「曲がりねぎ」
【生産地】岩手県一関市
【形状】白ネギの在来種を選抜してつくられた白根の部分が大きく曲がっているネギ。
【食味】白根の部分は太く、長く曲がっていて、軟らかく脯く、独特の風味がある。いものこ汁や鍋物に使われる。岩手では「やわらか美人」のブランドで市販されている。
【来歴】白根の部分を長くつくるために、「さく返し」という植え替えを行う。この方法は江戸時代から伝えられている栽培方法で、畑で栽培中の葱を1度抜き取り、約30度の角度をつけて寝かせ、その上から土をかける。この「やとい」という作業を年に2回繰り返し、甘い葱に仕上がる。秋田県、宮城県でも古くから栽培されている。
【収穫時期】10月~11月
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%B2%A9%E6%89%8B/#i-17 より
旬の味、しなやか 一関で曲がりネギ収穫 2020.12.12 岩手日報
11日の県内は気圧の谷や低気圧の影響で曇り、内陸では雨の降る所があった。一関市弥栄(やさかえ)のいやさか農園(小野寺泰男社長)では、特産の曲がりネギの収穫が最盛期を迎えている。
同日は約40アールで従業員4人が作業に当たり、曲がった白根に手を差し込んでは丁寧に引き抜いた。柔らかく甘味が強いのが特長。春に植えた苗を夏に掘り起こし、植え替えることで独特の曲線ができる。
小野寺社長(70)は「手間がかかる分、味に自信がある。生産者は減っているが、守り続けたい」と意気込んだ。
*https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/12/12/88974 より
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