記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

乙武さん事件で思ったこと

2013-05-21 22:10:05 | Weblog
五体不満足などの著書で有名な乙武さん入店拒否事件論争が一部でえらいことになってます。詳細は下記まとめなどをお読みください。

乙武洋匡さん、銀座の「TRATTORIA GANZO」に「車椅子だから」と入店拒否される(追記あり)

事情はよく知らないけどまとめを読むのもめんどくさい人のために簡単にまとめると、

1)乙武さんがイタリアンレストランを予約し友人女性と訪れる
2)ところがそのレストランは車いす利用者は事前承諾が必要で(ホームページに明記)、乙武さんはしていなかった(のちに食べログで見ただけだったことが本人ブログより判明)
3)さらにレストランはエレベーターが使えない2階にあり、自力で入店することは困難
4)友人女性が入店の協力を店員にお願い
5)しばらく待った後店員が協力しようとしたところ、店長がそれを引き止め、2を理由に協力できないことを申し出る
6)そこをなんとか、とお願いするも冷たくあしらわれる
7)あまりの冷たい対応に怒りの乙武さん、Twitterにて店名を晒して非難
8)「障碍者差別!」「事前連絡しない乙武は何様」などの双方入り乱れた論争に発展
9)レストランが謝罪文をホームページに掲載、また乙武さんが自身のブログにて詳細な事情説明、事前連絡をしなかったことや店名晒しを詫び、事態の収束を図る ←いまここ

まあこの件についてはあちこちで色々書かれてるんで今更僕がえらそうに書くこともないんですが、バンクーバーにいるから見えることもあるかなと思いましてちょっと書いてみる次第です。

色々なところを眺めていて挙がっている意見としてはざっくり下記に大別される気がします。
乙武さん擁護派
・乙武さん本人のみ運べば済んだんだから周囲に協力を仰ぐなどして対応するべき
・車いすであることを理由に入店拒否するのは差別(実際は事前相談していれば可)
・断り方が悪い(店長の過去のツイートなどからも人格攻撃に発展)

お店擁護派
・車いすの人が事前に電話確認するのは常識
・運んでもらうことを頼むのは図々しい(運んで怪我させた場合の責任論も)
・店名を晒すのは本人の影響力から考えてもやり過ぎ
・有名人だからと図に乗っている

僕個人の意見としては、「お店が入店を断るのは仕方ないにしても断り方は良くなかった、だからといって乙武さんも店名を晒すのは大人げなかった」といったところでしょうか。まあ本件については双方謝ってシャンシャンになってるのでどっちが良い悪いというのは置いといていいのかな、と思ってます。

で、書きたいのはここから。
この件についての意見を色々と眺めていると「乙武さん側も配慮があってしかるべき」という意見が目立ちます。「車いすの人は特殊なんだから、それを前提に行動すればお互いスムーズに事が運ぶでしょ」ということです。お互いのことを慮る習慣がある日本人ならでは、という感じでありましてとても良い習慣ではあるんですが、この考えに基づくと「車いすの方は常に周囲に配慮を求められる」ことになります。迷惑をかけるんだから当たり前、というところでしょうか。でもこれって「障碍者であることを理由に配慮を求めている=障碍者差別である」という発想が欠けてるんじゃないかな、と思うんですよね。

このあたり、障碍者(を含む社会的弱者)に対する考え方がカナダやアメリカ(ヨーロッパは知らないけど多分似たようなもんだと思う)と比べると驚くほど違う(というか遅れてる)なと感じさせられます。となんだか知ったようなことを書きますが、僕自身バンクーバーに住むまで多分これらの意見とそんなに大差なかっただろうなと思うんですけどね。

カナダやアメリカの人達(少なくともバンクーバーの人達)は彼らを手助けするのは義務、と認識していますし、日常習慣としてそれが根付いています。だから車いすの人がバスに乗ろうとしたらみんな当たり前に手伝います。「誰か手伝ってくれる人いませんかー」なんてことは誰も言いません。当たり前だからです。

これは妊婦やベビーカーなどの子連れ、お年寄りに対しても同じです。みんなものすごく当たり前に席を譲ります。寝たふりをした人も気付かずにスマホをいじってる人もいません。全身タトゥーでピアスいっぱい開いてる怖そうなお兄さんも含め我先にという感じで席を譲るんです。(いくら当たり前といっても、もちろん譲ってもらった側はお礼を言いますよ。)

1年くらい前に日本で「満員電車におけるベビーカー論争」が起こっていましたが、これもこちらだったら論争になることすらありえないことだと思います。「なんでベビーカーの人は満員電車で遠慮をしないといけないの?」って疑問に思われることでしょう。別にそのお母さんだって好き好んで満員電車に乗ってるわけじゃないでしょうから、何人かが降りて乗れるスペースを空けてあげればいいだけの話です。東京なんて次から次にバンバン電車が来るわけですから、降りたところで到着時間に大差はないでしょう。まあ、こっちの人達の場合、それで遅刻したところで「仕方ないじゃん」という開き直りとそれを許容する余裕(ルーズさとも言う)も相まって行われている可能性は大でありますが。少なくとも自分がそういう場面に居合わせたら降りて次を待つ(あるいは隣の車両に乗り換える)くらいの余裕を持ちたいところです。

日本という国は街はキレイだし食べ物は美味しいしサービスも良くてすごく暮らしやすい素晴らしい国だと思うけど、それは健常者としての視点であって、そうでない人達からすると案外暮らしよくない国なのかなあと思ってしまいました。今回の議論をきっかけにもっと社会的弱者に対するスタンスが改められて日本がもっと住み良い国になったら嬉しいな、となんか綺麗事を書いて本エントリーのまとめといたします。

おまけ)
本件に関する意見で個人的に興味深かったもの
@tyk97さん連続Tweet:乙武さん入店拒否の件から考察する「グローバルいんちき」というプロトコル
車椅子ユーザーあゆさんの『車椅子での入店拒否について』

カメラ好きは大量の写真を保存するためにFlickrを使うことをオススメします

2013-05-20 22:53:06 | カメラ&ガジェット
1年半くらい前にも同じことを書いたのですが、Flickrの仕様変更を受けて改めて書こうかなと。

前回の記事はこちら。
写真を保存しよう

前の記事を要約すると、
・デジカメで撮った写真(画像データ)をパソコンのハードディスクにだけ保存しておくのは危険。
・外付けHDDにバックアップをとるのは基本だけど、地震とかあったら共倒れ。
・なのでクラウドを活用した方がいいよ、Flickrよさげだよ。

ということでした。で、僕はFickrのProという有料サービスを申し込んでいました。こちらのサービス、年間25ドルくらいで容量無制限に写真がアップロードでき、ダウンロードも自由、というものだったのですね。他のクラウドサービスに比べると預けられるのが写真限定(JPGのみ・RAW不可)という縛りはあるものの値段は安いということでこちらにしました。

で、今回Googleから移籍してYahoo!のCEOになったマリッサ・メイヤーっておばさんがしてる各種改革の一環でFlickrも仕様変更になりました、ということです。どのようになったかというと、Proのサービスはなくなり、広告付きだけど無料で1TB(テラバイト・ギガバイトの1000倍)の容量が使えます、ということだそうです。この1TBが多いのかどうかというと、まあ普通の人には十分過ぎる量じゃないでしょうか。年間1万枚の写真を撮ったとしても、画像サイズにもよりますが10~20年くらいは保つんじゃないかと。Flickrのサイトには、"6.5Mピクセルの写真で57万枚分"とうたっています。最近のカメラは(ケータイのものでさえ)10Mピクセル超えが当たり前なのでその計算はどうよという感じもしないでもないですが、それにしてもたくさん保存できますよね。

詳しい紹介記事はこちら。
Yahoo、Flickr Proを廃止。広告嫌いとプロ向けに新たな有料版を提供(TechCrunch)

今回のアップデートで、iPadなどのタブレットでの閲覧もしやすくなったらしいです。まだ試してないけど。まあほとんど写真を保存するためだけに使ってるような感じですからいいんですが、せっかくなので使ってみようかなあ。

そんなわけで、まだ利用してない人は何かあってデータが全部吹っ飛ぶ前にアップロードしておいた方がいいと思いますよー。
ちなみに、FilckrのアカウントはYahooID、GmailまたはFacebookのアカウントを持っていれば取得できます。レッツトライ!

娘の歯磨きとフロスの話

2013-05-19 18:32:19 | Weblog
5歳の娘の仕上げ磨きは基本的に僕の仕事です。幼児用歯ブラシの中でもヘッドの小さいものを選んで使っています。正直、めんどくさいなーと思うことも多々あります、特にお酒を多めに飲んだ夜とか。でもまだちゃんと磨けない子どもの歯の管理は親の責任なので、頑張ってやっている次第です。

ただ、ホントにめんどくさいので、早く引退したいなーなんて思いまして、いつ頃まで仕上げ磨きが必要なのか調べてみたところ、9~10歳くらいまで必要なんだって!!!!!道程のまだ半分かよ!
なんでそんなに長く必要かというと、乳歯から永久歯に生え変わったあとも、しばらくまだ歯が柔らかい状態なんだそうで、その間は虫歯になりやすいから親がしっかり仕上げ磨きをしてあげないといけないんですって。もちろん乳歯のときも同様です。ちょっと気が遠くなりそうでしたが、仕方ないので頑張ります。

あと、歯医者さんに半年に一度検診に行ってるんですが、フロッシングを毎晩ちゃんとやるように指導を受けました。子どものときにフロッシングなんてした覚えないけど、しないとダメだって。でもフロスって指に巻き付けてやるには子どもの口は小さ過ぎるんですよねえ。しかも僕は手先が不器用だからなおさら難しい。みんなどうしてるんですかね。

ていうか、僕自身もフロッシングをちゃんとやってなかったです。理由は同じ、奥歯がちゃんとフロッシングできないんですよねえ。で、日本にいたときにかかりつけの歯医者さんに相談したらY字型のフロスを紹介してくれました。

ウルトラフロス(ライオン)

歯科医用なのかな、あまり一般で売ってませんが、これはいいです。マジでいいです。Y字型なので、普通の糸ようじより圧倒的にやりやすい。自分のはもちろん、娘の小さな口でも問題なくできます。最初の頃は自分専用で使っていたんですが、娘のフロッシングもこれでやればいいんだと気付いてからぐっと負担が減りました。これ、本当にオススメ。持つところも動かしやすいように工夫された作りになっていて、日本人の仕事だなあと感心します。お値段は少し張りますが、洗って繰り返し使えるので実際はそこまで経済的な負担もありません。

普通のロールタイプのフロスが苦手な方は是非一度試してみてください。

ライオン DENT.EX ウルトラフロス 10本入 S
ライオン

僕がGoogle+に望むこと

2013-05-18 17:03:49 | カメラ&ガジェット
現在、僕がいちばんよく利用しているSNSはFacebookで、その次がTwitterです。前はTwitterの方が多かったんですが、最近重たくて(僕のPCやスマホのせいなのか、全体的にそうなのかよくわからないんですが)少し億劫になってしまってます。軽ければTwitterの方がしょもない話ができて好きなんですけどねえ。

で、Google+はほっとんど触ってません。友達の更新もはるか昔に途絶えたままという過疎状態。まあ無理して使うこともないんですが、Google+の良さってサークル機能※なんで、ホントはもっとFacebookにとってかわっていい気がするんですよねえ。ユーザーが増えれば一気にひっくり返る可能性もあるとは思いますが、その前にGoogleが飽きてサービス終了してしまいそうな気もします。

※サークル機能とは
知り合いをサークルに登録してカテゴライズすることで、見せたい相手だけに投稿することができます。家族の写真は家族にだけ、とか。しかも同じ人を複数のサークルに登録することも可能です。同じ会社というサークルと同じ部署というサークルを別に作成、同じ部署の人は同じ会社にも登録する、というのも可能なわけですね。このへんはGmailのラベル機能と同じです。

なんで今更Google+がどうのこうのと言い出したかと申しますと、スマホをAndroidにしたからです。実は日本から帰ってくる飛行機の中でiPhoneを紛失してしまいまして、予算の都合上Nexus4にせざるを得なかった、というのがその理由であります。iPhone、愛してたのになあ。

それで、iPhoneで撮った写真はiCloudで自動バックアップされるんですが、Androidで撮った写真はGoogle+とDropboxに自動バックアップされる設定になっています。ここで、Google+が出てくるわけです。

で、で、表題の件なんですが。
僕はGoogleサービスのヘビーユーザーでして、特にGmailとカレンダー機能はもうなくなってしまったら激しく困るレベルで愛用しております。
それで、Google+はカレンダー機能ともっと連携してくれたらなあと。今でもGoogle+で立てたイベントはカレンダーに反映するようなんですが、日記的な使い方ができるように普通の投稿も反映させてくれないもんかと(もちろん、設定で反映の有無は自由にできる、という前提で)。そうすると、もっとGoogle+を活用するんですけどね。FourSquareでもチェックイン情報をGoogleカレンダーに反映させられますが、他のはできないですし。あと、写真も「その日撮った写真」というふうにカレンダーからリンクを貼ったりしてくれないものかと。

カレンダー機能はFacebookにはないGoogleの強みなので、Googleさんは上手く活用したらどうかと思いました。Googleカレンダーは利用者もとても多いので、これを導入することで結構利用者が増えるんじゃないかと思いますがどうでしょう。

パスタのゆで汁に塩を入れるとか入れないとかコシがあるとかないとかって話

2013-05-17 16:52:20 | Weblog
先週末あたりだったか、やたらと見かけた話題でありまして、今更感が強いのですが色々思ったことをまとめてみました。

事の発端はこちらの記事。
スパゲティをゆでるときは塩なしでOKです(プレジデントオンライン)

要約すると「スパゲティを茹でるときにゆで汁に塩を入れても入れなくてもコシは変わらないことを科学的に証明したよ」というものです。で、ネットでは「知ってたわー、ずっと前から知ってたわー」とか「ていうか塩味つけるためだろjk」とか色々とご意見が出ていた模様です。

で、ちゃんと検証してる人もいました。
All Aboutの土屋さんは、今回の記事が上がるだいぶ前に検証記事を書いてました。先見の明がある!(違う)
ゆで汁に塩を入れないでパスタを茹でるとどうなるか(All About)
結構丁寧に検証されていて、なかなかの良記事。

今回の記事を受けて書かれた検証記事はこちら。
【検証】パスタをゆでるときに「塩あり」と「塩なし」では何が違うの? どう変わるのか試してみた(ロケットニュース24)

まあ個人的には入れなくてもいいんじゃね?とは思いましたが、感情的な話ではなくきちんと検証されてるのを見るとなんだかホッとした次第です。とりあえず次回は塩を入れずに茹でてみます。

さてさて、それで思ったのは、こんなに「コシ」にこだわるのは日本人くらいなんじゃないかなあと。知らんけど。イタリア人でも地域によってはグダグダパスタが出てくるらしいです。
もちろん僕は生粋の日本人で、グダグダに茹だったパスタなんざ食べたくないアルデンター(アルデンテを好む人。いま作った)なんですが、海外(ていうか北米)でパスタを頼んだことがある方はご存知の通り、グッダグダにしっかり煮込まれたものが出てくることが多々あります。こちらで聞いたのは、なんでも中国人は麺類はグダグダを好むそうで、それに合わせて東洋人には(見分けつかないからね)洩れなくしっかり煮込んで出してくれるのだとか。超余計なお世話!でもそういえば中華料理屋さんで食べる麺類ってどれもコシがない気がします。

そうなってくると世界的には麺にコシがあった方がウケるのか、ない方がいいのか、どっちなのか気になります。北米の人って味にあまり拘らないからで、ヨーロッパだとまた違うんですかね。知ってる人いたら教えてください。バンクーバーは中華系の人が多いので、そんな理由で讃岐うどん屋さんがない(出してもウケない)のかなとか色々と想像は膨らみます。

さらに想像は膨らみ続けます。コシがないうどんといえば伊勢うどん。あの独特の太くてもっちりとした麺と甘辛いタレは海外では案外ウケるんではないかと。僕も大好きなんですが、あまりメジャーじゃないですよね、伊勢うどん。でも美味しい(と僕は思う)ので、お伊勢参りの際には是非お試し下さい。赤福もいいけど伊勢うどんもね!
どうでもいいですが、江戸時代に伊勢神宮へ参拝した人の数は最大450万人、日本人の5人に1人が参拝していたそうです。割合的には現在の東京ディズニーリゾートと同じくらいの集客力だそうで、中には子どもだけで行ったりしていたとか。行方不明と騒いでいたら、数ヶ月して帰ってきてお伊勢参りしてたって話もあったそうです。徒歩ですよ?

話がそれ過ぎました。コシの話だけに話の腰が、いやなんでもないです。

コシの話に戻りまして。前に美味しい水餃子の皮の配合について書きましたが、これの元となったのは冷凍讃岐うどんの話でした。冷凍讃岐うどんにはコシを出すためにキャッサバ粉を配合しているそうです。で、本当の讃岐うどんは当然キャッサバ粉なぞ入れません。ではどうしてコシが出るのか。これは長年の謎だったのですが、こないだ日本に帰ったときに買ったdancyuに出てました!
なんでも、こねる段階で何回も折っては伸ばしを重ねることで幾重もの層ができ、それがコシを生むんだそうです。でも途中途中でしっかり寝かせないといけなくてめんどくさそうなのでまだ試してません。また試したら書きたいと思います。

dancyu (ダンチュウ) 2013年 04月号 [雑誌]
プレジデント社


とりとめのない話をグダグダと書いて茹で過ぎのパスタみたいになってしまいました。おしまい。

ゾウアザラシがやってきた!

2013-05-16 16:58:09 | バンクーバー・雑感
ひょんなことからゾウアザラシがウエストバンクーバーの海岸に来ていることを知りまして、早速見学に行ってまいりましたよ。

ゾウアザラシが来たというニュースはこちら。
Elephant seal moulting on West Vancouver beach(CBCnews)

解説によると、ゾウアザラシは換毛(毛の抜け変わり)のために海岸に3週間ほどねそべるらしいです。この辺についてはこちらのブログのエントリーが詳しかったです。

ゾウアザラシのかけら(a little something to say from California)

へー、こんな風に抜けるんだーととても興味深いエントリーなのでよろしければ是非読んでみてください。このブログに出てくる場所は換毛のためにゾウアザラシがたくさん来てるようですが、ウエストバンクーバーの海岸はニュースになるくらいだから珍しいようですね。

で、今回の出現ポイントはAmbleside beachといってバンクーバーのダウンタウンからライオンズゲートブリッジを渡ってウエストバンクーバーに渡って割とすぐの場所。我が家からだと車で30分くらい。お天気も良かったし、野生のゾウアザラシが見られるチャンス!とノコノコと行ってまいりました。

周囲はフェンスで囲われていて、人がむやみに近づかないように配慮されています。僕の他にもチョロチョロと野次馬が来ていました。


フェンスの前には注意書きが。


こんな場所でぐったり。


アップ。


違う角度から。


ビーチは平日ということもありのんびりした雰囲気で、時間があればもっとゆっくりしたいくらい。




やっぱりバンクーバーは本当に自然と隣り合わせだなあと改めて思ったのでした。この夏は自然を満喫するぞー!

トフィーノでの過ごし方(2)

2013-05-14 18:41:09 | バンクーバー・雑感
滞在中の食事は基本的に部屋で摂っていたのですが、一回くらいどこかに食べに行こうと探し求めていたらだいぶ遠くに行ってしまいまして、着いたところは宿から40km近く離れたユークルエレットという街。規模的にはトフィーノと大差ない、ほとんど何もない街でのんびりハンバーガーとピザをいただきながら店員さんと話していたら、「水族館と灯台には行った?」と。灯台は地図で見て行くつもり満々だったのですが、水族館もあるとは。まあ田舎の水族館なので期待はできないのですが、なんでもタッチ水槽(生き物に触ることができる水槽)が設置されてて素敵だから行った方がいい、とのこと。せっかくなので行ってみました。



入館料は意外に高い、大人12ドル。そして狭い。入り口から館内ほぼ全てを見渡せるサイズ。



でも本当にタッチ水槽が充実しています。娘は片っ端から水槽に手を突っ込んで、色んな生き物をツンツンしてました。













ここの水族館に展示されている生き物は全て地場の海で採れたものばかりだそうです。だから基本的に地味(笑)

でも大きなタコや、


カラフルなヒトデや、


ウミウシなど、




意外に種類も豊富で眺めていて飽きませんでした。生き物が好きなお子さんならきっと満足できると思います。

ウツボ


エビ


ヨロイウオ?


カレイとウミエラ(うしろのオレンジのやつ)


?(名前がわかる方、教えてください)


で、座りながら海を眺められるソファーがあるのでそこに座ってくつろいでいたら、何かがスイーッと水面を滑って行くの図を発見。「!!?!?!」となって注視したら、ラッコ。ラッコがすぐそこを泳いでいきました。



水族館をたっぷり楽しんだあと、デッキにてラッコを再び見つけようと水面を眺めていたら、出てきたのは



アシカ。



野生のアシカ!

僕と奥さん、大感動。娘は水族館で見るのとの違いがまだわからないから、そこまでの感動はなかったようですが、でも喜んでいました。

空を見上げれば白頭鷲が大空を羽ばたいていました。



野生動物達に囲まれて、大自然の中にいるんだなあと改めて実感。とーっても感動したのでした。

そのあとは灯台を見に行きましたが、うん、こっちはまあ普通でした。



予定外のユークルエレット訪問でしたが、水族館とアシカのおかげで大満足でした。

おまけ
水族館のお土産コーナーで売っていた編みぐるみのタコ。欲しかったけど20ドル以上したので諦めました。

トフィーノでの過ごし方

2013-05-06 13:03:41 | バンクーバー・雑感
今回はトフィーノでの過ごし方。僕らが行ったときは二日目こそ曇っていたものの、基本的にお天気は良かったので外で過ごすことが多かったです。なのでボードゲームは娘とドミノでドミノ倒しをして遊んだくらいで出番はなし。基本的には自然と戯れていました。

・ビーチコーミング

TwitterやFacebookで「潮干狩り?」という質問を複数いただきましたが、潮干狩りではありません。海岸を歩いて漂流物を拾い集めるという遊び。子どもと一緒にやると楽しいですよ。主に貝殻とかカニの甲羅とか。そして娘がスカシカシパンというウニの仲間の殻(死骸)を見つけてきました。スカシカシパンは英語ではSand Dollarと言います、これ豆知識ね。
次の日にまたビーチを歩いていたら、生きてるやつを発見し大興奮!死骸の裏側はすべすべしてるんですが、生きてるやつは小さい刺がたくさん生えててそれがじょわわわーって動いてます。さすが棘皮動物!






別の時間帯にまた歩いてたら、今度は大量に発見。感動が薄れました。結構ふつうにいるもんですね、スカシカシパン。


砂浜にできた模様。自然ってすごい!



・磯遊び

潮溜まり、というほどではないけど、潮がひいたあとに岩のまわりを探検し、磯の生物を一緒に観察しました。

ヒトデ


イソギンチャク


カメノテ

グロいけど、こう見えて甲殻類といってカニの仲間で美味しいらしいです。しかしスペイン料理にも使われるとは知らなかった。ちなみにフジツボも甲殻類で同じく仲間です。知ってました?


・バードウォッチング
カラスとかカモメとかどこにでもいるやつに混じって、あまり見たことない鳥もいました。しかし名前がわからない、、、。鳥類図鑑が欲しい!









・凧揚げ

先日、近所のスーパーで買ってきたカイト。広くて風があって危なくない場所ということで格好の場所でした。安定して風が吹いていたこともあり、何もせずともよく飛んでくれて、娘もとても楽しそうでした。


・サーフィン


僕はやりませんが(できませんが)、かなりたくさんのサーファーがサーフィンを楽しんでいました。やってみたいけど、この季節は寒そうだよねえ。



・バーベキュー


共用のバーベキューコンロが併設されていて、自由に使うことができます。事前に確認していたので、お肉やソーセージをバンクーバーで買って持って行きました。自然の中で食べるバーベキューはとーっても美味しかったです!ちなみにこちらのバーベキューコンロはガスがほとんどです。火おこしや灰の始末が不要と手軽だしちゃんと煙の匂いもつくし、雰囲気的なものを除けば炭を使う理由が見当たらないくらいです。



今回はバンクーバーでいちばん美味しいと言われるオーヤマソーセージのソーセージをゲット。ホントにとっても美味しかったです!あとお肉は鶏もも肉をSOY VAYのハワイアンというタレでマリネして焼いたり、Tボーンステーキを塩こしょうだけで食べたり。お店で食べたらどれもいい金額になるので、コンドミニアム万歳。

・DVD鑑賞
せっかくなのでフロントでDVDを借りて、夜にポップコーンを食べながら鑑賞しました。以下、自分用メモを兼ねて鑑賞レポ。

Amazing Spiderman
キャストも一新されたスパイダーマンの新シリーズ。ちょいちょい入る小ネタも面白いし、王道ストーリーでよくできてるなあって感じ。続編が気になります、とても。アイアンマンも面白いし、マーブルスーパーヒーローズシリーズはハズレがないなあ、全部を見たわけじゃないからあるのかもしれないけど。そういえばアイアンマン3が公開になるので観たいのですが、まだ2を観てないのでまずそれからだよなあ。
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American Reunion
アメリカン・パイというどうしようもなくお下品でバカバカしいアメリカンコメディの続編。アメリカン・パイのときは童貞を捨てたい青年達がブロム(卒業パーティー)で奮闘するお話でしたが、今回はそのときの仲間達が大人になり、同窓会で再集結しまたドタバタが起きる、という内容。俳優が全員当時のキャストというのが素晴らしいです。相変わらず下品でバカでしょーもなくて面白かったです。
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Daddy Day Care
エディ・マーフィーのファミリー向けコメディ。会社をクビになった主人公が、同じ境遇の元同僚とともに自分の息子の面倒を見るついでに保育園をやってしまおうと始めるけど、一筋縄ではいかない子ども達に四苦八苦、という内容。いかにもアメリカンコメディという感じの作りですが、親子の絆が描かれていてほっこりしたり、ことあるごとにスタートレックネタを入れたりと家族で楽しめる映画でした。スタートレックシリーズって見たことないけど、やっぱり見てみるべきだよなあと思ったのはナイショ。
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Big Red Car
子ども向けの歌とダンスのコンピ集で、これは日中に娘が一人で観てました。大人が観ると結構シュールな世界観なのですが、なんかえらく気に入っていて、滞在中に何回か観て楽しそうに歌って踊ってました。
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Liar Liar
これはDVDじゃなくテレビでやってたやつ。前に友達に勧められて観たことあったので2回目でしたが面白かったです。ジム・キャリーの演技もいいし、ストーリーもよく練られていて言うことなしです。すっごくオススメ。なのにAmazonの評価が低いのでどうしてかと思ったら、吹き替えの声が気に入らないという理由でした。ふーん、そういうこだわりがある人もいるのだなあという新しい発見が。吹き替えで観る人って結構いるんですねえ。
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久々にうわーっていっぱい映画を観れて楽しかったです。たまにはこういうのもいいですね。


あと、今回はお天気でしたが、冬はやはり嵐がすごいらしいです。で、それを観に来る人が結構いるんだって。バンクーバーみたいに内湾に住んでるとあまり激しい台風みたいなの来ないから、彼らにしてみればそれもエンターテイメントなんですねえ。だからって車で何時間もかけて行ってまで観るもんじゃないと思うんですが、まあ人の価値観は色々ということでw

トフィーノに行ってきた!

2013-05-05 13:42:44 | バンクーバー・雑感
バンクーバーにゴールデンウィークなどない!のですが、奥さんはバンクーバーにいるとはいえ日本企業に勤めているので、ゴールデンウィークは休みやすいらしいのです。で、連休をとってくれたので家族でトフィーノに行ってきました。

トフィーノはバンクーバーアイランドという島にあるリゾート地で、太平洋に直に面していて波が荒いためサーフィンのメッカでもあります。自然がいっぱいで他に何もない、ということで僕好みの場所でありまして、こちらにいなかったらまずもって行かないであろう場所ということも手伝って3泊4日の滞在を楽しんでまいりました。

まず、フェリー乗り場まで車で3、40分行き、そこからフェリーに乗ること1時間半。
フェリーは内湾を航行するので、風もなく穏やかな日だったこともあり全く揺れませんでした。普通の船なら5分乗れば酔う僕が本を読んでても大丈夫ってんだから相当なもんです。

フェリーからの景色。海岸沿いの別荘っぽいおうちが素敵。ああいう家に住んでみたいわあ。









フェリーのデッキ。さすがに風が冷たいですが、風が当たらないところはお日様ポカポカ気持ちいいです。


フェリーの中にはゲームセンターやキッズスペース、カフェテリアもあって、1時間半くらいあっという間に過ごせてしまいます。

で、ナナイモという街に到着し、そこから車で3時間強。行きはずっと奥さんが運転してくれました。ありがとう!途中、渓流が見えたので少し停めて見に行きました。水がめっちゃ冷たかった!




で、無事到着。
今回泊まったのはPacific Sands Beach Resortというところ。コンドミニアムタイプの宿で、レストランとか特に併設されていないかわりにキッチンや食器が用意されています。




リビング・キッチンとベッドルームは別室。


部屋からの眺め。1階のお部屋にしたので、部屋から海にすぐ出られます。


ビーチから見たコンドミニアム。

フロントでDVDやボードゲームもレンタルできます。




こういうところって雨が降ると何にもできないですからね(笑)
ちなみに、太平洋に直に面してるので嵐がくるとすごいらしい。そしてそれもアクティビティとして観光のネタにしてるというのがすごいなと思いました。物は考えようですねえ。

そんなわけでゆっくりのんびり過ごしてリフレッシュできました。次回はトフィーノでの過ごし方