記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

私、退職して主夫になります!

2012-02-17 23:03:11 | 赴任前雑感
いきなりでなんですが、タイトルのとおりでございます。いわゆる無職ないし自宅警備員という職種(?)に甘んじる所存です。別に仕事とか職場に不満があるわけではございません(むしろ現状大変満足しております)。単に、奥様の海外赴任が決まったので、それにくっついていくことにした、というだけのことです。

と、さらりと書きましたが、それなりに逡巡はありました。一応ね、仕事でもそれなりに評価いただいていたわけだし。プー太郎になってしまうのも勇気いりますよね。でもまあ、悩んでいても仕方ねーだろってんでえいやあと決断した次第であります。

決断にあたってのポイントは大きく二つあります。
1)家族との時間を大切にしたい
2)なるべく色々なことを経験したい

1)家族との時間を大切にしたい

奥さんが単身赴任という手もあるにはあります。今でも家事と育児をこなしながら仕事をしているわけですし、やってできないことはないんですけどね。でも、何も家族が離れてまで守らないといけないことかな、今のポジションって、と思うと僕の中ではそこまでではありませんでした。お世話になった上司・同僚の皆様には申し訳ないですけど。会社に僕の代わりはたくさんいますが、家族に僕の代わりはいないですからね。この辺のワークライフバランスについては色々思うところがあるので気が向いたらまた改めて書きたいなと思ってます。

2)なるべく色々なことを経験したい
アホかと言われそうですが、僕のポリシーです。できる経験はなるべく色々したい。やらない後悔よりやって後悔。当たって砕けろ。うん、これはちょっと違うな。家と会社の往復をする安定した生活より、仕事捨てても海外で主夫やる方が刺激的だし楽しいよね!と思ったわけです。


もちろん不安はあります。帰ってきたらどうやってメシ食おう、とか思いっきり不安です。でも今の会社が100%安泰かと言えばそんなことないわけで、こんな先行きめちゃくちゃ不透明な世の中ですから、リスクをとりながらでも楽しく生きたいなと。
幸い僕は英語圏の生活であればそんなに不自由はしないだろうとか、帰ってきてもなんとか職にありつける自信(どこから来るのかは不明)もあるので、その辺も決断の背景にはあるかもしれません。

でもホントね、人生楽しまなくて何を楽しむんですか、って思うのですよ。どんだけ安定してたってつまらなかったら意味ないじゃないですか。みんな、もっとQuality of Lifeを高めて幸福度を上げていこうぜ!

ということで、おがたは2年ほど主夫してまいります\(^o^)/
せっかくなので目一杯楽しむぞー!

あ、赴任先はバンクーバーです。
バンクーバーのお得な情報、心よりお待ちしております。


以上、まずはご報告まで。


(追加情報)
ちきりんさんのブログにこのエントリを載せていただきました。
「退職挨拶メール」を共有しよう!

そして、ちきりんさんの過去のエントリに、まさしくこんな話が出てました。
読んでたのにすっかり失念してたなあ。
すごーく興味深いお話なので是非ご一読を。
「イクメン」どころの騒ぎじゃない時代が来ます
コメント (4)
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感想文『潜入ルポ 中国の女』

2012-02-17 22:08:21 | 本の感想
何でオススメされて手にとることになったのか忘れてしまったのだけれど、すごく興味をひかれたので読んでみました。


「凄まじい。」


まず出てくるのはそんな一言。いやね、中国って国、なかなかちょっとちょっとな国じゃないですか。臓器売買とか人身売買とかあるよーとか、情報統制すごいよーとか、漠然とした知識としてはもちろんあるんですけどね、取材対象者の息遣いや表情が伝わってくるようなものすごく生々しくリアルな描写に触れると、改めてすごい国なんだなあと思うわけです。日本で普通に生活していたらまず見ることはおろか想像すらすることのない世界があるんだなと実感させられ、息苦しささえ感じさせられます。

この本に出てくる人たちは、エイズ村と呼ばれる、村民の多くがHIVキャリアの村の女性や、都会で楽しく暮らそうと騙されて北京に出てきて売春婦をやる女性、嫁にするために人身売買で買われてきた女性、危険思想の持ち主とされて当局に追われる女性などが次から次へと出てきます。農村では「女性に生まれるくらいなら牛や馬に生まれる方がまし」と言われるくらい虐げられる女性達。そんな彼女達を「たくましく生きています」なんて軽々しく書かず、ただひたすら現実を描写する著者の筆力に圧倒されるのです。

読んで何をするわけでもないし、すごく楽しい本でもないのですが、色々と感じるところがある一冊。色々な方に是非読んでみてほしい本です。すごくオススメ。

潜入ルポ 中国の女
クリエーター情報なし
文藝春秋



しかし、中国がこんな国になったのはやはり共産国家になったからなんでしょうかね。毛沢東さんの手によるものなのかしら。以前いただいてまだ最初しか読んでない「マオ」を読まねばなあと思ったのでした。これも読んだらまた感想を書きたいと思います。
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