おやぢタイプ

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ヤッターマン

2009-03-15 23:24:41 | Movie
タツノコプロ原作の映画『ヤッターマン』を息子と観てきた。
『ヤッターマン』と言えば、30年程前にTVで放送されたアニメ作品だ。
なんとも懐かしい作品だが、実写版として映画化されるというニュースを聞いた。
リアルタイムで毎週観ていたヤッターマン世代のおぢさんにとっては聞き捨てならない話だ。
一番気になるキャスティングだが、これがなかなか絶妙で納得の配役だった。
ヤッターマン1号には嵐の櫻井翔、ヤッターマン2号に福田沙紀。
このあたりはいまどきの邦画らしく順当なところか。
一番気になるドロンボー一味のドロンジョ様は深キョンこと深田恭子。
これを聞いた瞬間、観たい!と思ってしまったのは私だけではないハズだ!
そしてボヤッキーに生瀬勝久、トンズラーにケンドーコバヤシだ!
特に生瀬勝久のボヤッキーなんて絶妙のキャスティング過ぎて、笑ってしまった。
『ゲゲゲの鬼太郎』でねずみ男を演じた大泉洋と同じくらいのはまり役になるに違いない。
なんだかんだ言っても、ただ深キョンのドロンジョ様を見たい一心で、映画館に足を運んだ。

さて、そのストーリーは・・・。
ガンちゃんは父が製作途中だった犬型の巨大ロボット、ヤッターワンを完成させ、ガールフレンドのアイちゃんとともにヤッターマン1号、2号として愛と正義のためにドロンボー一味と日夜戦っている。
ドロンボー一味が探しているドクロストーンが4つ集まると世界が大変なことになってしまうらしいのだが・・・。

本作の監督は日本映画界の鬼才、三池崇史監督だ。
バイオレンスものが多いが、本作みたいなヒーローものも手がけるなんとも引き出しの多い監督だ。
そして往年のヤッターマンファンを決してガッカリさせないディテールに凝った作品に仕上げている。
ヤッターマンの決めポーズ(切れがいい!)や決めセリフ、設定など原作にほぼ忠実でなんとも懐かしさ一杯だった。
そりゃ、そうだよ。なんと言っても30年ぶりだもんね。
当時はよく覚えていたけど、完全に忘れていた御馴染みの道具名やセリフが次々と飛び出してる。

「シビレステッキ」、「アラホラサッサ!」、「ポチっとな」、「おしおきだべぇ~」等々・・・。
あぁー、そうそう、そうだったなぁなんて懐かしさの連続だ。

全体のストーリーも2時間枠で作ってるというよりも、アニメの30分枠を意識したストーリーが何本か入っているという構成になっている。
「今週のビックリドッキリメカ~!」というセリフが何回か出てくるが、それ自体毎週放送を意識したテレビのノリだ。
ちなみに最後には予告編もあるので、見逃さないように。

そしてなんと言っても深キョンのドロンジョ様がキュートで◎でした。
マスクから見えるパッチリとした目とセクシーな唇が印象的でした。

あっ、それからどくろ鮨のシーンのお客役で、アニメ版でドロンジョ様の声を担当していた小原乃梨子とトンズラー役のたてかべ和也が出てましたね。
サングラスかけたおばさんと叔父さんがそうだったんだけど、気付きましたか?
実は新旧のドロンボー一味が絡んでいたシーンだったんです。
(そういえばこのお二人、ドラえもんでのび太とジャイアンも担当してましたね。)
こんな小ネタも挟んでたりするんで、見逃さないように。

この作品、全体的にキャラが活き活きとしていたところがグッドでした。
ストーリー云々より、実写で展開されるヤッターマンワールドそのもの素直に楽しむべきです。
ヤッターマン1号、2号、ドロンボー一味を演じるそれぞれの役者がいい味だしていて、がっかりすることないでしょう。

ヤッターマンをリアルタイムで観ていたお父さん、お母さん、最近ヤッターマンを観ている子供、まだヤッターマンを観たことがない人も含め、すべての人が楽しめる内容になってます。
でもやっぱり一番楽しめるのはリアルタイムで観ていたお父さん達かもね。
個人的には結構楽しめました。
子供をダシにして、ドロンジョ様を観に行きましょう!

ヤッターマン 公式HP




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