さあ、ようやく地蔵寺です。
もうちょっと記憶は薄れてきていますが、
実は先週の土曜日も地蔵寺のお勉強会に参加したので
自分的にはたいへん詳しくなっています。
地蔵寺のご本尊は「御衣木縁起絵」に登場した文殊菩薩です。
これは地蔵寺のパンフレットに掲載されている写真です。
棚の上に小さな仏像がたくさん並んでいるのがわかると思います。
廻国六十六仏像群 と言われるもので、
地蔵寺中興の祖、と言われる蜜英さんが、当時の日本六十六カ国を巡り
(1705~1708)
その後、この仏像群が出来ました(1725)。
廻国して訪れたお寺のご本尊を模したと思われますが、
中には、天神様や聖徳太子など珍しいものもあります。
日本廻国六十六部は、13世紀前半から史料に登場しますが、
地蔵寺にあるような仏像群は、日本に二例しかない貴重なもののようです。
ところで、当日に用意したお菓子、
地元の風月堂さんのその名も「淡海(あわみ)}
志度寺に伝わる「海女の珠取り伝説」で
海女と結ばれた藤原不比等は「淡海公」と呼ばれています。
「淡海」って、琵琶湖や近江の国のことを言うみたいです。
最中って、久しぶりに食べたのですが、とってもおいしかったですよ。
昨日は地蔵寺の施餓鬼会に行きました。
施餓鬼会については下のサイトに詳しく載っていました。
餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の 諸精霊 (しょしょうれい) を供養し、また同時に自身の 福徳延寿 (ふくとくえんじゅ) を願うわけです。
法要は、令和元年に新しく建立されたばかりの客殿(持仏堂)で行われ、寺宝の地獄絵や十一面観音菩薩が祀られ、
地蔵寺さんだけでなく、円通寺、自性院、普門院のお坊様もいらしていて、
とてもお盆らしい、ありがた~い、時間を過ごすことができました。
秋に開催する「街歩き」の内容と写真を確認してもらおうと、今日も地蔵寺さんに行ってきました。
写真の事を話したら、新築したばかりの客殿(持仏堂)の写真を撮らせてくれました。
立派ですねえ。
今日はその後、地元の歴史研究家の家を訪ねることになっていたので、すぐに移動。
昔の志度の話をたくさん聞かせて頂きました。内容は、ネタバレになってしまうので、また次回に。
そして、家に着いたら、以前このブログで紹介した、私の尊敬するお姉さまが…。
有名な寺院のご住職様がいつでもお話を聞きに来ていいよ、と言ってくださったとか。身に過ぎたる光栄🤣
最近、仕事よりも家事よりも、歴史のお勉強の時間が長すぎる私なのでした。
副住職さんご夫婦がいらして、
「ちょうど地獄絵を出したところです」
と、
普段は見られない寺宝を、副住職自ら「絵解き」して下さりました。😍
施餓鬼会の時も、この地獄絵は見られるそうです。
私は檀家ではないのですが、最近はよく地蔵寺さんにお参りさせて頂いています。