写真・四季のたより

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上高地は黄金色

2011-10-20 22:34:06 | 旅行

 10月16日~19日「大人の休日倶楽部」ツアーに参加してきました。黒部峡谷はトロッコ電車で、立山アルペンルート、上高地と盛りだくさんの旅行でした。

まずは富山宇奈月温泉へ。

 富山地方鉄道宇奈月温泉駅前の名物の温泉噴水です。

 ご存じ黒部峡谷をトコトコ登っていきます。我々の車両は窓・屋根付きでしたが、本物のトロッコの方は寒そうでした。今回は終点の欅平までは時間の関係で行かれず途中の鐘釣で引き返します。沿線の紅葉はすでに終わっていました。残念!

2日目は立山黒部アルペンルートです。バスで立山に移動しそこからケーブルカーから始まり、みなさんのご存じの通り扇沢にと立山連邦を横断です。

 立山駅前で

 美女平から室堂までの車窓から

 室堂はとっくに紅葉は終わっています。その上雨こそ降っていない物の気温は4℃。風もそれなりに吹いており、とても外を歩いて楽しむ状況ではありません。しかし、人は多いです。そして外国語が飛び交っています。写真はチングルマのいま、です。

 黒部平で、背景の山の中腹にケーブルの乗り場の大観峰が有ります。

 黒部湖で、アルペンルートの中ではここの紅葉が一番きれいでした。

3日目は上高地です。

 信濃大町のホテルの中庭で、出発前に。朝食のレストランから見えたのでフロントでそこへの道を聞いたところ丁寧に教えてくれました。いつものように好きなことを言いながら撮っていると、道を教えてくれた人が来て「せっかくですからお二人で撮りましょう」と言ってくれます。わざわざそれだけのために来てくれました。

 国宝松本城、天守閣最上階から北アルプスが見えるときがある、話は前々から聞いていました。鉄砲、刀等々の展示品には目もくれず一目散に最上階を目指します。「ことによるとあれがこれから行く乗鞍かな」程度にしか見えませんでした。朝食後、乗鞍へ。しかし、行くては怪しげな雲が立ちこめています。山道に入っても紅葉は驚くほどのきれいさはありませ例年だと、ここはガイドは黙っておれ、と言われるほど歓声が上がります」それほどきれいだと言いますが「今年は茶色が多いですね、いつもよりはきれいさはないですね」とバスガイドさん。

 安房トンネルと出たところでは、バスは薄い霧に包まれた状態です。これで乗鞍に行く意味があるのかと思うほど。バスはドンドンと高度を上げます。白樺とダケカンバの黄葉が見事です。と、突然霧が晴れました。バスの下には雲海です。いままで雲の中を走っていたのです。

 見事な雲海です。空は雲一つ無い青空です。今度は乗鞍畳平での景色に期待が膨らみます。

 バスの中に歓声が上がります。雲海の上に北アルプスの峰峰がくっきりと見えます。カーブを曲がるごとに見えたり見えなくなったりです。妻が執念でその一瞬を捕らえました。標高2702mの乗鞍畳平は寒いです。魔王岳にたくさんの人が登っています。一番登りやすく、休憩時間内で行かれると言います。やや、みなさんより遅れて挑戦します。一気に人を追い越します。同じツアーのメンバーも何人か抜いていきます。しかし、10分と持ちません。考えてみればここは標高2700mです、空気が薄い!登るペースを落とします。しかし、人に追い越しはされません。突然視界が開けました。前方に素人でも分かる槍ヶ岳、穂高連邦がくっきりと見えます。ヨシッ!ここでいい、とレンズを向けます。2~3度シャッターを切ったときです「頂上行ってきました!ヤッター!気持ちいい!」と女性の声。同じツアーの人です。今日のバスの席は私の後ろのご夫妻です。奥さんがハイタッチするように手を挙げています。分かりました!私の行きます!そこに見えているのですから。大きな岩を両手で掴まりながらよじ登ります。「オウッ!」2~3分で上がれるところでしたが景色が全く替わりました。14時50分、魔王岳標高2764m道標があります。確認し、北アルプス連邦をじっくりと撮します。(このときはデジカメ持参しませんでした、リバーサルができあがった際記載します)

 今夜の宿上高地五千尺ホテルに向かいます。釜トンネルを抜けたとたん景色が替わりました。目に飛び込んでくる景色黄金色です。

 大正池に写り込む穂高連邦です。バスの窓あけてコンパクトカメラで撮影です。

4日目、旅行最終日です。上高地の朝は冷え込みました。-5度。

 梓川は川霧です。

 合羽橋も霜で白くなっており、歩くのに滑って怖いです。

朝食後、ナショナルパークガイド付きで明神池までのハイクです。魅力的な企画ですが我が家は辞退しました。往復2時間はおそらく無理、みなさんに迷惑掛けてしまいます。

 河童橋からの定番景色。みなさんが出かけた後梓川沿いに歩きました。

 白樺の生息限界が標高1500m、ダケカンバが生息始めるのが1500m、と言うわけで上高地の黄葉は白樺とダケカンバだそうです。これが朝日に照らされてまさに黄金色です。ずっと見ていてもあきません。何度も同じ写真を撮ってしまいます。

 霜が解けた後でしょう。

 梓川に沿って白樺が続きます。

 とにかく何でも撮したくなる色彩です。

 ホテル前12時集合です。田代橋で11時少し前。大正池まで行きたっかけれどこれ以上は無理。梓川を渡り反対側を河童橋に向かって登ります。反対側から見る景色は当然違って見えます。「上高地は黄金色」でした。黒部峡谷、アルペンルート満足できませんでしたが、乗鞍魔王岳と上高地でその分まで取り返しました。終わりよければすべてヨシ!です。

 東京駅新幹線ホームの待合室で偶然添乗員と隣り合わせに座っていました。「こんな高いツアーに参加する人がいるんですねー」としみじみ言っていました。何を言うか!自分は主催者側なのに!確かに高いツアーでしたが、すべてに満足でした。泊まるホテルはその地ですべて最高(バスガイド)昼食もホテルで。一週間遅れの結婚記念日旅行でしたが、充分記念となりました。

 

 

 


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2 コメント

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素晴らしい (ほしがき)
2011-10-21 18:14:27
ブログアップをずっと待ってました。
雲海の上の北アルプス
上高地の黄葉、素晴らしくきれいです。
なかなか天気に恵まれない時期ですが
このような好天に恵まれて良かったですね。
リバーサルでのプリントも期待しています。
返信する
ほしがきさん (ken)
2011-10-21 19:15:58
 ありがとうございます。
すべてお天気のせいです。
撮影技術関係有りません。あの景色では誰でも撮れます。
 おかげで充分楽しみました。
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