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<大阪産(もん)-水産物> キジハタ(あこう)

2023-05-07 07:03:43 | 大阪産(もん)

 「キジハタ(あこう)」

 大阪湾の幻の高級魚「魚庭あこう」
 
 ◆大阪府内では、岩礁域や魚礁・増殖礁のほか、消波ブロック等の人工護岸にも広く生息し、そこで縄張りを作り、小型魚は甲殻類を、大型魚は魚を好んで食べます。名前の由来は、雉(キジの雌)の羽根のような色模様をしているためで、最大で全長約50cmになります。小さなものはすべて雌で、体長30cm位で雌から雄に性転換します(雌性先熟)。
 ◆キジハタは、関西では「あこう」と呼ばれる夏の高級魚です。昭和63年には年間10トンを超える漁獲がありましたが、その後数が減り、一時は幻の魚となっていました。しかし、平成12年度に稚魚放流の技術開発を開始し、平成22年度から大量生産・放流に取り組んだ結果、平成28年以降は年間3トン程度まで漁獲量が回復してきました。
 ◆平成30年5月に、一定の基準(1.全長35cm以上かつ重さ600g以上のもの、2.傷のないもの、弱っていないもの、3.漁業者が出荷するときに活魚であるもの)を満たすキジハタを「魚庭あこう」と名付けてブランド化することとしました。平成30年と令和元年に府内5店の日本料理店で様々なあこう料理が期間限定で食べられる「『魚庭あこう』体験フェア」を行い認知度向上に取り組みました。2019年G20大阪サミットのワーキングランチでは、肉抜きメニューの主菜として提供されました。
 ◆通常薄造りで食べられることの多いキジハタですが、火を通したものや骨からとったお出汁も美味です。
 
 ■多言語:雉子羽太(Kijihata/Red-spotted Grouper/키지하타(붉바리)/赤点石斑鱼/赤點石斑魚
 ■大阪での呼び名:あこう
 ■旬:7月から8月
 ■主な漁法:刺網、魚かご
 ■主な水揚げ地:堺市(堺市)、泉佐野(泉佐野市)等
 ■年平均水揚げ量:約3トン(H24-H29年,水産技術センター調べ)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#kijihata より


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