こんにちは。
では、早速今回ご紹介するのはコチラ
宮部みゆき さんの 「 小暮写真館 」 です。
あらすじ~(某HPより)
家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は・・・。
さて、毎度ながら「うんちく」を述べようと思うが、今回は先に、から。。
堂々の 3つです。 コレはオススメ。 なぜ、今まで手に取らなかったのか・・・ では「うんちく」 へ(笑)
この「小暮写真館」はNHKでドラマ化にもなっているようです。 読み終えて知りました そんだけ、良いって事ですかね
宮部みゆき さんと言えば、他にも 「模倣犯」や「火車」 「理由」 「ブレイブストーリー」 等々 僕も好きな作家さんで、現代モノに限らず、時代劇モノ、アニメ モノもこなす作家さんです。 どちらかと言えば、現代(在りえない世界)モノが僕は好きです。
さて、今回の「小暮写真館」ですが、まずその本の存在感で、挫折しそうになります。
単行本で総ページ700ページ超えです。 の文庫ですら、分厚い文庫が上下巻。
「あらすじ」と「題名」を見る限り、心霊写真をめぐる物語をどんだけ、結論を引っ張るねん。って勝手に思っておりましたが、浅はかな勘違いでした。反省
まず、なんといっても、読みやすいです。 文庫の上巻は、あらすじ通り心霊写真絡みで、ミステリー感が出ていますが、一話完結で進むので、大変読みやすいのと、ミステリー感もほどよく、雪解けされるので、非現実感が嫌いな方も受け入れやすいと思います。
いつの間にか、下巻へ突入させられます。 で、この下巻が曲者。。
いつもながら、読書は出張中の電車の中でしたが・・・涙が止まりません。。 乗った電車が少ない乗車で、対面もなかったおかげで、変人にはなりませんでしたが、 この泣きポイントがしかも、途中、途中で、小出しに出て来ます。。イヤ、小出しに読まないと・・電車に居れなかったが正解。。かな。
宮部さんらしい。 人間の暖かさ、奥に秘めた思い が、徐々に解ける度に、泣けて来ちゃいます。 けしてラストではナイところがミソです。
下巻を読む際は、気をつけて下さいね。。
今回の登場する人物が皆、いい人なので、心が癒される感を感じます。 ぜひ一度、宮部ワールドに来てみませんか? おすすめです。
最後に、の表紙絵も、読んだあと、必ず眺めて余韻を感じちゃいます。。