雑感「日々是好日2」

NO MUSIC,NO LIFE.音楽好きなのんびり屋さんの日常をつづってゆきます。きょう一日が良い日であるように…。

やっと見ました「僕音3」

2007-02-04 23:52:02 | Weblog
前回投稿のなかで触れました、
フジテレビ系「僕らの音楽3」…スガシカオ×及川光博
それとスガシカオFeaturingポルノグラフィティ。
無事録画出来ていましたので、
遅ればせながら見ました。

昨日見たかったんですが、
目医者さんへ久々に行きまして眼底検査したのです
(広島に再転勤してから行けてなかったので、
 以前の広島在勤時にお世話になっていた開業医さんのところへ。
 定期検診行かなきゃと思いつつほったらかしでしたが
 先週さすがにヤバイなと思いまして…
 胃検診のときにも看護師さんに
 「眼圧高いんじゃったら目の定期検診行かにゃだめよ!」と
 言われておりましたが。。
 眼圧高いと胃カメラ飲む前の注射がダメだそうです。
 投薬もダメなものがあるらしくて…)
検査中はいっこうに効かなかったのに
終了後になって瞳孔開くための薬(2度差した…)が効いてしまい
ものが見づらくなって危なくて疲れたので、
目に一日休みを取りました。
(これから定期的にちゃんと伺いますから…先生



草剛さんの、番組冒頭ナレーションによれば、
『僕らの音楽3』は
「ゲストがいまいちばん逢いたいひとと
 対談をする音楽番組」だそうで、
スガシカオさんが対談相手として指名したのが及川みっちー。
平生から親しいとはいえ、
最近おふたりとも忙しく
なかなか逢う機会がないのだそうです。


いやぁ~面白かった!!シカオさんと及川みっちー。
シカオさんが1997年デビューで、今年デビュー10周年。
みっちーは1996年デビューなんですね。
おふたりとも決して早いデビューではないから、
冷静に御自分の立ち位置を見ることが出来ていたんだろうな、と
思いました。

 みっちーがシカオさんに
 「10年持ってる理由って何だと思う?」
 答えるシカオさん
 「俺の周りのひとたちとファンのおかげだと思う。
  俺の実力とかは少しで」。

 おふたりとも
 「ファン居ないとやっていけないよね
 「俺ら、ファン居なければ、何も出来ないしね」と
 口を揃えていました。

 みっちー
 「そんなに実力あっても?」
 シカオさん
 「(自分に)実力あるの知ってるけど(笑)」
 みっちー
 「それ言わせたかった(笑)」
 
 その後の話の流れで、
実力があっても音楽業界に残れなかったひともいれば、
逆のひともいるから、
やはり周囲に恵まれてやって来られた、と繰り返していました。
(シカオさんやみっちーの思う「逆のひと」って誰なのか、
 具体的にきいてみたいですけどね…すみません意地悪で…) 
 それと…
「同世代より、むしろ若いのに凄いヤツらに対して
 ライバル視するというか、
 突き動かされるものを感じる」とシカオさん。
「それっていいことだよね。
 後進に刺激されて、自分も上がるわけでしょう?」とみっちー。 



 みっちーは、年上のシカオさんのことを
「いい『にーさん』でねぇ」と2度ほど言ってました。
かつて、唐沢寿明さん主演でのリメークドラマ「白い巨塔」に、
弁護士役で出演していた頃、
シカオさんからの「見てるよ!」メールが
みっちーにはとても嬉しかったのだそうです。
役柄のため、長いセリフが多く、実は煮詰まっていたのだとか。
 シカオさんは「友達が『白い巨塔』出てるんだよ」と宣伝しまくって
みっちーのことを誇らしく思っていたのだとか。


 「ふたりとも生活感ないよね」との一言からは…
シカオさんがインターネット利用で買い物をすることが多く、
通販に弱く、
スーパーロデオ2を買ってしまったこと、
 みっちーは買い物に行くことはなく、
日用雑貨はマネージャーさんに買ってもらうこと…
…シカオさんに「おまえなぁ…(苦笑)」と突っ込まれてましたが、
その原因としてみっちーは、
「以前、12ロールか何かの、トイレットペーパーを(買って)、
 両手に抱えて帰って来たところ、
 『ミッチーですよねっ?! 握手してくださいっっ』と言われ、
 5秒ぐらいその場に止まってしまってから、
 『やぁ(←手を差し出す仕草で)』と…」という話を披露。
シカオさんも「それはまずいよね…」と…。
「タクシー降りた瞬間から『ミッチー』だからなぁ」

 みっちーいわく…
「難しいのは、(常に)颯爽と、『ミッチー』でいなきゃいけないから…
『あ!ミッチーだ!』とか言ってから、僕のこと悪く言う人も
 中にはいるじゃない?
 だから、基本『半笑い』なの」。
 ↑それに笑いながら突っ込むシカオさん
「なんでだよ?(笑)」。
 答えるみっちー
「とりあえず好感度(笑)」。


 2000年頃から音楽活動&俳優業、二足の草鞋(わらじ)を履いていても、
みっちーの本業はミュージシャンであると
シカオさんは思って居るそうで、
ライヴでのMCを絶賛していました。
 「一回あまりにも素晴らしくて、メモ取ってしまったんだけどさ、
 『ミッチーかっこいい!わーっきゃーっ!!』って
 ファンの子が言うじゃない。
  それに対して『…しってる』ってさぁ(笑)」
膝を叩きながら思い出して受けまくりつつ絶賛するシカオさん。
 その前に、みっちー自身がネタとして披露したMCのパターンでは、
 「2階席や3階席の子たちに向かって
 『(客席から)落ちないでよっ!
  落ちていいのは………だけさっっ(照笑)』」

 みっちー自身も、端整な顔立ちを崩しながら、
素で笑ってましたし、
シカオさんも受けまくっておりました。
後から見た私も笑わせて頂きました。
 
 その後、ある先輩アーティストさんのライヴ会場で、
シカオさんとみっちーは偶然居合わせたらしく、
シカオさんの前の席にみっちー、
さらにその前の席にはゆずの北川(悠仁)さんが居合わせたのだとか。
そのアーティストさんのライヴはさすがに完成されて面白いのだそうで、
「もう後ろから(シカオさんが)いちいちねぇ、
 『みっちー、負けてる!』って(笑)」。
相好崩しっぱなしのみっちー。
膝を叩きながら笑うシカオさん。

 シカオさんの ♪午後のパレード を
おふたりでジョイントする場面があったのですが、
みっちーは譜面台(の歌詞)ガン見でした(笑)。
ガン見しながらも踊りまくっていましたが。
 プロデビューする前……学生時代は、
哲学専攻で演劇部所属じゃなかったでしたっけ?みっちー。
なんとなくですが……学生演劇部時代にひととおり、
発声からダンスステップから所作まで
芝居の基礎をやってきた方なんだろうな、という感じがしました。
それと…プリンスとかTTD(テレンス・トレント・ダービー氏…
後のサナンダ・マイトルーヤさん?)とか…
大沢誉志幸氏や岡村ちゃん(岡村靖幸氏)の影響が少しありましょうか…。
岡村ちゃんがやろうとした分野を
芸能界のスターさんチックに、きれいに表現した感じがするんです…
(元)王子キャラというか宝塚男役っぽいキャラを
プロとしてやっていて、
しかも音楽のルーツが実は「黒系統」っぽいんじゃないか?という…
ある意味稀有な存在だなぁという感じがします。

 ポルノグラフィティのおふたり(←トークなし)とも
ジョイント曲がありまして、
シカオさん初期の名曲 ♪黄金の月 を、
シカオさんとポルノのヴォーカル岡野昭仁さんが向かい合う形で。 
ポルノのおふたりは、シカオさんのファンなのだそうです。
 岡野さんはフェイクに至るまで
シカオさんの歌い方を尊重して、忠実にこなされていたように思います。
ポルノらしさとか岡野さんらしさをあえて封印なさったような感じ。
ただ、改めて…岡野さんは歌詞を明確に発音するために、
口を大きくはっきりとあけて、母音を区別しながら
発声&発音なさる方なのだなぁ、と思いました。


 シカオさんの出世作となってしまった(作詞のみでしたが)
♪夜空ノムコウ。
しっとりとソロで、ギターの弾き語りで。

 「僕音」から少し離れますが…
♪夜空ノムコウ について補足させて頂きます…
 有名な話かもしれませんが、
小田和正さんが、このうたをいろいろな場所で絶賛され、
小田さん御自身でもライヴで時々歌われ、
「このうたの詞を書いたスガシカオって
 どんなヤツなんだろう、って思った」と褒めていらして…
一昨年の小田さんのライヴツアー『大好きな君に』の大阪城ホール公演では
シカオさんをゲストとして招いたらしいです。
 「別冊カドカワ」という雑誌の、シカオさん特集号にも
小田さんは特別寄稿なさっているようです。
シカオさんの視点に共鳴なさるところがあるのでしょう。

 世の中混沌としていて、
「あの頃の未来」に立ててないように思えますけど、
それでも明日は来るので…。



 シカオさんの公式ホームページを見るほどには
熱心なファンではないのですが、
それでも最近、あちらこちらの番組に
出まくってるなぁ、と思います。
私が見た番組は…「僕音3」のほかには、
日曜日の夜に赤坂泰彦さんが司会をなさっている
日テレ系のライヴ番組「Music Lovers」と、
NHK-BSで放送した東京国際フォーラム公演ライヴぐらいですが。
集中露出は、ベスト盤のPR目的でしょうかね。
効果的に番組露出を組んでもらえるのは羨ましい感じもしますけど、
ここまでくるのに10年かかった、というのも
あるのかもしれませんね…。


 シカオさんの詞と曲って、
シカオさんの声質の湿り気が不可欠なんだなぁと
「僕音」を見ながら思ってしまいました。
 
 世の中の事象のなかで、日常のなかで、経験のなかで、
きれいな部分だけを切り取るのではなく、
希望的な言葉だけを選ぶのでもなく、

 コインには両面があるように、
物事にもひとにも光と影があって、
希望も絶望もあるということを、
どちらかに割り切れるものではないということを、
猥雑な部分もあるし
ノーテンキな部分もあれば深刻な部分もあるということを、
クリアな時期もあるし混沌とした時期もあるということを、
両面の間を揺れ動く存在だということを、

日本語で…
しかも…むずかしい言いまわしや
美辞麗句の羅列を避けながら
メロディーに載せて
描写した情景をそのまま伝えてしまう…
オブラートにあえて包まないし
ごまかさない…
なんて凄い奴なんだ!と思います…
潰れるなよ!とも思うし潰すなよ!とも思うけど…
潰れない気もするなぁ…

谷川俊太郎さんとは手法も分野も違うけど
なんとなく近い感じがします
私の個人的な感想にすぎませんが…


♪黄金の月 のPVは
当時、音楽系のチャンネルで頻繁に流されていて、
それをきっかけにシカオさんの存在を知りました。
ファーストアルバムは借りて聴いて(すいません)、
その後は友達が気に入ったらしく
友達が送ってくれた、お気に入り曲テープリストの中に
シカオさんの曲も入っていました。
インコグニートとか、ブランニューヘヴィーズとか、
日本で言えば角松(敏生)とかに
影響を受けてそうな感じの…
私の好きな種類の音だという印象を持ちました。
…ですが、その頃はまだ
歌詞のことには全然気が向いていませんでした。


あぁ、改めて
いい番組だなぁ「僕音」。
きくち伸さん(番組プロデューサーさん)ありがとうございます
(…って素人がこんなところで言ってもねぇ…

 「僕音3」でも、赤坂さんの番組やNHK-BSでも、
シカオさんのバックコーラスやってたのは
アマゾンズ(AMAZONS)の姉さま方でしたね…懐かしい。
吉川智子さん、斉藤久美さん、大滝裕子さん。
アマゾンズといえば、久保田「ファンキー」利伸氏の
バックを務めていらした方々です。
公式のホームページもあるようです
(ポップアップ見ると切ない一節もありますけど↓)
Amazons Official Website
姉さま方の公式ブログはこちら↓
Amazons公式ブログ 「Amazons・カシマシムスメの日常を赤裸々にブログる。」

ベースにはあの松原秀樹さん。
「スガ・ファンク」を支える面々として
申し分ない方々でもありましょう。




そういえば
きょうは立春なんですね