がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

wildlife MLへのよびかけ

2011年04月01日 | 資料
wildlife ML各位)

このメーリングリストにふさわしいかどうか判断がつかず、ずいぶん迷いましたが、熟慮の末、出すことにしました。
 私は仙台に暮らした時間が長く、宮城県の金華山と岩手県の五葉山でシカの調査に明け暮れました。いずれも今度の大震災のなかでも最も大きな被害を受けた場所です。伝わる情報に衝撃を受け、ない情報にさらに心おだやかでいられません。自分のできることが限られることにも心苦しくてなりません。
 そうしたとき、クマの仲間のメーリングリストにダイアナさんというアメリカの研究者からナラの木をうたった詩が紹介されました。私は強く動かされ、僭越ながら訳させてもらいました。すると幾人かの人から反応があり、中でも山形県の佐藤さんから「庄内訳」が送られて来ました。それを音読して、私は言葉のもつ力に驚きました。それで思いついたのは、これを津軽、南部、伊達、会津など、それぞれの被災地のことばに訳してラジオなどで流してもらったら、きっと被災者に元気をもってもらえるのではないかということです。
 それで皆様にお願いは、これらの地方の方、あるいはそこにお知り合いをお持ちの方はその訳を私に送っていただけないでしょうか。
 なお、このアイデアについてダイアナさんもぜひ進めてほしいとおっしゃっています。

2011年3月29日 高槻成紀

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