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アートポップ / レディ・ガガ

2013-11-10 16:28:59 | Music
POP


レディ・ガガの待望のニューアルバムがリリースされた。
世界中で大ヒットした前作『ボーン・ディス・ウェイ』から約2年半ぶりとなる。
印象としてはかなり前作から本作までは、結構間が空いていた感じがする。

今年アルバム『クラリティ』を発表した若手ドイツ人 DJ の ZEDD がプロデュースに関わっているというような噂も聞え楽しみにしていた。
ZEDDが手がけるガガ様のリミックスは前作でもボーナストラックとしてアルバムに収録されていたりするのだが、彼がどんなサウンドを繰り出すのか興味深かった。

今回もDVDが付いたデラックスエディション(初回限定版)をオーダーした。
届いた『アートポップ』のジャケットはポップだがインパクトのある刺激的なものだった。
露出度が高い、いかにもガガ様らしい仕上がりだ。

そしてそのサウンドは全編でエレクトリック色が濃く、エッジーな曲が多い感じだ。
自分としてはかなり好みの音になっているが、好き嫌いは分かれるかもしれない。
アルバムタイトルとは異なり、前作の方がポップだったなぁというのが最初に聴いた時の印象だった。
ただし、何度か繰り返して聴いているうちに、実はかなりポップな作品なんだなと思うようになった。
サウンドそのものは結構キレキレな感じがするが、メロディーラインは彼女らしくポップでキャッチーなものが多い。
そしてこのとんがった音に負けないガガ様の強烈で個性的なヴォーカルが光っている。

クレジットを見ると ZEDD もプロデュースをしているが、前作でもプロデュースに名を連ねていた DJ WHITE SHADOW が手がけている作品が多い。

アルバムのトップを飾る「AURA」はかなりぶっ飛んだ感じの曲だ。
シタールっぽい雰囲気の音が使われていたりするが、サビはかなりポップだ。
2曲目の「VENUS」はシングルカット候補になりそうなポップチューン。
だけどかなりエッジが効いたサウンドだ。
3曲目の「G.U.I」もシングルカットいけそうなエレクトロチューン。
クールなサウンドで、ベースも終始ブリブリした感じ。

続く4曲目の「 SEXXX DREAMS」もシングルカット行けそう。
サビではガガ様のファルセットが聞ける。
5曲目の「JEWELS N' DRUGS」はアルバムの唯一のHIP HOPチューン。
この曲もクールでなかなか良い。
6曲目の「MANICURE」はキラーチューンとなりそうなアゲアゲな曲。
7曲目の「Do What U Want」は R. Kelly をゲストボーカルに迎えた曲。
アルバム中盤となるこの曲もかなりいい感じでシングルカット間違い無し。
11曲目の「Fashion!」は今年再度流行りつつあるディスコ調の曲。
今年、ダンスミュージックをリードしているアーティストの作品にこういったビートを使ったものが結構あった。
アルバムの最後を飾るのがファーストシングルの「Applause」だ。
喝采という名のこの曲ではその名の通り、ハンドクラップを効果的に使っている。
このアルバムにはこの後、3つの「Applause」のリミックスが収録されている。
「Applause」が4回も続くことになるが、どの曲も雰囲気が全く異なるので違和感は感じない。

他にも「シングルカットで行けそうな曲はある。
このアルバムからいったい何曲のシングルが生まれるのだろうか?
エレクトリック志向がより濃厚な作品で、個人的になかなか良いアルバムだと感じた。
奇抜な衣装でいつも話題作りを提供してくれるガガ様だが、そのヴォーカルもパンチがあり迫力がある。
ただ前作の方がいいという方も多いかもしれない。
でもこのアルバムも結構売れるんでしょうね。

あと付属のDVDにはiTunes FESTIVAL 2013のライブが収録されている。
これは1時間のライブで、いずれも本アルバムに収録されている新曲ばかりで見応えがある。
派手なライブではないが、ガガ様らしい演出が満載だ。
やっぱりどうせ買うならDVD付きをお勧めします。


お気に入り度: 


Lady Gaga - Applause (Official)



Lady Gaga - Machete Kills - Aura (Lyric Video)



Lady Gaga - Venus (Audio)



Lady Gaga - Dope (Audio)





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