憲法学者の奥平康弘さんが亡くなった。…「世界を揺るがせたた9.11のすぐ後にはこう語っていた。「米国の人々の怒りは理解できる。それにしても、エネルギーが報復の正当化にあまりにも簡単に結びついてはいまいか」。それより「平和的にテロをなくす力が」大切だと。奥平さんの懸念したことが、今思えば「イスラム国」と言う怪物を生む一因にもなった。「テロとの戦い」が世界を一層危険にしている時代にこそ、9条に根差した発言を続けてほしかった。 2月1日付天声人語より
ジャーナリストの後藤健二さんが殺害された。「イスラム国」内で起こっている事実を報道するために、取材していた人を理由もなく拘束し、勝手な言い分をふりまき、生命を奪った。
アフガニスタン、イラクに武力進攻し、部族間・宗派間の争いを拡大させ、避難民を作り出し、結果はテロを生みだす温床となってしまった。
貧困格差をなくし、すべての子どもに正しい教育がおこなわれることが必要。