クマ研究者仲間のメーリングリストにアメリカのダイアナ・ドーンクライダー*(Diana Doan-Crider)さんという人が『The Oak Tree』**(ナラの木)という詩を送ってくださいました。私はそれを読んで感銘を受けました。仙台で20代から40代までを過ごした私にとって、東北地方は特別の存在です。その東北地方の人が想像を絶する被害に会っておられることを知り、心おだやかではいられませんでした。なんとか力になりたいと思っても、私たちには募金くらいしかできず、もどかしさと心苦しさが続いていました。そんな時に出会った詩でしたから、もしこの詩を被災者の皆さんに聞いてもらったら、少しでも元気になってもらえるのではないかと思いました。訳しながらこみあげるものがありました。その拙訳をメーリングリストに送ったら、思いがけないことに、庄内ことばに訳したものが送られて来ました。
私はそれをゆっくり声を出して読んでみました。すると実に心に響いてきました。それで思いつきました。この詩の魂を表現するには東北のことばのほうがいいのではないかと。それで、地方訳を送っていただくようお願いをしました*。そうしたらさまざまな地方から、ぽつり、ぽつりと届き始めました。そのひとつひとつが暖かく、やさしく、力強く、私は東北のことばのもつ表現力の豊かさに目をみはりました。そこで、それらのたくさんの「ナラの木」をこのブログで紹介することにし、関連する情報や写真なども添えました。こうして「ナラの木」の輪がじわじわと広がり、いまや東北地方以外からも地方訳が届いています。「ナラの木」は私の手を離れたかのように、ひとりで歩き出しました。
この詩は不思議な力をもっているように思います。その魂を伝える自分の言葉による「ナラの木」が被害に遭われた皆さんのもとに届き、少しでも勇気づけることができることを祈っています。
高槻成紀
このブログはたくさんの内容があります。右側の「最新記事」あるいは「カテゴリー」から「目次」をクリックすると全体がわかりますので、そこからそれぞれの場所に飛べます。「地方訳」と「新しいこと」をぜひご覧ください。
東北地方から始まった「訳」は全国各地に広がり、いまや39の「地方訳」が届いています。自分も訳してみたいと思われたら、ぜひ挑戦してみてください。そして「コメント」欄を利用するか、高槻のeメールへお送りください。
takatuki@azabu-u.ac.jp
その際、お名前と地方を明記してください。
「ナラの木」の冊子を作りました。これもご希望のかたは電送します。
子供向けのお話もあります。お子様をおもちの方、どうぞ
鈴木直さんの「ナラの木」絵本
「大きいナラの木」。
「強いナラの木」
* ダイアナさんからはその後被災者へ向けての激励のメッセージがとどいています。
** この詩の著作権はホールマーク社(Hallmark Inc., USA)にあります。
私はそれをゆっくり声を出して読んでみました。すると実に心に響いてきました。それで思いつきました。この詩の魂を表現するには東北のことばのほうがいいのではないかと。それで、地方訳を送っていただくようお願いをしました*。そうしたらさまざまな地方から、ぽつり、ぽつりと届き始めました。そのひとつひとつが暖かく、やさしく、力強く、私は東北のことばのもつ表現力の豊かさに目をみはりました。そこで、それらのたくさんの「ナラの木」をこのブログで紹介することにし、関連する情報や写真なども添えました。こうして「ナラの木」の輪がじわじわと広がり、いまや東北地方以外からも地方訳が届いています。「ナラの木」は私の手を離れたかのように、ひとりで歩き出しました。
この詩は不思議な力をもっているように思います。その魂を伝える自分の言葉による「ナラの木」が被害に遭われた皆さんのもとに届き、少しでも勇気づけることができることを祈っています。
高槻成紀
このブログはたくさんの内容があります。右側の「最新記事」あるいは「カテゴリー」から「目次」をクリックすると全体がわかりますので、そこからそれぞれの場所に飛べます。「地方訳」と「新しいこと」をぜひご覧ください。
東北地方から始まった「訳」は全国各地に広がり、いまや39の「地方訳」が届いています。自分も訳してみたいと思われたら、ぜひ挑戦してみてください。そして「コメント」欄を利用するか、高槻のeメールへお送りください。
takatuki@azabu-u.ac.jp
その際、お名前と地方を明記してください。
「ナラの木」の冊子を作りました。これもご希望のかたは電送します。
子供向けのお話もあります。お子様をおもちの方、どうぞ
鈴木直さんの「ナラの木」絵本
「大きいナラの木」。
「強いナラの木」
* ダイアナさんからはその後被災者へ向けての激励のメッセージがとどいています。
** この詩の著作権はホールマーク社(Hallmark Inc., USA)にあります。
小笠原のたびんちゅ のブログから 辿りました。自分は都内に生活をしています。 東北の人達だけでなく もっと多くの人達に 届いて欲しいです。
『ナラの木』深い感動に包まれました。
早起きしてよかったです。
私なりの方法で広げていけたらいいな…と思っています。
今後私どもでも広めてゆければ・・と、考えています。
以後お見知りおき下さいませ。
よろしくお願い致します。
つきましてはその前に先に、新聞の見本を高槻さんに見て頂きたいと思うのですが、よろしければこちらまで一度ご連絡いただけませんでしょうか?よろしくお願い致します。
toiawase@gland-riche.com
NHKラジオで「岩手バージョン」を聴きました。
胸を打つ朗読でした。
私のブログ「木の名前、花の名前、名前の由来」で紹介しましたら、74歳の男性から「とても感動しました。音声を持ち歩いて聞きたいので、方法を教えてください」とのコメントがありました。
私も以前you tubeで、検索しましたが、朗読だけのものは、見当たりませんでした。
音声に静止画像を付けて、you tubeにupしていただけないでしょうか。
各地方ごとに、編集していただければ、聴きたいものを選んで、繰り返し聴けます。
復興まではまだまだ遠い道のり、あの穏やかで、胸を打つ朗読を聞きたい方はたくさんいると思います。
よろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/momono11/e/381641337d3071a642225e4c40d24942#comment-list
こちらは雑音がないので、聴きやすいと思います。
もっとたくさんの言葉で聴けたら嬉しいと思います。
ラジオ放送の機会があれば、録音してUPしたいと思っています。
http://www.youtube.com/watch?v=Yjmm99Z_avs
音の状態も、映像もよくなっていますね。検索すると古いものがでるので、こちらは削除されたほうがいいかもしれません。被災された方が耳にされたらうれしいです。重ねてありがとうございました。