さぬきの歴史

さぬきの歴史やお寺のことなど

卑弥呼と邪馬台国

2020-01-29 23:07:34 | 歴史の本
日曜日に買ってきたこの本


まだ半分も読めていないのですが、面白いです。

「邪馬台国は九州か大和か」から離れて、新たな視点で
研究を続けてきた方々の論文(?)が読めます。

「邪馬台国 丹後丹波説」  伴とし子
「邪馬台国 阿波母体説」  林博章
「吉備邪馬台国 東遷説」  岡将男
「邪馬台国 近江説」    澤井良介
「邪馬台国 山陰説」    田中文也
「邪馬台国 吉備説」    若井正一

「丹後丹波説」は、古代海人族について言及しているし、
「阿波」や「吉備」は私の住む「讃岐」に近いので、
もう興味津々。

一年前の私なら、この本を手にとってもちんぷんかんぷんだったんだろうなあ。
阿波母体説は、ヤマト政権の古墳の祖型が阿波にあるとしているのだけれど、
讃岐の古墳も似ているんですよね。
阿波~讃岐、昔から繋がっているんですね。
室町時代も、管領細川氏が、讃岐と阿波両方の守護になっていたし。

まだ二つの論文しか読んでいないですが、
邪馬台国だけでなく、学校では教えてもらえなかった
「日本古代史の謎」が解けるようで、
ワクワクしながら読んでいます。



松山旅行

2020-01-23 22:58:37 | 活動報告
12月15日(日)に「おへんろつかさの会」で松山に行きました。
目的地は
「愛媛大学ミュージアム」
「古照山薬王院 大宝寺」
「松山市考古館」
でした。

もう一月以上前の話ですが、思いだしながら書きます。

愛媛大学ミュージアムはこんなところです。
  ↓

「四国遍路と弘法大師信仰」という特別展があるということで見学に。
弘法大師関連の絵図や四国巡礼の史料がたくさん展示されていましたが、
それらは撮影できず、常設のものは撮影OKということで撮ってきました。








大学内に、大学で研究した成果を発表するための展示室が
あるんですね。素晴らしい。

実は私、愛媛大学法文学部文学科卒で、日本史専攻してました。
古文書も読んでいました。
でも、私が居た頃は、「お遍路」なんて言葉、聞いたこともなかったかも?
今在校生だったら、面白いでしょうね。

ガイドの学生さん、とてもしっかりしていて、
お勉強もよくされているようでした。




古事記と日本書紀

2020-01-20 22:24:35 | 日本史
「古事記」と「日本書紀」の現代語訳を無料で読めるサイトを見つけました。


歴史のお勉強はここからです。

蝦夷関連記事



日本武尊によって、熱田神宮に献上された蝦夷はそこで、大騒ぎして、
三輪山に移されます。が、そこでも騒動を起こし、
播磨(ハリマ=兵庫県)・讃岐(サヌキ=香川県)・伊予(イヨ=愛媛県)・安芸(アキ=広島県)・阿波(アワ=徳島県) 
に移動させられます。
そして、佐伯氏と名乗るようになります。

讃岐の佐伯氏は国造となり、空海の父方の家系です。

このブログの方は、佐伯氏を「土木技術」「建築技術」の集団だったのではないか? 
と言っていますが、
佐伯氏は軍事的な役割を担っていたのではないかと、私は思います。

だから、空海は山にこもって修行したんじゃないかと思うんです。

四国の遍地を歩いたのも、測量のためだったんじゃないか、と。
昔は常に戦いの日々でしたから、自分の住む地域の地形を知ることは
為政者にとって、一番必要なことだったのではないかと思うのですよ。

まあ、なんの根拠もない推測ですけど。


重森三玲

2020-01-10 22:11:35 | 志度寺
志度寺の曲水庭園の改修と枯山水を造った重森三玲さんについて調べました。


1896年8月20日 - 1975年3月12日 
岡山県上房郡吉川村(現・加賀郡吉備中央町吉川[1])の生まれ。
日本美術学校で日本画を学び、いけばなと茶道を習い稽古に励む。 

1930年「新興いけばな宣言」

1934年(昭和9年)、京阪神地方に甚大な被害をもたらした室戸台風によって、京都の寺社・庭園が壊滅的なダメージを受けますが、建物とちがって設計図等の資料がほとんど残されていない庭園は、修復の糸口すらつかめず、暗礁に乗り上げます。このことが転機となり、三玲は日本庭園の研究と独自の測量調査を開始。

昭和11年(1936年)より全国の庭園を実測調査し、全国500箇所にさまざまな時代の名庭実測、古庭園の調査などにより、研究家として日本庭園史のさきがけとなっ た。

精力的な測量調査、日本庭園の歴史研究を続けるうち、明治以降、庭園の伝統が正しく継承されていないことに気付いた三玲は、危機感と使命感をもち、自ら庭園の創作に関わることを決意します。 

三玲が作庭した庭は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園が特徴的であるとされ、代表作に、東福寺方丈庭園、光明院庭園、瑞峯院庭園、松尾大社庭園などがある。 

福智院 庭園 1973年、和歌山県高野町(高野山) 



松尾大社 松風苑 1975年、京都市 
飛鳥時代末期(701)に社殿が造られた。酒の神としても信仰されている。