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『「阿波多羅」より』 豆腐のあま味
玄関のチャイムが鳴った。 出てみたら町内の真壁さん
が ・ ・ ・ ・やっと気に入る豆腐が出来たからたべて
見てくれ、と一丁の豆腐を持って来てくれた。 この
豆腐は本物のにがりを使った。 また、大豆は富山産
のつぶの大きいものを使っていると話してくれた。
しょうがの黄、葱の緑、適度の固さがあって舌にのせる
とあみ味が伝わって来る。 このあまさはにがりと豆乳
の醸し出す独自の味であろう。
<重田哲三著「阿波多羅」より>
(写真は、創業明治37年”真壁豆腐店”で売られている
<笹のつゆ 270円>)
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