アメリカに続き、イギリスでも通信料定額制を廃止するそうです。
英キャリアO2も、スマートフォン向け定額データプランを廃止: ITmedia News
日本でiPhoneを販売しているソフトバンクの孫社長も「悩ましい問題」と言ってます。記事には「具体的な計画はない」とありますが、世界的な趨勢から見ても将来的にはソフトバンクもまず間違いなく定額制は廃止するでしょう。果たしてこれはユーザーにとって吉と出るか凶と出るか。Yahoo!の記事についたコメントを見てると皆さん否定的ですが、僕は吉と出るんじゃないかと思ってます。
というのは、ほとんどのユーザーがそこまでメタメタな量の通信をしているわけではありません。ま、日本の場合はiPhoneでのテザリングができない仕様になっているので、そもそもそんなユーザーがいるかどうかも疑問ですが。
それはさておき、定額制を維持しつつ通信品質も維持するためには膨大な設備投資が必要となります。その費用って結局ユーザーに返ってくるわけですよね。一部のヘビーユーザーのためにって考えるとなんだかなー、と。
だからといって、完全従量制でバカ高いお金を払う気はさらさらないですし、そんなことしたら顧客離れが起きるのはキャリア側もわかりきっていることでしょう。
じゃあどうするのかというと、それはもうWifi網の活用しかないでしょう。孫社長が「光の道」とバカのひとつ覚えみたいに言ってるのもそのためなんじゃないかと。日本中いたるところに光ファイバーが敷かれれば、通信容量が余るところも出るでしょうから、そういうところにお金を払って一部開放してもらう契約をすれば、3G通信は移動中のときだけ使用すればいいので通信量はかなり抑えられます。ユーザーにとっても遅い3G回線よりWifiによるブロードバンドの方がはるかに快適に使えます。
このWifiの契約をキャリアがやって、ユーザーが無料(通話料に上乗せ?)で使用できるようにすれば、「キャリアは通信品質を低コストで維持しつつ」「ユーザーは快適な通信環境を得て」「Wifiを開放するところは定額収入が得られる」というWin-Win-Winな関係が築けるわけです。
すでにソフトバンクはフェムトセルの貸し出しと同時にWifiルーターの無料貸し出しも始めていますので、そういう方向に動き出してるわけですね。ソフトバンクの端末自体もWifi搭載機種が増えてますし。今後スマートフォンやこういった端末が普及していけば、ドコモやAUも追従していくんじゃないかと。
このとき、Wifiを利用するユーザーや開放する側のことを考えると、キャリア同士で協力してうまいことやってほしいですねー。ルーターを貸し出したキャリアには安く、その他のキャリアには若干上乗せして請求、みたいなね。とにかく、どこでもWifiがあって、いちいちそれぞれのサービスに契約しなくても使える、というのが理想です。ま、難しいことはわかってますが、理想は理想なのですよ。
ということで、通信料定額制廃止、悪いことばっかりでもないかもよ、というお話。
英キャリアO2も、スマートフォン向け定額データプランを廃止: ITmedia News
日本でiPhoneを販売しているソフトバンクの孫社長も「悩ましい問題」と言ってます。記事には「具体的な計画はない」とありますが、世界的な趨勢から見ても将来的にはソフトバンクもまず間違いなく定額制は廃止するでしょう。果たしてこれはユーザーにとって吉と出るか凶と出るか。Yahoo!の記事についたコメントを見てると皆さん否定的ですが、僕は吉と出るんじゃないかと思ってます。
というのは、ほとんどのユーザーがそこまでメタメタな量の通信をしているわけではありません。ま、日本の場合はiPhoneでのテザリングができない仕様になっているので、そもそもそんなユーザーがいるかどうかも疑問ですが。
それはさておき、定額制を維持しつつ通信品質も維持するためには膨大な設備投資が必要となります。その費用って結局ユーザーに返ってくるわけですよね。一部のヘビーユーザーのためにって考えるとなんだかなー、と。
だからといって、完全従量制でバカ高いお金を払う気はさらさらないですし、そんなことしたら顧客離れが起きるのはキャリア側もわかりきっていることでしょう。
じゃあどうするのかというと、それはもうWifi網の活用しかないでしょう。孫社長が「光の道」とバカのひとつ覚えみたいに言ってるのもそのためなんじゃないかと。日本中いたるところに光ファイバーが敷かれれば、通信容量が余るところも出るでしょうから、そういうところにお金を払って一部開放してもらう契約をすれば、3G通信は移動中のときだけ使用すればいいので通信量はかなり抑えられます。ユーザーにとっても遅い3G回線よりWifiによるブロードバンドの方がはるかに快適に使えます。
このWifiの契約をキャリアがやって、ユーザーが無料(通話料に上乗せ?)で使用できるようにすれば、「キャリアは通信品質を低コストで維持しつつ」「ユーザーは快適な通信環境を得て」「Wifiを開放するところは定額収入が得られる」というWin-Win-Winな関係が築けるわけです。
すでにソフトバンクはフェムトセルの貸し出しと同時にWifiルーターの無料貸し出しも始めていますので、そういう方向に動き出してるわけですね。ソフトバンクの端末自体もWifi搭載機種が増えてますし。今後スマートフォンやこういった端末が普及していけば、ドコモやAUも追従していくんじゃないかと。
このとき、Wifiを利用するユーザーや開放する側のことを考えると、キャリア同士で協力してうまいことやってほしいですねー。ルーターを貸し出したキャリアには安く、その他のキャリアには若干上乗せして請求、みたいなね。とにかく、どこでもWifiがあって、いちいちそれぞれのサービスに契約しなくても使える、というのが理想です。ま、難しいことはわかってますが、理想は理想なのですよ。
ということで、通信料定額制廃止、悪いことばっかりでもないかもよ、というお話。