功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

この『政調全体会議』では(2021-11-15 14:24:14)

2021-11-15 16:35:08 | On the Road
▼感染症対策を施しつつギリギリの収容です。
 総選挙で初当選したばかりの代議士を含め、議員で埋まっています。
 これ、みんな、国会議員です。
 自由民主党本部のいちばん広い部屋、部屋というより小ホールのようなところが、間隔をとりつつも満席です。
 二階下にオンラインで繋ぐ部屋も用意されているのですが、やはり現場に居ようという議員が多いですね。

▼この『政調全体会議』では、各部会長の席が優先的に前にセットされているので、早く来ても、こういう感じの座り位置になります。
 これでは、いつ発言機会が来るのか分かりませんが、とにかくずっと手を挙げていなければなりません。



▼今回の経済対策では、海洋、日本の海についてまったく無視をされていて、憤慨しています。
「新しい資本主義」を科学技術立国でつくるという項目において、メタンハイドレート、メタンプルーム、レアアース、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、金銀銅などを含む熱水鉱床という豊かな自前資源は一切、無視、海洋状況把握 ( MDA ) も無視、北極研究や海水温の異常なども無視、海洋国家日本にまるで海が無いような経済対策です。
 この愚かさには、茫然とします。

▼先日、経産省がいまだに「資源の乏しい日本」と公文書のなかで言っているという呆れた姿勢を厳しく指摘し、経産官僚と議論したばかりです。
 しかし、ひとり経産省だけではなく、政府全体として、まだまだ「資源は日本の海から採るのではなく、戦勝国アメリカの仲介で、中東の独裁者から買った方が、値段高く、その分、マージンも大きい」という既得権益に漬かっているということが、今回、よおく分かりました。

 これでは、もしもぼくが1期で国会を去るのなら、怒濤のように逆流が起きて、この5年4か月のあいだ骨身を削って、自前資源の開発にも取り組む姿勢を政府に創ったことが悉 ( ことごと ) く覆されるということも、よおくよおく、分かりました。
 万やむを得ず、9か月後の参院選に再び立つことを決めていることは、官僚・行政官がいちばん良く知っています。
 それへの先制攻撃にも見えます。
 決して屈しません。

▼さぁ、辛抱強く、手を挙げ続けます。





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きょう11月15日は横田めぐみさんが拉致された日です。(2021-11-15 08:13:35)

2021-11-15 09:05:18 | On the Road
・・・きょう11月15日は横田めぐみさんが拉致された日です。
 救出できていないまま、44年目となりました。
 ひとりの人生の44年です。どれほど重いか。13歳だっためぐみさんは、いま57歳です。

▼そして、いったい何人が拉致されているのか、いまだに分かっていません。
 分かりませんが、ほぼ毎日のように、日本国民が拉致された日が来ていると思われます。
 たとえば、めぐみさんが拉致された同じ年のおよそ2か月前、9月12日には、能登半島で久米裕(くめ・ゆたか)さんが拉致されています。



▼わたしたちは誰しも例外なく、「戦前の日本は悪い国だったが、戦争に負けて民主主義となり、むしろ良くなった」という歴史観を子どもの頃からずっと教え込まれてきました。
 しかし永い歴史でただ一度だけ、敗戦によって外国軍に占領されるまでの日本においては、自国民を隣国に奪われたまま、しかも破綻国家の小国に囚われたまま、44年も、軍による救出作戦を実行することなく座視することは決して無かったでしょう。

 上記のことはイデオロギーではなく、事実です。
 わたしたちが立場の違い、考えの違いを乗り越えて、冷厳な事実に立つことが、どんなに必要か。
 根本的には、この大転換だけが拉致被害者を救う、横田めぐみさんの命もどの拉致被害者の命も、祖国に取り返す本道です。
 それこそを考える日ではないでしょうか。

▼まもなく国会へ向かいます。

 冒頭の写真は、国会議事堂のなかの控え室です。
 議事堂の部屋は、各政党の議席数の消長によって、割り当てが変わります。
 現在の参議院では、この控え室は自由民主党に割り当てられ、ここで議員総会が開かれます。また朝一番に開かれる国会対策委員会もこの部屋です。

 写真は、先日に閉会したばかりの特別国会で、どなたよりも早く議員総会の部屋に入ったときです。そのために、まだ無人です。
 かつて国会対策委員会に属していたときは、どんなに朝早くとも、誰よりも早く、これと同じ無人の部屋に入っていました。
 こうした見えない積み重ねが、無駄にしか見えないであろう積み重ねが、めぐみさんら拉致被害者の救出にも繋がるかも知れない、逆に言えば、地道な努力があってこそ、絶望を超えられる道が残ると考えています。

 国会には、こうした見えない努力は絶対にしない議員も居ます。
 西暦2002年に5人の拉致被害者だけ帰ってこられたとき、そのときだけテレビに映るように、横田滋さん、早紀江さんらご家族が涙ながらに記者会見をなさっている場に来た人も居ます。
 その人がいま、著名な知事になっていたりするのが現実です。
 しかし、他人を批判するよりも先決なのが、みずからの実際の振る舞い、行動だと考えています。
 大胆な思考、戦術戦略を秘めながら、こつこつ、主権者にすらごく一部からは脅されたり、罵られたり、中傷されたりもしながら、黙々とやっていきます。
 天はすべてを見ていると、信じつつ。




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