11月10日に行われる「るんるん♪ 地蔵寺」で、志度城をガイドすることになり、
調べてみると、地蔵寺再建に貢献した寒川金兵衛さんと、当時の地蔵寺住職の蜜英さんが
志度城主多田氏の子孫だということがわかりました。
寒川金兵衛さんは、たいへん信仰心の厚い人で、たくさんのお寺に寄進している立派な方なのですが、
志度図書館で郷土史の本を調べても「志度町史」と「志度町人物風景」という本にしか載っていません。
得意のグーグルで検索しても、何も出てきません。
そこで、懇意にしていたという真念さんで検索したら、こんな動画がありました。
四国遍路と信念庵
この動画で説明している「寒川金兵衛さんが真念庵に仏餉田を奉納したというのは、
「志度町人物風景」でこう紹介されています。
1 高知県野瀬・真念庵にある父母の位牌 正面に父母の法名を刻み、下に
讃州寒河郡志度村 寒川金兵衛二親菩提 萬治元戌十一月十日 裏面に
この庵に仏餉田新地拾二代永代寄付とある。
この動画を見て、この文章の意味がよくわかりました。
ちなみに、一代は六坪で、十二代は72坪ということになります。
この仏餉田は今も一ノ瀬の人が管理しているそうです。
仏餉田(ぶっしょうでん)とは、仏様にお供えする米を育てる田んぼのことです。
今も毎年、8月14日の施餓鬼で、金兵衛さんのご両親の供養が行われているようです。