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都内のパワースポット、御岳山と澤乃井酒蔵見学

2013-04-20 22:23:20 | Spot
ランニングクラブの先輩方と春の奥多摩散策を兼ねて御岳山に行ってきました。
しかし、残念なことに天気は曇りで、4月なのに2月並み?の肌寒い日となった。
天気予報によると夕方には雨も降るらしい。

本日の予定は御岳山の散策とランチの食事会、澤乃井酒蔵見学というものだ。
入院されていたメンバーの方の退院祝いも兼ねた集まりだった。
だから御岳山の散策といっても、登山やトレッキングをするわけでもなく、ケーブルカーで山頂まで行くお気軽なものだ。

御岳山に行くための最寄駅はJR青梅線の御嶽駅。
ちなみに東急池上線に御嶽山(おんたけさん)駅があるが、こちらは御嶽(みたけ)駅。
JR青梅線の駅名表示は御嶽駅だが、山の表示には主に御岳山が使われている。
なんとも紛らわしい。
全国にも御岳山、御嶽山という名前は多くあるので、ネットの乗換案内等で電車のスケジュールを調べる際には注意が必要だ。

さて、JR御嶽駅で下車し、御岳山に行くために近くにある西東京バスの待合所からバスに乗り換える。
ここから終点のケーブルカーの上り口となる「ケーブル下」まで移動する。
所要時間は約10分で270円。SUICAやPASMOも利用可能だ。
1時間に2本ぐらいしかないが、週末など日によっては臨時増発もあるようだ。

京王バス・西東京バス 御岳駅~ケーブル下(滝本駅)時刻表

「ケーブル下」停留所から急な坂道を登って5分ほどで、ケーブルカーの御岳登山鉄道 滝本駅に到着。
ここから6分ほどで山頂の御岳山駅までは6分くらい。
乗車料金は片道570円で、往復なら1090円。
実はこのケーブルカー、ワンちゃんと一緒に乗ることが出来、ペットの乗車料金も設定されている。
これは御岳山の武蔵御嶽神社に「おいぬ様」こと、大口真神(おおくちまがみ)が祀られているからだ。
実はおいぬ様は日本狼だったとのことだが、おいぬ様にちなんでワンちゃんの来山が増えていている。
愛犬家には人気のアウトドアスポットとは知らず、帰りにリードにつながれたワンちゃんとケーブルカーで遭遇してビックリした。


御岳山登山鉄道 時刻表


このケーブルカーは高低差423.4mで、最急勾配25度10分。
途中ではちょうどミツバツツジが咲いていて、淡い紫色の花を観ることが出来た。



(写真は下りの時のもの)


標高 831m の御岳山駅に到着すれば駅前の御岳平から眺めのいい景色が見えるハズだったが、あいにくの天気。
冒頭の写真のようなキリに霞んだ景色となった。
まあ、これはこれで都内有数のパワースポットらしい雰囲気でもあるからいいとしよう。

ここから30分ほど先にある武蔵御嶽神社を目指す。
神社までの道は完全に舗装されていて歩きやすい。
途中、宿がいくつもあったのには驚かされた。
この山にこれほどの宿があったとは・・・。
多少急な坂や階段などもあったが、疲れるほどの距離でもない。
ちょっとした散歩ぐらいの感じでいい運動にはなる。
そして、日本三御嶽の一つで関東一の霊山と言われる武蔵御嶽神社に到着した。





ここは標高 929m の山頂に創建された神社で、厄除、長寿などのご利益で知られているらしい。
お参りを済ませた後、裏側にあるおいぬ様と言われる大口真神(おおくちまがみ)にもお参りをした。
こちらは盗難除け・魔除けの神だそうだ。

パワースポットを堪能したあと、御岳山駅へ戻った。
途中の売店で暖かい玉こんにゃくをいただいた。
唐辛子ではなく七味をつけたのだが、寒かったこともありとてもおいしかった。
駅に着くころにはすっかり雨が降り始めていた。
駅構内や前のみやげ物店ではストーブがついていて、ケーブルカー発車の時間まで一休み。

ケーブルカーを降りると昼食を予約していたゆずの里・勝仙閣の迎えの車が到着していた。
ここを利用するのは二度目だが、勝仙閣のご好意で滝本駅まで迎えに来ていただいた。
バスを待たなくて済むのでとても助かった。

ゆずの里 勝仙閣は料亭旅館で、その名の通り、ゆずを使ったコース料理がいただける。
今年カミさんと吉野梅郷に梅を観に来た時にこちらで食事をしたが、おいしかったので今回も利用させていただいた。
前回同様、客室での相席となるランチのコース花柚子膳(3,675円)を予約した。
ゆずづくしの会席料理で諸先輩方にも喜んでいただけたようだ。




勝仙閣のお気軽 花柚子膳


なお、ぐるなびクーポンを使うと食事代の5%割引か、無料で柚子風呂が利用できる。
今回はこれを使い、食事後、柚子風呂に入って汗を流し、冷えた身体を温めた。

その後、勝仙閣を後にし、ここから徒歩7分ぐらいの距離にある日本酒、澤乃井の小澤酒造へ向かった。
こちらでは酒蔵見学が出来るが、最終回となる午後3時の回を予約していた。
予約時に言われた10分前になんとか間に合うことが出来た。





生憎の雨にもかかわらず、酒蔵見学はかなり賑わっていた。
これでは飛び込みで入るのは厳しそうな感じで、予約しておくのが無難だ。
この回も20名以上の方が参加されていたし、前後のグループも同じくらいの人数がいた。

まず小澤酒造の方から日本や都内の日本酒の酒造メーカーの状況や新酒、酒林の話などを聴いた。
ちなみに酒林とは酒蔵の軒先に吊るす杉の葉を束ねて丸く刈上げた球体で、新酒が出来たことを知らせるサインとのこと。
上記写真で蔵の上に吊り下げられているものが酒林だ。

説明をしてくれた社員の方と参加者のやりとりから、参加者には日本酒愛好家の方が多いことがわかった。
そしてこのお話が終わるといよいよ酒蔵見学だ。
蔵に入る前には水で靴の裏を洗ってから入る。
大きな貯蔵タンクやお酒造りに使う米の見本、瓶詰めして寝かせているお酒や仕込水の見学をした。
見学の最後はお楽しみのきき酒だ。
今回はスッキリとした味わいの「花見新酒」をいただいた。

見学の後は道路の下をくぐって、澤乃井園に向かった。
ここは緑に囲まれたガーデンスペースで、澤乃井のお酒や軽食、お土産などが買うことが出来る。
テーブルやチェアも容易されていてゆっくりと澤乃井のお酒を楽しむことが出来る。
しかし、今日は生憎の雨のため、屋根のあるところに人が集まっていた。
酒蔵見学の際に仕込水を使ったおいしい豆腐が売っていると聞き、お土産用におぼろ豆腐を買った。
本当はここでもっとゆっくりしたいところだが、雨も強く寒かったので帰ることとなった。
小澤酒造も澤乃井園も青梅マラソンのコース沿いにあるので、応援する方はここなら楽しみながら応援が出来そうだ。


澤乃井 小澤酒造のホームページ


さて、生憎の天気となってしまったが、なかなか楽しめた一日だった。
ゴールデンウィークも近いので、奥多摩を楽しんでみたらいかがでしょうか?
よろしかったら、上記のプランもご参考にしてください。
天気が良ければ、一層楽しめること間違い無しですよ。

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