし。白い生地のまま火にのせず、1度たれを塗って生地にしっかりしみ込ませてから火に乗せ、焦げ目がついたら再度たれを塗って…という作業を、裏も表も数回繰り返して焼き込んでいきます。

 手間暇かけて丁寧に焼き上げていくため、混雑時は1時間待ち(!)になることもあるそう。それでも待っていてくれるお客様のため、手間も愛情もたっぷり注ぎ、今日もひたむきに焼き続けます。

 原嶋屋総本家 前橋市平和町2-5-20

 田中屋本店(前橋市)

 前橋市下小出町の「田中屋本店」さんは、100年以上続く焼きまんじゅうの老舗です。100年前の当時から、基本的な作り方は全く同じだそう。昔から変わらない味を求めて、常連客はもちろん、噂を聞きつけた方が遠くからも買いに来るのだとか。

 その伝統の焼きまんじゅうは、なんともおいしそうな色ツヤをしています。一串で5個なのでちょっぴりうれしい!まんじゅうはふわっとした軽い口当たりです。たっぷり塗られたタレは甘じょっぱく、これぞ焼きまんじゅうという味です。タレに含まれたゴマが口の中で食感に変化を与えていて食べやすい。あっという間にペロリと完食。

 取材中も次々とお客様が訪れて、人気の程がうかがえました。赤城山の中腹にある「風ラインふじみ(農産物直売所)」でも焼きたての熱々をいただく事ができるそうなので、おでかけの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


 田中屋本店 前橋市下小出町3-2-1

 忠治茶屋本舗(伊勢崎市)

 たっぷりの味噌だれと、ふわふわもっちりとした生地が食欲をそそるのはこちら忠治茶屋本舗さんの焼きまんじゅう。忠治茶屋本舗さんではまんじゅうづくりにおいて欠かすことのできない酒種(酵母)を育てるところから行い、しっかりとした温度・湿度管理のもと、変わらぬ味のまんじゅうを提供し続けています。

 お店のまんじゅうに合わせて作られているという特製の味噌だれは、少し甘め。どの世代からも大人気で、次々とお客様が訪れる人気ぶり。みなさんが幸せそうにパクパクと焼きまんじゅうをほおばる姿が印象的でした。

 プレーンの焼きまんじゅうに合わせておすすめなのはあん入り焼きまんじゅう。こしあんがずっしり入っていて、このあんとたれとの相性が抜群に良いのです。おなかいっぱいでも、なぜか食べられちゃう忠治茶屋本舗さんの焼きまんじゅう、ぜひお試しください!

 忠治茶屋本舗 伊勢崎市上蓮町657

 火群庵 本店(沼田市)

 程よく焦げ目がつくようサッと焼いた熱々のまんじゅうに、タレをたっぷりと付けた焼きまんじゅう。箸で崩せば、湯気を上げるまんじゅうに甘じょっぱいタレがたっぷり!大きな口を開けてガブリとかぶりつく。これぞ焼きまんじゅう!

 しっかり重く食べ応えのあるまんじゅうは、群馬県産のお米「ゆきほたか」を使用した自家製です。前日に研いだお米を小麦粉・麹菌と混ぜて一晩寝かせ、カットして蒸して完成。その日に売る分しか作らないので、売り切れたら終了なのだとか。タレも自家製で、沖縄の黒糖など数種類を混ぜ、毎朝作っているのだそう。

 焼いていないおまんじゅうは「酒まんじゅう 5個 500円」としても販売していて、真空パックのお土産用もあります。家でもフライパンで簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

 火群庵 本店 沼田市白沢町上古語父186-1

 元祖呑龍 山田屋本店(太田市)

 子育て呑龍様として知られる太田市大光院の門前で、焼きまんじゅうを長年提供しているお店が「山田屋本店」さんです。

 こちらの焼きまんじゅうは、ふわっふわの軽い食べ応えが特徴です。自家製のタレをたっぷり絡めてあるまんじゅうは、焦げ目がとっても美味しそう♪箸でつまむととても軽く、まるでシフォンケーキのような感触です。軽い食べ応えでお腹にやさしく、1本じゃ満足できない!もっと食べたい!という感じで、1人で2~3本ペロリといけちゃいます。

 ふわふわ食感の秘訣は、代々受け継がれている「秘伝の麹」だそうです。その麹による生地の柔らかさとタレの配合の理想を極めて、代々研究されてきた店の味。現在の6代目社長が受け継ぎ守っています。店頭には各地の人々がひっきりなしに訪れ、焼きまんじゅうや「呑龍もなか」を買い求める人で賑わっています。

 元祖呑龍 山田屋本店 太田市金山町13-1

 岩崎屋(太田市)

 太田焼きそばの店として、真っ黒い焼きそばで有名な「岩崎屋」さん。焼きまんじゅうもとっても人気ということをご存じでしたか?自家製の甘みの強いタレが、幅広い世代に大人気なのです。

 岩崎屋さんは、焼きまんじゅうをお客様が食べやすいようにと、あらかじめ串から抜いてご提供しているのもいいところ。鉄板で焼いているので丸い焦げ目と、特徴的な色の濃いタレに目が行きます。食べてみると、ギュッと濃縮されたタレの甘みが口の中に広がっていきます。幸せ~♪

 自家製のタレは、味噌やザラメなどを4~5時間煮込んで作っているのだそう。手間を掛けてじっくり作っている本格的な焼きまんじゅう、ぜひ味わってみてください。

 岩崎屋 太田市寺井町697-8

* https://www.gunlabo.net/topics/topics.shtml?t=yakimanju より


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