『一日早い 渋沢栄一』明日は、新一万円札の発効日。 大磯にもゆかりのある
渋沢栄一。 長女の嫁ぎ先・穂積家の別荘が大磯にあって来磯。 「明治26年の
始まりは、大磯は鴫立澤の西行堂と西行座像となっている。 この年篤二(栄一長男)
は、熊本の第五高等中学を在学一年余にして中退したばかりであった。 その頃から
穂積の一家とよく大磯へ転地していた。 父が死んでから三十三回忌、古いアルバムの
中から、父自身の撮影となる『瞬間の累積』をまとめてみました。 書名の由来は、
明治26年頃から明治43年にかけて、五百五十枚のこの写真集は、当時のシャッターで
平均五十分の一秒でうつしたこの写真の全体をあわしてもわずか十一秒間のもので
題して、瞬間の累積とした」 <「語られた渋沢敬三」より>