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イッピンNHK 「北海道 旭川家具 かわいい!心地いい!木のイス」

2023-04-25 07:33:36 | イッピンNHK

 第3回 2012年10月16日 「北海道 旭川家具 かわいい!心地いい!木のイス」 リサーチャー:森泉

 <番組紹介>
 木材資源に恵まれた北海道・旭川で作られる家具。
 モダンなデザインと無垢(むく)材を使った温かみあるイスが大人気。
 海外のトップデザイナーからも注目を集める。
 絶妙な曲線美と座り心地を持つイスは、どのように作られているのか、家具好きのモデル・タレント、森泉が現地へ。
 発見したのは最先端マシーンと職人ワザのコラボレーション。
 木材にまつわる意外な話や、家族の一員となった家具への思いなどを織り交ぜ、究極のイッピンを探していく。
 
 <初回放送日:平成24(2012)年10月16日 >

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Hokkaido/AsahikawaKagu より

 「旭川家具」

 北海道旭川市と上川郡東川町や東神楽町など近郊地域の家具メーカーが製造している家具の総称。

 概要

 北海道は森林が豊かである。これを生かして旭川地域では家具や木材、木製品(木器)に関係する企業が集積しており、北海道内の一大家具産地になっている。

 旭川家具ブランドの特長は「良質な木材」と「デザイン性の追求」にあり、1990年(平成2年)から始まった家具のトリエンナーレ「国際家具デザインフェア旭川」(IFDA)では世界レベルのデザイン・コンペティションを実施。試作や製品化を手掛けることで、技術と感覚を磨きながら若手デザイナーを家具業界へ送り出す一助を担っている。

 歴史
 1890年(明治23年)、旭川に木挽場が完成し、1898年(明治31年)に鉄道が開通して1899年(明治32年)に札幌市から第七師団の移駐が始まると、本格的なまちづくりのため日本国内から木工職人が旭川へ移住してきた。旭川近郊には大雪山系の深い原生林があり、豊富で良質な森林資源があった。冬に雪が降り積もる地域なので天然乾燥ができず木工芸に適さないとされていたが、 人工乾燥機が普及すると大量出荷が可能となった。1913年(大正2年)、冷害により北海道内の農業が凶作に襲われると、旭川区(当時)は木工伝習所を開設して木工業の発展を促した。第一次世界大戦の戦時需要によって旭川の木工業は発展したが、昭和恐慌や第二次世界大戦(太平洋戦争)になると家具の生産が減少した。

 戦後、旭川では新しい技術を取り入れることが遅れて、生産や加工技術が伸び悩んでいた。札幌などで進駐軍の宿舎や娯楽施設の建設が始まると、旭川家具に多くの受注が割り当てられるようになる。1949年(昭和24年)に国指定の「重要木工集団地区」12地域に北海道内で唯一旭川が指定を受けた。1950年(昭和25年)に北海道林業指導所(現在の北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場)が旭川に設置。1955年(昭和30年)に市立の試験機関として木工芸指導所(現在の旭川市工芸センター)を開設。当時は珍しかった産地での展示販売会「旭川木工祭り」(後の「旭川家具産地展」、現在の「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」)を開催した。また、旭川家具は食器棚や箪笥など婚礼家具を中心に北海道外へ進出していった。昭和50年代になると生活様式(ライフスタイル)の変化とともに箪笥などいわゆる“箱もの”需要が減り、椅子など“脚もの”への転換やデザインの追及が求められるようになった。この頃の旭川家具は、重厚長大で高級家具というイメージであった[8]。そこで、旭川家具の技術力と世界の優れたデザインを融合させて付加価値を高めるため、1990年(平成2年)に「国際家具デザインフェア旭川」(IFDA)を開催[8]。旭川開基100年記念事業の1つとして開始以来、3年に1度開催している。旭川家具は大量生産から多品種少量生産や受注生産へ変わっていき、新しい感覚とイメージ一新に取り組みつづけている。イタリアの国際家具見本市「ミラノサローネ」や世界最大級の国際家具見本市であるドイツの「ケルンメッセ」、中国の「中国国際家具展覧会」などの海外展示会にも出品している。

 家具メーカー
 かつては300社ほどあった家具メーカーも、現在は110社ほどになっている。※50音順

 アーリー・タイムス アルファ 旭川クラフト アルフレックス ジャパン いさみや インテリアナス
 インテリア北匠工房 オークラ GAUZY CALM WORKS 加藤木工 河本家具工業
 カンディハウス 木と暮らしの工房 GOOD DOGWOOD クリエイトファニチャー 工房ペッカー
 工房まみあな 工房宮地 古径コスモ コサイン さいとうデザイン工房
 さくら工芸 ササキ工芸 ソファー工舎 匠工芸 ファイングレーン
 宮田産業 むう工房 メーベルトーコー 山岡木材 山室木工
 よしの工芸

 協同組合
 協同組合旭川木工センター
 1966年(昭和41年)設立。当時、市内に散在していた木製品加工工場を集約して狭隘環境を改善し、相互協力することで一個人の経営では難しい局面に対応するため、有志企業13社によって市内永山地区に木工団地を造成し、1969年(昭和44年)に落成した。2015年時点、木工家具・建具メーカー7社、木材メーカー2社、木工機械販売1社、旭川家具・クラフトのネット販売1社の合計11社が加盟している。
 1985年(昭和60年)から始まった、旭川木工センター「家具の祭典」は、名称が「モクモクフェスタ」となって毎年開催している。
 旭川家具工業協同組合
 前身となる旭川家具事業協同組合は1949年(昭和24年)に発足し、現在の旭川家具工業協同組合は1957年(昭和32年)に設立。1984年(昭和59年)に旭川家具事業協同組合が解散し、旭川家具工業協同組合へ一本化した。2014年時点の組合員数は43社。
 2018年5月、旭川駅構内に「旭川家具ラウンジ」を開設した。

 旭川デザインセンター
 旭川デザインセンターは、北海道旭川市にある展示場・販売店。旭川近郊の家具メーカー製品を常設展示・販売しているほか、インテリアデザインやレストア(修理・再生)の相談も受け付けている。また、毎年6月に開催する「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」や3年ごとに開催する「国際家具デザインフェア旭川」(IFDA)などのイベント会場になっている。 2017年6月リニューアル。

 旭川・家具づくりびと憲章
 旭川家具工業協同組合が木を大切にする気持ちを示してより質の高い家具づくりを目指すため、2007年(平成19年)に「旭川・家具づくりびと憲章」を制定した[4]。

 人が喜ぶものをつくります。
 旭川に生きる者として、世界の人々に長く愛用してもらえるすぐれたデザインの道具を、丹精込めてつくります。
 木のいのちを無駄にしません。
 100年かけて育った樹木に感謝し、1本1本を生かしきるとともに、ミズナラの育つ森を次代に渡すため植樹活動に取り組みます。
 高品質なものを必要なぶんだけつくります。
 材料の仕入れから製造、廃棄まですべての面で地球環境を意識し、質の高い製品を適正な量だけつくります。
 修理して使い続けられるようにします。
 レストアの体制を整えるとともに、修理や張り替えの容易な構造を工夫して次の世代まで使える家具をつくります。
 次代の家具づくりびとを育てます。
 これまで培った産学官一体の土壌を生かし、技術と文化を継承する人材を育成しながら、挑戦と実績を重ねていきます。

*Wikipedia より

 「CONDE HOUSE」

 DIY大好きなリポーターの森 泉さんが訪れたのは昭和43(1968)年創業の北海道旭川を代表する家具ブランド「CONDE HOUSE(カンディハウス)」の約1660㎡の旭川ショップです。
 広々とした店内には、ダイニング・リビング家具を始め、システム収納、ラグや照明などが並んでいます。
 森さんはいろいろな椅子を隈なく体感した後、旭川の椅子が作られる工程を見学しました。

ボルス ダイニング アームチェアー

ハカマ ダイニング ラウンドテーブル
堂々と立つ武士の「袴」姿から発想した、凛とした力強いデザインが特長です。脚部は、袴の折り目をイメージした美しい波模様。下へいくほど溝を太く彫り込んで末広がりの形状を自然に表現しています。テーブルは長方形と円形の2種類。ベンチはテーブルと組み合わせるだけでなく単体で置いたり、ホールなどの大空間に並べると存在感を発揮します。

カンディハウスの「HAKAMA」(ハカマ)は、イツを拠点として活動するデザインチーム「マリー・ホフマン・カーライス」によって、東日本大震災からの復興を願い、無償でデザインされたダイニングテーブルです。

「復興には、日本人の持つ堂々とした武士道の凛とした力強さが必要!」
そんな想いから生まれた、堂々と立つ武士の凛とした「袴」姿のような力強いデザインが特長です。

脚部は「袴の折り目」をイメージした波形の溝が彫られています。
そして、下に行くほど溝が太く彫り込まれていて、末広がりの形状が自然に表現されています。

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Hokkaido/AsahikawaKagu より

 CONDE HOUSE 北海道旭川市永山北2条6丁目

 

 「「君の椅子」プロジェクト」

 平成18(2006)年から、市町村などコミュニティ単位で「君の椅子」プロジェクトが始まりました。
 これは、「新しい市民」となった子供達(赤ちゃん)に「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みです。

 「君の椅子」は長い歳月をかけて育まれてきた森から伐り出された木材をデザイナーが心を込めて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術で造られたオリジナルの手作り椅子です。
  デザインは毎年変わり、座面の裏には「名前」「生年月日」「プロジェクトロゴ」「一連番号」が刻印された「世界に一つだけの椅子」です。

 更に平成21(2009)年の秋からは、「君の椅子」に込めた思いに共感された方々が個人で参加することの出来る「君の椅子倶楽部」もスタートしました。

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Hokkaido/AsahikawaKagu より

 

 「生まれてくれてありがとう」「君の居場所はここあるからね」

 コンセプト 「向こう三軒両隣」

 かつて暮らしの中で息づいていた、優しく柔らかな地域の絆をほのぼのと思い起こさせてくれる言葉です。
 一見、過去の記憶の中に閉じこめられた言葉であるように見えて、しかし、私達がこれから目指すべき地域社会の未来を指し示す、古くて新しい言葉です。
 高齢社会がスピードを上げて到来し、少子化も予想を超えて一段と進んでいます。
 少子高齢社会は、年齢を重ねることに、勇気の持てる社会、そして新しい生命のスタートを地域が支え、その誕生に「ありがとう」を言える社会でありたいと思います。
 その循環があってこそ、それぞれの人生を懸命に、豊かに生きて、限りある生命の営みを未来にバトンタッチしていけるのです。
 経済性や利便性だけでなく、地域社会の優しく、柔らかなネットワークを少しでも取り戻していきたい、そのためにひとりひとりがそれぞれに小さな取組みを重ねていく、そんな思いを込めて私達は「君の椅子」プロジェクトを立ち上げ、その一歩を踏み出しました。
 北海道という地域の持つ財産とその潜在力を活かして、「新しい生命」、「新しい市民」の誕生を暖かく見つめ支え合う地域コミュニティ、その再生の火を灯す役割を担いたい、それが私達” 君の椅子プロジェクト”の願いです。
     「君の椅子」プロジェクト 代表 磯田 憲一

 

 「君の椅子」プロジェクトとは

 「誕生する子どもを迎える喜びを地域の人々で分かち合いたい」

 旭川市立大学大学院 磯田ゼミのそんな会話から始まった「君の椅子」プロジェクトは、「新しい市民」となった子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みです。
 「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子です。デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印された“世界に一つだけの椅子”です。
 長い歳月をかけて育まれてきた森、そこから伐り出された木材が、確かなデザインと職人の技によって「君の椅子」に生まれ変わります。 子どもたちの元に届いた小さな椅子は日々の暮らしにそっと寄り添いながら、たくさんの思い出をその身に刻んでいくことでしょう。

 「君の椅子」は思い出の記憶装置。 それは子どもたちの未来への贈り物です。
新しい生命が人々のあたたかな眼差しに見守られて健やかに成長することを願いながら私たちはこの北海道の大地から「君の椅子」を贈り届けていきます。

 「君の椅子」は...

 ・ 名前やロゴ、一連番号が刻印された世界でひとつだけの椅子です。
 ・ 無垢(むく)の木材でつくります。
 ・ 確かな技を持つ旭川家具の職人が作ります。
 ・ 暦年ごとにデザインが変わるオリジナルの手づくり椅子です。

 

 「君の椅子」倶楽部とは

 「君の椅子」プロジェクトは、市町村などコミュニティ単位の取り組みとして2006年から始まりましたが、当初から「個人でも参加したい」との要望をいただいていました。そうした声にお応えして、2009年秋から新しい取り組みが加わり、「君の椅子倶楽部」の活動がスタートしました。
 「君の椅子倶楽部」は、「君の椅子」に込めた思いに共感された皆さんが個人で参加することの出来る新たなコミュニティ。 地域の枠を超えたゆるやかなネットワークです。
 暮らしの場は異なっていても、共通の思いで結ばれたコミュニティとして育つことを願っています。
 身近に誕生した子どもに「君に椅子」の贈呈を希望される方は、「君の椅子倶楽部」への参加をお願いいたします。
 正式に参加登録された方に、「君の椅子倶楽部」を通じて椅子をお届することになります。

*https://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project_about.html より

 2023年の「君の椅子」

*https://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project_2023.html より


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