おやぢタイプ

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高尾山

2006-10-28 23:50:39 | Spot
天気も良かったため、息子と一緒に秋深まる高尾山登山に行ってきた。
高尾山には何度か行ったことはあるが、いつも往復ケーブルカーを利用しているため、歩きで登山をするのは初めてだ。
息子は小学校の遠足ですでに何度か登山経験がある。
今回はいくつかある登山コースから、ケーブルカーの高尾登山電鉄清滝駅の左手から登る6号路を選択。
舗装された急な坂道をしばらく上ると東京高尾病院があり、ここの横の階段をあがったところから山道がスタートする。
最初はこんな道でいいのだろうか?と不安だったが、後からきた家族連れのおばさんの話ではここで間違いないとのこと。
気を取り直して、進むといきなり予想外のハードな山道だった。
最初は20~30分続いたが、その後は割りと緩やかな道だった。
道は結構細いので、下る方とすれ違う時に道を譲ったり譲られたり。
すれ違う際には「こんにちは」と声を交わしていくが、やはり年配の方が多い。
こちら汗だくではぁはぁと息を弾ませているのに、皆さん涼しい顔でニコニコしながら通り過ぎていく。
みなさん、元気だなぁと感心しつつ、自分の体力の無さを嘆く。
週末はジョギングや自転車に乗ったりしてはいるのだが・・・。
ちょっと太り気味の中学生の息子も多少つらそうだ。

しかし中盤からは道も緩やかになり、登山を楽しめるようになってきた。
まだ紅葉はないが、沢も近くにあり水の流れる音がしたり、鳥のさえずりが聞こえたりして、気持ちがいいもんだ。
途中キジのような尾が長い鳥が目の前をゆうゆうと歩きながら横切っていった。
へぇ、こんな鳥が見れるのかと新鮮な驚きを感じる。
登山路途中に看板があり、この鳥が「やまどり」だとわかった。
やはりここは大自然の山の中なのだ。

途中休憩を挟みながら、100分ほどでケーブルカーで登ってきた人も利用する広い道に合流した。
山頂はもう近い!
そこから10分もしないうちについに山頂に到着!
山頂はちょっとひんやりしている。
汗をかいているので、余計寒く感じる。

汗をタオルでよくふき取り、お弁当を食べる。
おなかが空いていたこともあり、頂上で食べるお弁当は格別にうまい!
山頂はたくさんの観光客であふれていて、とてもにぎやかだ。
ある茶店の脇を見るとそこにはお店のものらしき自動車が2台ほど駐車してあった。
なんだ、頂上まで車で来れる道もあるのかとちょっとがっかり。

下山はケーブルカーを利用した。
このケーブルカーの高尾山駅から降りる最初の勾配は31度近くもあるそうだ。
アナウンスによるとこれはケーブルカーとしては日本一の急勾配だそうだ。
社内では立っていたので、手すりをつかんでいてもかなり踏ん張らないと転がりそうだ。
途中で登りの車両とすれ違い、景色を楽しんでいるとあっという間に清滝駅に到着した。
清滝駅と京王線高尾山口駅の間にはたくさんの土産物屋やそば屋が立ち並ぶ。
そういえば前に来た時は、この辺のそば屋に入ったなぁ。

また高尾山口駅のすぐ前にはトリックアート美術館もある。
いつも高尾山に行った折には訪れてみたいと思っていたので、今回は寄ってみた。
目の錯覚を利用した作品がたくさんあり、結構楽しめた。
ちなみに大人1300円、中高生1000円、小学生700円也。
高尾山を訪れた帰りにこんなところに立ち寄るのもいい。
おかげで一日フルに楽しめ、息子も満足の休日となった。

初心者が登るには高尾山はちょうどいいぐらいの山だし、都心からも近い。
新宿から京王線高尾山口駅まで準特急で47分。
これから紅葉が始まるので、たまにはケーブルカーではなく歩いて登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。

高尾登山電鉄公式サイト



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