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<伝統野菜> 鹿児島 桜島だいこん -追記あり-

2024-06-15 17:41:04 | 伝統野菜

 「桜島だいこん」

 桜島大根(さくらじまだいこん)は、鹿児島県の伝統野菜でギネスブックに認定された、世界最大の大根である。重さは通常で約6kg前後、大きな物になると約30kg、直径にして約40 - 50cmほどにもなる。かつては桜島の特産品であったことから、この名が付けられた。地元では、島大根(しまでこん)とも呼ばれている。

 早生種と晩生種の2種類があるが、栽培されているものはほとんどが晩生種である。8月下旬から9月上旬に播種し、12月から2月にかけて収穫される。大きな大根に育てるためには火山灰質の土壌を用いて多くの手間をかける必要がある。

 味の特徴と利用法
 一般的な大根よりキメが細かく繊維が少なく甘味があり、大根おろしなどの生食や風呂吹きなどの煮物に利用される場合が多い。保存食として切り干し大根や漬物にも利用され、直径の大きな千枚漬けは鹿児島県の特産品として土産物店などで販売されている。

 健康に良いとされるトリゴネリンが青首大根より多く含まれることが鹿児島大学の研究で明らかになり、漬物以外の加工品開発や製薬会社などからの問い合わせが増えている。

 歴史
 品種の起源については次の3説がある。

 愛知県で栽培されていた方領大根を起源とする説。
 桜島に元々あった野生の大根を起源とする説。
 霧島市付近で栽培されていた国分大根(浜之市大根)を起源とする説。
 1804年(文化元年)の薩摩藩の文書に記載されており、少なくともそれ以前から栽培されていた。主産地は古くは桜島北西部であったが後に桜島北部へ移り、最盛期には約1200戸の農家で合計約200haの栽培面積があった。稲作に適さない桜島において貴重な商品作物の一つであり、鹿児島市市街地などに出荷されていた。また、毎年収穫期になると加治木町(後の姶良市)に「トイカエ市」と呼ばれる市場が立ち、稲藁などと交換する光景も見られた。

 しかしながら1914年(大正3年)の大正大噴火によって大きな被害を受け、より商品価値の高いミカンへの転作が進むなどして1955年(昭和30年)の栽培面積は約30haまで減少している。さらにその頃から2001年(平成13年)にかけて頻発した桜島の噴火による降灰被害などにより桜島島内の栽培面積は約1.5haまで減少した。

 現在の主産地は桜島島外の鹿児島市郊外および霧島市であるが、噴火頻度の減少とともに桜島島内の栽培面積も回復しつつある。従来は各農家が個々のこだわりをもって育ててきたが、互いの連携を深めるため2019年(令和元年)に鹿児島みらい農業協同組合で桜島大根部会が発足した。

*Wikipedia より

 

 「桜島だいこん」

 【生産地】鹿児島市桜島赤水町

 【特徴】通常は10kgほどであるが,大きい物になると20~30kgの物も見られる。胴回り119cm,重さ31.1kgの「桜島だいこん」は、世界一重たい大根としてギネスブックに認定されている。果肉は緻密で雪のように白い。

 【食味】苦みや筋がほとんどない。ほのかな甘み。あっさり上品な味。煮るとなめらかな触感になる。

 【料理】煮ても煮崩れしにくく,味がしみこみ易い。煮物、おでん,煮しめ,味噌汁,ブリ大根,漬物、乾燥大根(ぐるぐるまき)など。昔は年が明けて寒さが厳しくなると家族で切り干し大根を作って保存していた。

 【来歴】1709(宝永5)年に刊行された貝原益軒(かいばらえきけん)著の『大和本草(やまとほんぞう)』に「薩摩大根は常のより大なり」と記録されており,江戸時代には大きな大根として作られていたとみられる。起源には諸説有り、天和(てんわ:1681~1684年)年間に愛知県から入手した方領(ほうりょう)大根の中から変種を発見した選抜系統説や桜島に自生していた浜大根の中から生まれたという説、現:霧島市(きりしまし)の姶良郡(あいらぐん)隼人町(はやとちょう)で栽培されていた国分(こくぶ)大根を、西桜島で栽培していたときにできたという説等ある。「桜島だいこん」と呼ぶようになったのは約200年前と推測される。

 【時期】12月下旬~2月

*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_NgjrdT2X より


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