OKESAN 公的年金保険情報

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みのもんた の 年金解説(2)

2005-04-16 11:25:52 | Weblog
 続きになります、読む方は最初のほうからお読みください(わけがわからなくなります)。

 年金制度は、揺れています。それはわしも認識しています。
 しかし、人生一生のことですから、「年金制度」が必要か否か、必要ならば「どういう制度にもっていくのがいいのか」を真剣に討議することは、とても大切なことです。

 だからといって「ワイドショー」ネタにはして欲しくない。

 そういえば、年金の運用について、なんとみのもんたは「村上ファンドの村上さんとかそんな人に任せたら?」といってました。確かに今の年金資金の運用は問題があります。でもそれ以上に「あんたのその発言が問題」でしょ。
 年金資金は、その性格からして「きわめて安全な運用」が求められます。村上さんをどうこう言いたくないですが、公的年金が「徹底した安全運用」を求められるのは当然。相場の上げ下げで稼ぎを得る人は向きません。
 公的年金の02年度収支(時価ベース)が、過去最悪でしたが、?2003年度は持ち直しています。

 そもそも、公的年金の運用は、素人にはわかりにくく(企業の赤字黒字とは全く概念が違う)、もしテレビで放映するなら、それこそ財務(それも政府の財政に詳しい人)をつれて間違いのないようにしないとダメです。
 わしも、今はブログだから適当なことをいってますが、他人にちゃんと話をする時は財政の問題は怖いので必要最低限に控えるものなのです。

 年金運用が上がらないから相場師みたいな人に「年金資金を預けろ」って、一体どういうつもり? (?×5くらい)。
 
 ご忠告申し上げます。
 「みのもんた」さんは、あなた自身の番組を見て、「年金なんて信じられない」と年金保険料を支払うのを止めてしまった人」の老後の面倒を見れますか?

 それだけの覚悟がなければ、「年金不信を焚き付けるようなことは言って欲しくない」です。
 本人は「そういうことは言っていない」とおっしゃるのかもしれませんが、「貴方の言い方態度演技其の他いろいろ考え合わせると、第3者が誤解してもおかしくない」ような要素はテレビの中に多分にあります。テレビのプロなんですから、視聴者が自分の意図とは別な受取られ方をされてしまった。そういう経験は沢山おありだと思いますが。
 そういう演技の部分があるからあちこちのテレビ番組で引っ張りだこなのでしょうが、十分お気をつけください。

 繰り返すけれど、「年金制度の必要性」と「厚生労働省や社会保険庁のお役人の不祥事」とは別問題。一般の人が混同して、「役人に甘い汁を吸わせくらいなら年金はいらない」と感情的になった場合に「いや、年金の必要性と不祥事の問題は別だから少し頭を冷やして議論しましょう」といえないのでしょうか。そんな冷静な態度だと、マスコミ的に盛り上がらないんでしょうかね。

 年金批判大いに結構、年金不信大いに結構、公務員批判大いに結構。
 批判されることにより、物事は改善していきます。どんどんすべき。

 でも、批判できるだけの知識や能力のない人が批判すれば、それはマイナスでしかない。みのもんたの朝の番組をみるとつくづく思います。コメンテーターも沢山鎮座しているけど、「年金に関しては素人」ばかり。

 全く関係ない話ですが、経済破綻してしまった、ロシアでさえ、年金は生き残っています

 確かに、子供孫にお小遣いを与える余裕はなくなり、年金生活者はドン底の生活のようですが、記事にあるように、「最低生活費の4分の3の支給額」は確保されています。裏を返せば、あと4分の1の蓄えがあれば何とかやっていける。
 ところが、年金が全くなければ確実に死ぬしかありません。

 ロシアのような経済破綻した国でも年金が残っている。このことは我々に大きな意味をあたえてくれないでしょうか。社会主義であらゆる批判が抑えられていた国でこれです。
 年金は息が長い制度ですから、今のうちにちゃんと手を打っておけば(そのためにも批判は大歓迎)、「潰れることは無い」と思うのですが。日本も酷い財政状態と聞きますが、ゴルバチョフやエリツィンの時代のロシアより酷いことになっているのでしょうか。

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4 コメント

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みのもんたについて (かすみ)
2005-04-17 18:23:26
横レスすみません。



みのもんたが出ていた番組で「今度の法律改正で未納期間が十九年遡及する」と言っていたそうです。

何の十九年か??それはS61,3~の『第三号期間』だったんです。でも一般の方は単純に『未納期間』が『十九年』遡って『納付済み期間』になると勘違いしてもおかしくないような言い方をしていたそうです。また聞きなので不正確な部分もあるかもしれませんが。
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はぁー (okesan)
2005-04-17 23:30:41
かすみ様情報ありがとうございます。

またそんな変なことを言っていたんですかあ(頭抱)。

当たり前だけど、第3号被保険者の未届期間ですよね。誰でも未納期間が払済期間になるわけではありません。



あの第3号特例届出の意味すらわからないのに、情報として出しているとしたら困ったものです。







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間違えました。 (かすみ)
2005-04-18 08:25:25
ええと、第三号開始時期ですが正しくはS61.4~でした。

特例は社会保険事務所に『第三号未納』(第三号の期間として認められてはいるが、届出時期が遅かったために未納として扱われている)として上がってきている人が遡及的に『第三号特例納付済み期間』として扱われるそうです。

届出が必要なのは『第三号未納』としてではなくただ単に『未納』として扱われている人です。その場合ご主人の健康保険などの証明を持って手続きする必要があるそうです。

なんだかぐちゃぐちゃ書いてしまいごめんなさい。

遅くなりましたが業務日報とあわせていつも楽しく読ませていただいております。

これからも楽しませてくださいね。
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ありがとうございます (okesan)
2005-04-18 12:41:25
 ええっと、年金わかっている人はわかっているんですけど、普通は「どんな人が第3号特例届出が必要で、どんな人は必要じゃないか」という部分がわからないですよね。



 届出が必要な人は、「サラリーマンの妻」だったのに、「気がついたら、サラリーマンの妻の扱いをされていなくて、今未納扱いになっている期間がある人」

 と言えばいいのでしょうか。



 添付書類は面倒くさそうですね(わしもよくわかっていません)、何せ昔のことになるから、働いていた会社でも応対がぞんざいなところは協力してもらうのが大変でしょう。



 手元に、「国民年金第3号被保険者該当期間登録(取消)届出」という書類がありますが、使い方わからないだろうなあ → (写真UPしました)

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