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OPUS MAGNUM

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映画「奇談」が観たい!!

2005-11-24 09:10:19 | 映画
先週公開された映画「奇談」が諸星大二郎の漫画「生命の木」だったなんて!知らなかった。
大体、この映画が公開されていたことすら知らなかったという世間知らず…。
あー、凄く観たい!

諸星大二郎の漫画を知ったのは怪奇漫画のオムニバス集か何かで読んだ「不安の立像」が初めてだった。
絵はそれほど上手いとは言えませんが、じわじわと伝わってくる恐怖感がある何とも言えない作品でした。
ストーリーは、あるサラリーマンが毎日満員電車で通勤していると、ある日、線路の脇に黒いものを被った立像のようなものを見つける。
毎日通勤しているときに見かける黒い立像をサラリーマンは思い切ってその駅に降り確認をしようとするが…。

はっきり言って怖いです。
グロいものが出てくるわけではない、映像の怖さではない怖さですね。
多分、読む人によっては何とも思わないかもしれませんが…。

その後に読んだのが「地下鉄を降りて」だった。
これも現代社会の恐怖を描いた傑作でした。
ストーリーは、毎日地下鉄で通勤しているサラリーマンが帰宅途中に別の道を通ろうと地下鉄の駅の構内を歩き出す。
しかし、巨大化した地下街は迷路と化して…。

これも怖いですね。
地下街という閉ざされた世界というものは人間を不安にさせるんですねぇ。
想像すると本当に怖くなってきます。

たまたまこの2作品を読んだときが地下鉄で通勤していたころだったので、思いっきりシンクロして恐怖感が倍増しました。
もしも、窓の外に妙な物体を見つけてしまったら…。
もしも、いつもと違う道を通って迷ってしまったら…。

その恐怖感が凄く気に入り(笑)、諸星大二郎の作品が読みたくなっていくつか漫画を買った。
読んでみたら本当に面白い!
グロ怖いのではなく、シュールな恐怖漫画が多い。

世にも奇妙な物語」で実写化された「復習クラブ」も面白かった。
諸星大二郎の作品は、そのシュールな怖さから「世にも奇妙な物語」にしやすいと思う。
どうやら「地下鉄を降りて」も「世にも奇妙な物語」で実写化されたらしいので見てみたいな。

ヒルコ/妖怪ハンター」も塚本晋也監督により映画化された。
そして、今回映画化された「奇談」の原作「生命の木」も「妖怪ハンター」シリーズの1つ。
シリーズ最高傑作とも言われる「生命の木」は、世界創世記を知っているとより楽しめるのでは?

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