「空海の風景」
司馬遼太郎の「空海の風景」を紹介した動画を見つけました。
空海は佐伯氏出身なのですが、この「佐伯氏」がどのような氏なのか
気になっていました。
以前、私はこんな記事を書いています。
「日本書紀」では、東北の蝦夷・毛人を、俘虜としてまず、熱田神宮に献上。そこで大騒ぎし、非常に無礼ということで、熱田神宮から三輪山へと移動。
そこでも問題を起こしてしまったので、今度は瀬戸内海沿岸の、兵庫・広島・徳島・愛媛・香川へと左遷され、そこで「佐伯部」になったということです。
つまり、空海のご先祖は、東北の蝦夷?
この動画の中にこんな表現が。
空海が亡くなるときに書いた「御遺告(ごゆいごう」の中に、
「私の父は毛人征討の時に、讃岐に土地をもらった家系」
と書いてありました。
「佐伯氏」は、毛人(蝦夷)とそれを統括した国造もまとめて「佐伯」と
呼ばれたので、どっちかな?とずっと疑問に思っていたのですが、
司馬遼太郎は「空海は毛人そのもの」と言っています。
そして、違う言語を話す人種だったから、語学に堪能で、天才たり得た、と言っています。
(つづく)