OKESAN 公的年金保険情報

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年金保険料がコンビニで払えなくなる?

2005-01-09 13:11:29 | Weblog
○ コンビニエンスストア主要14社は、社会保険庁や地方自治体から委託されている国民年金や国民健康保険の保険料、地方税などの収納に関して、何枚もの納付書が一つづりになったものおよび、1件で30万円を超える納付の取り扱いを原則としてやめる方針を決定。

 保険や年金、税金の納付書は支払期ごとに分かれており、通常は1年分が一つづり。納付の際は、本来1枚ずつ切り離して使用するのだが、実際にはつづりごと支払窓口に持ち込む人も多く、コンビニではアルバイト店員がバーコードを読み取る支払期を間違えたり、受領印を押し過ぎたりする事故が多発している。

<解説>
 鳴り物入りで、実施された国民年金のコンビニ収納ですが、思わぬところからクレームがつきました。ま、確かに言われてみれば、本当にコンビニの店員さんのなかには、「なんでーお前がそこにいる」というくらいレベルの低いのも散見されますし、新聞記事によればコンビニ側が間違えた場合の費用負担をせねばならないのだそうですから、死活問題でしょう。

 確かに間違えやすいと言われて、納付書を見てみると、こらー間違えてもしょうがないよなあ(間違えちゃいけないんだけど)、というような代物なんですね。

 国民年金の納付書を見ると、
 1ページ目 案内書
 2ページ目 口座振替申出書
 3ページ目 全期前納の納付書
 4ページ目 上期前納の納付書
 5ページ目 下期前納の納付書
 6-17ページ目 各月の納付書

 となっています。1年1回納付で済ませようとするならば、3ページ目を持って行き、半年分を前納するなら4,5ページ目を使い、普通どおりに毎月支払うなら、6-17ページ目を使います。
 これを、高校生アルバイトにチェックさせるんだから、それは怖いなあ。しかも全期前納だと保険料は35万ン千円くらいになりますから、領収印の押し場所を間違えたら大問題。

 コンビニ店長の苦悩が手に取るようにわかります。
 
 各行政機関(市区町村、社会保険庁)などは当惑しているとなっていますが、事情が事情だけにお役所側も利用拒否を認めざるを得ないでしょう。かくなる上はとにかく特急で、もっとわかりやすい納付書(領収書)の形態を考えて、来年度からでも使わないといけないでしょう。あるいは今年だけコンビニダメにするか(それはちょっと最近の時流からは離れてしまう)。今後の動きに注目です。

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