
WORLD
アース・ウインド&ファイアー(EW&F)と聞くと胸がときめくおぢさん・おばさんも多いだろう。
70年代後半から80年代前半にかけて、彼らはダンスミュージックシーンの中心にいた。
ファンキーでグルーヴ感のある彼らの音楽はディスコではテッパンソングだった。
そんな彼らもデビュー40周年を迎えた!
そしてその記念として、8年ぶりのニューアルバムがリリースされた。
となるとやっぱりどうしても気になり、聴かずにはいられない。
ということで、ボーナスCDがついた日本の初回限定版をオーダーした。
今回のアルバムのテーマは原点回帰らしい。
これはコンピュータを導入しエレクトリック志向に走っていったサウンドを、70年代から80年代初頭までのサウンドに戻そうとの事。
そして本作では初期のEW&Fの特徴でもあったホーン・セクションを復活させている。
フィリップ・ベイリー(Vo)が中心となってプロデュースし、ヴァーディン・ホワイト(b)もプロデュースに名を連ねている。
この二人に加えてラルフ・ジョンソン(Vo, Per)も製作に深く関わっているようだ。
聴いてみると、なるほど!とニヤけるくらいの懐かしいあの頃のサウンドだった。
決定的な違いは神経性障害で病気療養中のモーリス・ホワイトが参加していないことと、ファルセットで歌うフィリップ・ベイリーの高音が前ほど出なくなっている点だ。
しかし、キレのいいファンキーなブラスサウンドは完全復活している。
確かにあの頃のEW&Fのサウンドになってるようだ。
アルバムのトップを飾る「サイン・オン」。
ファンキーで切れのいいホーンセクションがバックを盛り立てるミディアムテンポの曲だ。
はねるようなヴァーディンのスラップベースも健在だ。
続く「ラヴ・イズ・ロー」はしっとりとしたメローな曲で、フィリップのファルセットがきれいだ。
こんなミディアム・バラードもあの頃のEW&Fのアルバムには必ず入っていた。
そして「マイ・プロミス」でモーリス・ホワイト風にフィリップが地声で歌い、ファルセットも併用し、モーリス&フィリップのツインヴォーカルに近い雰囲気を醸し出している。
ちなみにこの曲は本作からのセカンド・シングルだ。
アルバムリリース前に先行シングルとしてリリースされたのが「ガイディング・ライツ」。
これまたしっとりとした綺麗なバラードで、EW&Fの十八番とも言える曲調だ。
後半に流れるモーグ・シンセサイザーのソロも荘厳な感じがしていい。
ここまで聴けば、原点回帰を目指して製作されたことははっきりと感じられる。
その後もあの頃のEW&Fらしいサウンドが最後まで続く。
ソウルフルなダンスミュージックはEDM全盛の現在には返って新鮮に聞こえる。
やはり実力のあるバンドの手のかかった作品という感じがする。
これをライヴで聴けたら、盛り上がることは間違いない。
さて、初回限定版には、著名なミュージシャンや音楽関係者によるお気に入りのEW&Fナンバーが収録されたコンピレーションアルバムが付属している。
ここには、病気療養中のモーリス・ホワイト、ファレル、レニー・クラヴィッツ、アウトキャストのアンドレ3000(懐かしい!)、デヴィッド・フォスターなどが名を連ね、日本語版にはジャイアンツの阿部慎之助の名前もある。
また、それぞれがなぜこの曲を選んだかがライナーノーツに寄せられている。
これらのコメントがなかなか興味深い。
ベスト盤と違って、思い出の一曲的な感じになっていて、必ずしも大ヒットした曲ではない。
しかし改めて聴くとどれも素晴らしい曲ばかりで、EW&Fがいかに偉大なバンドなのかを再認識した。
自分が選曲するなら、「Serpentine Fire」かな。
小遣いで初めて買ったアルバムは、この曲が収録されていた『All 'N All (太陽神)』だったと記憶している。
ただ皮肉なことに、このコンピを聴くと、原点回帰した現在のEW&Fのサウンドがちょっと霞んでしまった。
やはりその違いがより明確になってしまった。
なお、この日本語版のこのコンピレーションにはDJ KOMORIやTJO&YOSUKEら日本人DJによるリミックスも収録されている。
どうせ買うんだったらこのボーナスCD入りがいいでしょ。
ただamazonnを見るともうすでに在庫は無い様で、マーケットプレイスでプレミア付き価格で販売しているようだ。
まあ、探せばまだありそうな気がするけどね。
今後のEW&Fの更なる活躍にも期待したい!
やっぱり生ライブが見たいなぁ。
お気に入り度:



アース・ウインド&ファイアー(EW&F)と聞くと胸がときめくおぢさん・おばさんも多いだろう。
70年代後半から80年代前半にかけて、彼らはダンスミュージックシーンの中心にいた。
ファンキーでグルーヴ感のある彼らの音楽はディスコではテッパンソングだった。
そんな彼らもデビュー40周年を迎えた!
そしてその記念として、8年ぶりのニューアルバムがリリースされた。
となるとやっぱりどうしても気になり、聴かずにはいられない。
ということで、ボーナスCDがついた日本の初回限定版をオーダーした。
今回のアルバムのテーマは原点回帰らしい。
これはコンピュータを導入しエレクトリック志向に走っていったサウンドを、70年代から80年代初頭までのサウンドに戻そうとの事。
そして本作では初期のEW&Fの特徴でもあったホーン・セクションを復活させている。
フィリップ・ベイリー(Vo)が中心となってプロデュースし、ヴァーディン・ホワイト(b)もプロデュースに名を連ねている。
この二人に加えてラルフ・ジョンソン(Vo, Per)も製作に深く関わっているようだ。
聴いてみると、なるほど!とニヤけるくらいの懐かしいあの頃のサウンドだった。
決定的な違いは神経性障害で病気療養中のモーリス・ホワイトが参加していないことと、ファルセットで歌うフィリップ・ベイリーの高音が前ほど出なくなっている点だ。
しかし、キレのいいファンキーなブラスサウンドは完全復活している。
確かにあの頃のEW&Fのサウンドになってるようだ。
アルバムのトップを飾る「サイン・オン」。
ファンキーで切れのいいホーンセクションがバックを盛り立てるミディアムテンポの曲だ。
はねるようなヴァーディンのスラップベースも健在だ。
続く「ラヴ・イズ・ロー」はしっとりとしたメローな曲で、フィリップのファルセットがきれいだ。
こんなミディアム・バラードもあの頃のEW&Fのアルバムには必ず入っていた。
そして「マイ・プロミス」でモーリス・ホワイト風にフィリップが地声で歌い、ファルセットも併用し、モーリス&フィリップのツインヴォーカルに近い雰囲気を醸し出している。
ちなみにこの曲は本作からのセカンド・シングルだ。
アルバムリリース前に先行シングルとしてリリースされたのが「ガイディング・ライツ」。
これまたしっとりとした綺麗なバラードで、EW&Fの十八番とも言える曲調だ。
後半に流れるモーグ・シンセサイザーのソロも荘厳な感じがしていい。
ここまで聴けば、原点回帰を目指して製作されたことははっきりと感じられる。
その後もあの頃のEW&Fらしいサウンドが最後まで続く。
ソウルフルなダンスミュージックはEDM全盛の現在には返って新鮮に聞こえる。
やはり実力のあるバンドの手のかかった作品という感じがする。
これをライヴで聴けたら、盛り上がることは間違いない。
さて、初回限定版には、著名なミュージシャンや音楽関係者によるお気に入りのEW&Fナンバーが収録されたコンピレーションアルバムが付属している。
ここには、病気療養中のモーリス・ホワイト、ファレル、レニー・クラヴィッツ、アウトキャストのアンドレ3000(懐かしい!)、デヴィッド・フォスターなどが名を連ね、日本語版にはジャイアンツの阿部慎之助の名前もある。
また、それぞれがなぜこの曲を選んだかがライナーノーツに寄せられている。
これらのコメントがなかなか興味深い。
ベスト盤と違って、思い出の一曲的な感じになっていて、必ずしも大ヒットした曲ではない。
しかし改めて聴くとどれも素晴らしい曲ばかりで、EW&Fがいかに偉大なバンドなのかを再認識した。
自分が選曲するなら、「Serpentine Fire」かな。
小遣いで初めて買ったアルバムは、この曲が収録されていた『All 'N All (太陽神)』だったと記憶している。
ただ皮肉なことに、このコンピを聴くと、原点回帰した現在のEW&Fのサウンドがちょっと霞んでしまった。
やはりその違いがより明確になってしまった。
なお、この日本語版のこのコンピレーションにはDJ KOMORIやTJO&YOSUKEら日本人DJによるリミックスも収録されている。
どうせ買うんだったらこのボーナスCD入りがいいでしょ。
ただamazonnを見るともうすでに在庫は無い様で、マーケットプレイスでプレミア付き価格で販売しているようだ。
まあ、探せばまだありそうな気がするけどね。
今後のEW&Fの更なる活躍にも期待したい!
やっぱり生ライブが見たいなぁ。
お気に入り度:




Earth, Wind & Fire - Sign On (Rehearsal)
Earth, Wind & Fire - My Promise (Rehearsal Performance)
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