OKESAN 公的年金保険情報

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新聞記事ちょっとおかしい

2005-04-25 20:27:19 | Weblog
 本日のA新聞Web記事、なんだか突っ込みどころ満載。多分年金のわからない記者が書いたのでしょう。

(記事)国民年金の加入歴に「空白」期間が生じていたサラリーマンの妻が約41万人にのぼり、社会保険庁が2年前に把握した数の倍以上いたことが分かった。こうした主婦を救済する改正国民年金法が1日に施行され、同庁は空白解消を知らせるはがきを全員に発送した。長年放置されてきた年金制度の欠陥の一つは、これで解決する見通しだ。  

 うそっ、まだ未届の第3号被保険者がたくさんいるはず(実は届け出てこないと実態がわからない)、確かに法的には解決したけど、まだまだ届出る人がこれからも出てくるんだし、それが大変なんだから、厚生労働省の「大補運営発表」を鵜呑みにしちゃだめだと思いますが。

(記事)また、夫が転職した場合でも改めて届け出をしないと、3号に戻れないことがあった。
 ん? 今でも共済ー厚生年金とか夫が転職した場合は届出が必要(種別確認の届出)、ただ届出は勤め先がしてくれますけどね。

(記事)同庁がすでに届け出を済ませた人を集計した結果、対象者は40万9259人。4月以降に届け出た約3800人も、手続きが済み次第、救済される。  すでに年金を受給している人も、届け出をすれば納付済み期間が長くなるため受け取る年金が増える。
 今後、空白が発生しても、届け出をすればすべて解消される。  

 おーい、ウソ書くな。これは誤解されるぞ。
 届出すれば全て解消? とんでもない。今後(平成17年4月から)は、止むを得ない場合に限って、2年以上の第3号被保険者の期間は救済される。
 新聞記者さんは、今後届出ても平成17年3月までの期間については、無条件に救済されることを言いたかったんだろうとは推測できる。でもそれは専門家が見たらわかるだけ。我々の仲間うちでも、「止むを得ない場合」ってどんな場合なんだろうね?って話で盛り上がるくらいで、今後のことはまだはっきりわかっていないのに、こんな記事を書くなんて酷すぎる。









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1 コメント

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マスコミ報道 (okesan(管理人))
2005-04-26 08:52:00
 このブログを書いた日に福知山線「JR西日本)で大事故がありましたが、とある掲示板で、「マスコミの思い上がり」がかなり批判されていました。



 記者会見場で、「謝れ!」とJR幹部に言った記者がいる(ニュースで放映したところもある)。とか

「安全神話の崩壊」というセンセーションな書き方。(日本の鉄道史上一体何件事故が起こっていると思うんだ)

 

 マスコミのミスリードにかなり「怒りまくっている」という発言が多くありました。



 この大事故に際し「マスコミ以外は冷静に対応しています」という書き込みが一番笑いましたが、本当に反省してないなあ。一体何様だと思っているんだろう。



 

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