ハンチントンの「文明の衝突」という本の中で、世界は8つの文明に分類されています。その8つとは中華文明・ヒンドゥー文明・日本文明・イスラム文明・西欧文明・スラブ文明・ラテンアメリカ文明・アフリカ文明です。そう、アメリカやヨーロッパなどが「西欧文明」と一括りにされていて、他の文明も全て複数の国家にまたがった文明なのに、日本だけは唯一、一つの国だけで「日本文明」を築いているのです。
もちろんこの分類の仕方はハンチントンさんが勝手に提唱しているだけなのでこれが絶対ではない(実際に反論もある)のですが、それでも結構有名な本の中でこのように言われるほど日本という国の文明・文化は独特である、ということは日本人として理解しておくべきでしょう。
そんな独特な国で育った我々日本人が海外で生活するということは、なかなかにギャップが大きいところで、色々心配なところであります。郷に入っては郷に従えの言葉通り、上手く現地に馴染めればなあと思っています。
とはいえ、僕もアメリカ(USA)での生活を経験しているし、「まあなんとかなるべ、あいつらアレだろ?とりあえず笑顔で握手したりハグしときゃいいんだろ?(←ひどい偏見)」なんてイメージがなきにしもあらずというところだったんですが、妻の会社から「赴任前に読んでおきなさい」と渡された資料を拝読するに、結構アメリカと違うのね。地続きだし同じ人種で同じ言語(カナダは半分フランス語だけど)だし、なんとなく気質も一緒だと思ってました。どうやらリアクションが大きいとか身振り手振り大きいとか、あれってアメリカ人だけっぽいです。おうまいがぁ(しかめっ面して首をすくめながら)。
でもよく考えたらそもそも国が違うんだし、日本でも北海道と九州じゃ人種が違うくらい気質が違うので当たり前っちゃあ当たり前なんですよねえ。
そして資料によるとカナダ人の皆さんは結構「カナダ人であること」に誇りを持っていて、「アメリカ人と一緒にしてくれるな」と思っているそうです。知らなかった。一緒にしたりアメリカと比較したりしないように気をつけなければ。
冒頭の話に戻ると、同じ文明圏の中でさえそうなんだからいわんや異なる文明圏ならばその違いは推して知るべし、ということですね。心して臨まないといけません。
とはいえ、びびっていても仕方ないですし、異なる文化の中で暮らすということは価値感のパラダイムシフトを起こす可能性が存分にあり、それこそ僕が望んだ「色々な経験」の最たるものなので、精一杯吸収したいところです。
同時に、アメリカと地続きでおそらく日本よりはるかに影響を受けやすいであろう環境にありながらカナダ人がカナダ人らしさを失わないように、僕も日本人としての矜持を持ち、日本人らしさを失わないようにしないとなあとも思うわけです。
とりあえず、新渡戸稲造の「武士道」でも読んでおくかなあ。少なくとも日本について説明できるようにはなっておきたいですよね。
もちろんこの分類の仕方はハンチントンさんが勝手に提唱しているだけなのでこれが絶対ではない(実際に反論もある)のですが、それでも結構有名な本の中でこのように言われるほど日本という国の文明・文化は独特である、ということは日本人として理解しておくべきでしょう。
そんな独特な国で育った我々日本人が海外で生活するということは、なかなかにギャップが大きいところで、色々心配なところであります。郷に入っては郷に従えの言葉通り、上手く現地に馴染めればなあと思っています。
とはいえ、僕もアメリカ(USA)での生活を経験しているし、「まあなんとかなるべ、あいつらアレだろ?とりあえず笑顔で握手したりハグしときゃいいんだろ?(←ひどい偏見)」なんてイメージがなきにしもあらずというところだったんですが、妻の会社から「赴任前に読んでおきなさい」と渡された資料を拝読するに、結構アメリカと違うのね。地続きだし同じ人種で同じ言語(カナダは半分フランス語だけど)だし、なんとなく気質も一緒だと思ってました。どうやらリアクションが大きいとか身振り手振り大きいとか、あれってアメリカ人だけっぽいです。おうまいがぁ(しかめっ面して首をすくめながら)。
でもよく考えたらそもそも国が違うんだし、日本でも北海道と九州じゃ人種が違うくらい気質が違うので当たり前っちゃあ当たり前なんですよねえ。
そして資料によるとカナダ人の皆さんは結構「カナダ人であること」に誇りを持っていて、「アメリカ人と一緒にしてくれるな」と思っているそうです。知らなかった。一緒にしたりアメリカと比較したりしないように気をつけなければ。
冒頭の話に戻ると、同じ文明圏の中でさえそうなんだからいわんや異なる文明圏ならばその違いは推して知るべし、ということですね。心して臨まないといけません。
とはいえ、びびっていても仕方ないですし、異なる文化の中で暮らすということは価値感のパラダイムシフトを起こす可能性が存分にあり、それこそ僕が望んだ「色々な経験」の最たるものなので、精一杯吸収したいところです。
同時に、アメリカと地続きでおそらく日本よりはるかに影響を受けやすいであろう環境にありながらカナダ人がカナダ人らしさを失わないように、僕も日本人としての矜持を持ち、日本人らしさを失わないようにしないとなあとも思うわけです。
とりあえず、新渡戸稲造の「武士道」でも読んでおくかなあ。少なくとも日本について説明できるようにはなっておきたいですよね。
文明の衝突と21世紀の日本 (集英社新書) | |
集英社 |
英語と日本語で読む「武士道」 (知的生きかた文庫) | |
三笠書房 |
日本文化を英語で紹介する事典 | |
ナツメ社 |
英語で話す「日本の文化」 (講談社バイリンガル・ブックス) | |
講談社インターナショナル |