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このような仕打ちを受けるとは…

2007-04-25 21:09:31 | ニュース
選挙活動中に現役市長が銃殺されるという事件発生で注目された長崎市長選挙
結果は、故・伊藤市長の娘婿の横尾誠候補を、長崎市統計課長だった田上富久候補が僅差で破りました。
横尾候補陣は遺族が喪服で街頭演説中など徹底して情に訴える「弔い合戦」をもくろんだものの上手くはいかなかった様子。


落選結果を受け横尾誠さんと妻の優子さんが選挙事務所に喪服姿で現れ、横尾誠さんは、

「私の至らなさでこんな結果になり、本当に申し訳ございませんでした」

と頭を下げて挨拶しました。

そして優子さんは、

「ご支援いただいて本当にありがとうございました。父伊藤一長はその程度の存在でしたか?伊藤一長、浮かばれないと思います。父が愛する長崎でこのような仕打ちを受けるとは本当に思いませんでした。」

と言葉を詰まらせ、さらにショックのあまり倒れ込み事務所の人に支えられ会場を後にしたようです…。


突然、父親を殺害され、さらに選挙…。
ただでさえ気が動転しているところへ落選という結果…。

と、その辺を差し引いても上記の発言はいかがなものかと思いますね

「このような仕打ちを受けるとは…」などという言葉はどう考えても不快にしか思えません。
亡くなられた故・伊藤前市長投票してくれた人たち侮辱しているととられてもおかしくない発言ですね。

しかし、娘の優子さんはプライドが高すぎですね…。
「父ははその程度の存在でしたか?」とか「父が浮かばれない」とか、絶対的支持を信じていたのに別の人に寝返ったことを恨み、市民を裏切り者扱いしていますからねぇ。


実際市長として活動するのは妻の優子さんではなく夫の誠さんな訳で、妻は単に家族であるだけなのになぜそこまで落胆してしまうのかも不思議です。
こういう行動を見ていると、まるで「市長の娘」ということがステータスになっていたのか?とも思えてしまいます。
さらに次は「市長の妻」というステータスを手に入れられると思っていたのに…、と考えているのか?とも…。

前述した通り、実際当選したら横尾誠さんが活動するとしても、妻がこういう人では影響力は大きそうですからねぇ。
なんやかんやでしゃしゃり出てくるでしょうねぇ。
どこかの政治家の妻のようにブログとかで「夫が政治家で居られるのは私の力!」って感じなことを書いちゃいそうですね。

落選の要因は色々あるようですが、実際は当選した田上市長の力が強かったことが大きいでしょうね。
それ以外の要因としては横尾さんが他県出身であること、世襲批判があったこと、出馬表明での印象、などがあったようです。

地元出身の田上市長に対して、横尾さんは他県出身で長崎との繋がりは記者として駐在した程度。
やはり市長を務める人は地元に詳しい人に任せたいと思うのが普通でしょうからねぇ。
ある県では地方公務員の日本国籍限定を解除するという、ある意味寛大なところもあるようですが、その土地の事情を知っている人に任せた方が安心できるのは当たり前ですね。

世襲の批判は仕方がないでしょうね。
田上市長の言う「市政はひとりのものでもなければ、家族のものでもありません」という意見には賛成です。
別に故・伊藤前市長が悪いわけではなく、世襲で票を伸ばそうと考えるところは良くないでしょうし。

出馬表明での印象というのは上記の2つの要因とは別の意味で難しい問題ですね。
どうやら会見時に「ニヤニヤしているように見えた」という印象が非常に悪かったようで…。

確かに会見時の横尾さんは妙にニヤついた笑顔だった気がします。
義父が銃殺され、さらに市長へ立候補をしているというのにちょっと気が抜けることは確かですね。

でも、これを批判するのはどうかと思いますね。
人を見た目だけ判断するのは良くありませんし、中には緊張すると顔がにやけるって人が居るのだから仕方がない面もあります。
まぁ、横尾さんが緊張するとにやけるタイプなのかは解りませんが、場慣れしていないのでどういった顔をして良いのか解らなかったのかもしれません。
出馬も突然のことですからねぇ…。


落選は残念でしたが、色々なことを考えると横尾さんが当選しなくて良かったのかもしれません。
もしも横尾さんが当選していたら苦労することばかりでしょうからねぇ…。

それに、妻の優子さんがそこまで言うのなら

「自分が出馬しろよ!」

って思いましたね。
「市長の娘婿」のよりも「市長の娘」の方がネームバリューもあったでしょうし。
それだったら当選していたかもしれませんよ?

でも、今回の発言を聞いて市民は優子さんが出馬しなくて良かったと思って居るかもしれませんが…。


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4 コメント

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全く同感です! (蛾遊庵徒然草)
2007-04-26 09:05:45
 初めまして。
 貴ブログ、この記事拝見し、全く同感です。私もこの件について田上氏へのエールとして書きましたが、横尾氏夫人、伊藤前市長長女氏の発言の酷さに驚きました。
 私も、貴方様がお書きになったと同様のことを書こうかと思ったのですが、お父様をあのような形で亡くされたばかりのことであり、死者に鞭打つようで控えました。
 しかし、あの発言は、市長という公職を自家の家職と混同しているのかとさえ言いたくなります。
 人は、何かの折に地が出ると言いますが、まさにそれですね。
 前市長も長女がこのような発言しかできない娘を育てたということは、家庭での本音では、どのような人柄だったのかとさえ思ってしまいます。子は親の背中を見て育つといいますから。
 永崎市長は、こんな後継者夫婦を危うい所で選ばなくてよかったですね。
 あの長女の、目つき口つきにもその高慢な冷たそうな性格がにじみ出ているというのは、酷でしょうか。

 私のこの件についてのブログもTBさせていただきます。
 
返信する
コメントありがとうございます (オコ坊)
2007-04-26 15:04:46
>蛾遊庵徒然草さん
コメントありがとうございます。

故・伊藤前市長には大変失礼と思いましたが記事にしてしまいました…。
あまりに故・伊藤前市長の娘の「捨て台詞」に腹が立ちましたので…。

あれでは単なる勝負の世界、とても市民のことを考えているとは思えません。
自分たちのプライドのために選挙をしていて、選挙が終われば市長としての仕事も終わったような感じですね。

父が愛する長崎市を、娘は愛していないのでしょうかねぇ?
愛しているのなら長崎市を良くしようという人が自分の身内でなくても良いのではないでしょうか。
あの場であんな捨て台詞を言うよりも、新市長に対して餞の言葉を贈るのが普通ではないでしょうかねぇ…。

田上市長は畑違いの出身だからということで心配されているようですね。
でも、むしろ畑違いの出身だからこそ新しい旋風を起こしてくれるかもしれません。
是非がんばって貰いたいものです。
返信する
こんにちは (カワズ君)
2007-04-26 17:06:54
はじめまして。
カワズ君の検索生活情報サイトで記事を紹介させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/calpediem49/archives/53896017.html
です。
よろしくお願いいたします^^
返信する
コメントありがとうございます (オコ坊)
2007-04-26 18:08:36
>カワズ君さん
コメントありがとうございます。

ご紹介いただきありがとうございました。
サイトも参照させていただきます!
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